ZooPark

勉強は本当はたのしいぞ。好きなところから読んでね。

                         管理人の所在地;埼玉県志木市館志木ニュータウン内 ;      © 2017 Studio Rabotati All Right reserved

 
  

動物園にようこそ

ここでは、実際の動物にはさわれないけど、動物について色々なことが学べます。まず、ここで取り上げた動物達のリストを下に示します。クリックしてもらえばそこに飛びます。これからも数を増やしていきますのでお楽しみに。
昆虫館へもようこそ水族館植物園も面白いも増やしていきましょう。

Kid's Roomへ戻る
動物園にようこそ
植物園も面白い
昆虫館へもようこそ
水族館へもようこそ
古代の海への大冒険
恐竜の世界-中生代をのぞいてみよう
人類の発展
宇宙のお話

動物たちのリスト >  
ライオン ネコ科 オオカミ イヌ ゾウ サイ
コアラ ハダカデバネズミ 両生類 カエル
ヘビ
コウモリ ワニ クジラ ラクダ
アリクイとナマケモノ
カメ ウミヘビ 単孔類 有袋類 飛べない鳥達 カモノハシとハリモグラ
変わった動物 一番強い動物
ダイオウグソクムシ ボノボ テナガザル ヒヒ コモドオオトカゲ

Kid's Roomへ戻る
裸坊達の部屋

ライオン        lion

lion
獅子ともいう。英語はもちろんlionです。ライオンはどこに住んでいるのかな。アフリカのサバンナという草原です。アフリカの東側(がわ)だね。アフリカは広い。北側は大分部が砂漠(さばく)。サハラ砂漠です。西のコンゴの当たりには大密林(だいみつりん;ジャングル)がある。トラはジャングルに住むけどライオンは草原でないと住めない。ただし、トラはアフリカにはいません。古代にはライオンは、アフリカ以外でも、ヨーロッパ、中東(ちゅうとう)、インドあたりまで広がっていたことが分かっている。現在でもインドには500頭余りのライオンが生息している。お正月に見る獅子舞(ししまい)は、ライオンを見たことがない人が伝説をもとに想像してかいたのでしょう。ライオンがもとだけどあまり似てないね。ライオンが今インドとアフリカにいることは、昔はずっとその間の地域にも住んでいたということだね。
写真はインドライオンですが、今では貴重な絶滅危惧種だ。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ネコ科

ネコ科の動物達はどれも、肉食で獰猛(どうもう)なハンターとしての素質を備えています。可愛い飼い猫もライオンやトラと同じ、食肉目ネコ科という分類に含まれるのです。でも、ライオンもトラも子供の時は可愛いですね。ネコ科の動物には、飼い猫、ヤマネコ、ライオン、トラ、ヒョウ、チータ、ジャガー、ピューマ(アメリカライオン)、ウンピョウ等たくさんの仲間がいますね。
tiger でも、皆さんが良く知っている猫(ねこ)は、食肉目ネコ科ネコ属に分類されるヨーロッパヤマネコが家畜化されたイエネコのことです。ということはヤマネコなんていうのはイエネコとは似ていても別の種類なんですね。ネコ科の動物は獰猛なハンターだから小さくても結構危険だね。
ネコは人に良くなつくため、犬と並んで世界中でペットとしてたくさん飼われていますが、人の役に立つ仕事はほとんどしてないですね。ゴロゴロら昼寝(ひるね)ばかりしていてエサをタダでもらっていい御身分ですね。君たちの中にも今度生まれ変わったらネコになりたいなんて思っている人もいるかな。
ネコが家畜化されたのは、農業が始まって、収穫した穀物(米や小麦)がネズミに食べられる被害が増えたからと考えられています。日本でも江戸時代まではネコの役割はネズミを捕ることです。ハムスターを飼っている人は気をつけて下さい。ネコはスキがあれば捕まえて食べてしまおうとしているはずです。
tiger写真は東武動物公園のwhite tigerです。トラもネコ科の動物ですね。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ラクダ

ラクダは、砂漠の舟(ふね)とも言われ砂漠地帯ではなくてはならない生き物だったのです。自動車の無かった時代、商人たちはラクダの背中(せなか)に荷物(にもつ)を積んで、東西の貿易(ぼうえき)を行いました。ローマ(今のヨーロッパ)とインド、中国をつなぐ道、シルクロードをラクダで往復(おうふく)したのですね。
これらの人々は必ず砂漠を通らねばならないのですが、水も食料もない砂漠を通過することは大変だったんですね。ラクダは馬と異なり途中で水や食料が無くても、背中のコブに蓄(たくわ)えた養分(ようぶん)を使って何日も我慢して歩き続けることができるのですね。
ヒトコブラクダヒトコブラクダ フタコブラクダフタコブラクダ フタコブラクダ写真は東武動物公園のフタコブラクダです。
ラクダ(駱駝)は、哺乳類・ウシ目(偶蹄目)・ラクダ科・ラクダ属の動物で、西アジア原産で背中に1つのこぶをもつヒトコブラクダと、中央アジア原産で2つのこぶをもつフタコブラクダの2種が現存しています。砂漠などの乾燥地帯にもっとも適応した家畜であり、古くから乾燥地帯への人類の拡大に大きな役割を果たしているのです。
ラクダ科の祖先はもともと北アメリカ大陸で進化したもので、200万年から300万年前にベーリング海峡(その時は陸地として繋(つな)がっていた)を通ってユーラシア大陸へと移動し、ここで現在のラクダへと進化したようです。北アメリカ大陸ではラクダ科は絶滅ししましたが、パナマ地峡を通って南アメリカ大陸へと移動したグループは生き残り、現在でもリャマやアルパカ、ビクーニャ、グアナコの近縁4種が生き残っています。
リャマリャマ アルパカアルパカ グアナコグアナコ ビクーニャビクーニャ

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

アリクイとナマケモノ

アリクイ(蟻食)は、アリやシロアリを食べることからアリクイ、英語でもアントイーター(anteater)と呼ばれているんだ。アリを食べるため独特の形の口をしているね。ミミズのように細長い舌で、粘着力のある唾液(だえき、つばのことだ)で、餌のアリを舌に粘着させて食べるんだ。もちろん噛(か)まずに丸のみだ。だから虫のように小さな餌(えさ)かペースト状の餌(飼育する場合、そんなに沢山のアリは用意できないしね)しか食べることができない。
オオアリクイオオアリクイ     ヒメアリクイヒメアリクイ
***大アリクイ体長1m程度とは大きいけど、ヒメアリクイは15~20cm程度の可愛い動物。****
前足の第3指は強大な鉤爪を持ち、蟻塚(ありづか)を崩(くず)したり、木に登ったり、捕食者と戦う武器として使う。群は作らず、単独か母子で行動する。野生のアリクイは1日に約3万匹のアリを捕食していると言われる。威嚇するときに仁王立ちのようなポーズをとる。
メガテリウムメガテリウム     怒ったアリクイ怒ったアリクイ
今は絶滅してしまったけど、アメリカ大陸には巨大なメガテリウムというアリクイの仲間がいたことが化石から分かっている。ナマケモノの先祖かも。右のアリクイは怒(おこっ)て相手を威嚇しているんだ。でもあまり怖くないね。可愛い感じだ。
アリクイに近い動物にナマケモノがいる。英語ではsloth、ナマケモノという意味らしい。一生懸命生きている動物にナマケモノなんてひどい名前だね。ほとんど一生、木にぶら下がって暮らしている。動きは緩慢(おそいこと)だけど、泳ぐことは得意らしい。生息地のアマゾンのジャングルは雨が多く、しょっちゅう洪水が起こるからね。
ナマケモノ     ナマケモノ     ナマケモノ

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

単孔類

カモノハシカモノハシ   ハリモグラハリモグラ
単孔類(たんこうるい)は非常に珍しい哺乳類で、単孔というのは一つの穴(あな)という意味。つまり、「おしっこ」と「うんこ」が同じ穴(あな)から出るんだ。おかしいと思うかな。でも鳥さんもそうだ。空を飛びながら君たちの頭の上に「おしっこ」と「うんこ」の混じった白いふん?をポタっと落とすでしょう。更に、単孔類は鳥のように卵を産んで、生まれた子供におっぱいを与えて育てるんだ。でも、鳥にはおっぱいは無いね。でも、この母乳は乳首がなく体の中の乳腺からじわっーとしみだしてくるんだ。だから進化の相当早い時期に最初の哺乳類が誕生したあたりで、枝分かれした動物だろうとみられている。実際約2億2500万年前に、出現したとされる最古の哺乳類のアデロバシレウスは卵を産んでいたと想定されています。 アデロバシレウス 単孔類のなかまは、カモノハシの仲間とハリネズミの仲間の2つしか現存しておらず、非常に希少な存在だ。しかも分布がオーストラリアとニューギニアにしか生息していない絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)。カモノハシは名前の通りカモ(鳥の仲間)の嘴(くちばし)のような口だけど、鳥とは縁もゆかりもない。一方の、ハリモグラ類はくちばしを持っていない。何はともあれこの2つの哺乳類は非常に特殊な生き物であるけど、我々の遠いご先祖様から枝分かれした生きた化石だということ理解しておこう。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

有袋類

君たち有袋類(ゆうたいるい)て何か知っていますか。普通君たちが動物園で見る有胎盤類(ゆうたいばんるい)と異なり、お母さんのおなかの中で赤ちゃんが十分大きくなれないため、未熟な状態で生まれた子どもを、育児嚢(いくじのう)で育てる。育児嚢はお腹(おなか)にある袋で、中には乳首(ちくび)があり、子どもはこれをくわえて母乳を摂取する。恒温動物ながら有胎盤類に比べ体温調節機能がやや低いが、カモノハシ目(単孔類)の動物よりはその機能が高いといわれてます。
有袋類と真獣下綱(普通の哺乳類)とが分岐したのが1億2500万年以上前であるといわれている。1億4000万年前の白亜紀に入ると、西ゴンドワナ大陸がアフリカ大陸と南アメリカ大陸に分裂し、その間に大西洋が成立した。また、東ゴンドワナ大陸は、インド亜大陸及びマダガスカル島と、南極大陸及びオーストラリア大陸に分裂しました。中生代白亜紀末(6500万年前)にはアフリカから南米、南極、インド、オーストラリアの各プレートが離れたとされている。6000万年前には南アメリカの有袋類の祖先が当時陸続きであった南極を経由して同じく陸続きのオーストラリア大陸に移住して様々な有袋類へと進化することとなりました。南極大陸は3500万年前には完全に孤立し、オーストラリア大陸も孤立することとなった。この分裂が、オーストラリア大陸でのその後の単孔類の生き残りや有袋類の独自進化につながることになります。
オポッサム 一般に有袋類はオーストラリアに生息するものがよく知られるが、オポッサムは北アメリカ大陸から南アメリカ大陸にかけて生息します。このオポッサム科の種数は70種以上と、有袋類のなかで最大の成功種です。 有袋類は有胎盤類より先に出現し、その後に現われた有胎盤類により生態系の位置を奪われました。しかしオーストラリア大陸と南アメリカ大陸は他の大陸から遠く隔絶していたため、ユーラシア大陸の有胎盤類はこの2大陸に侵入できず、この地域のみ有袋類の世界が生き残りました。オーストラリア大陸は隔絶状態が続いたために、現在でも有袋類は生態系の重要な地位にあります。しかし、南アメリカ大陸は大陸移動の結果、北アメリカ大陸と陸橋で300万年前頃に接続し、これを通って侵入した有胎盤類によって、有袋類中心の生態系は崩壊してしまいました。 しかし、オポッサム類だけは生き残り、逆に陸橋を通って北アメリカ大陸に進出しています。
有袋類の化石が世界中から見つかることから、有袋類はかつて世界中の広い地域に生息していたことが知られているが、現在では主にオーストラリア区(オーストラリア大陸とパプアニューギニア等)および新熱帯区(南米大陸)にのみ生息し、オポッサム類のみが新北区(北米)に進出しています。オーストラリアでは、競争相手となる他の大形哺乳類がいなかったため、他の地域では見られない多様な有袋類が生息しています。
フクロオオカミフクロオオカミ(絶滅?)   タスマニアンデビルタスマニアンデビル(絶滅?)
かつてはフクロオオカミのような大型の肉食有袋類がオーストラリアに生息していましたが、人間が持ち込んだイヌ(野生化したものをディンゴとよぶ)などとの生存競争に敗れてしまいました。フクロオオカミは1936年に死亡した個体を最後に、生存が確認された例はなく、絶滅したと考えられています。同じくオーストラリアの南側の島タスマニア島にいたタスマニアンデビルも絶滅したものとお思われます。
また、長らく他の大陸から孤立していた南米大陸には巨大な犬歯を持った肉食有袋類のティラコスミルスが生息していました。しかし地殻変動によって北米大陸と繋がると、北米に生息していた同じく巨大な犬歯を持つ肉食有胎盤類のスミロドン(サーベルタイガー)が南米に流入し、生存競争に敗れて300万年ほど前に絶滅したと言われています。
ティラコスミルス→ティラコスミルス   スミロドンスミロドン
カンガルーはとても面白い。カンガルーの真似(まね)をして動いてみよう。カンガルーはいつも2本足で立っているけど、必ず2本の足をいっしょに動かし、ピョンピョンと飛ぶでしょう。人が歩くみたいに両足を交互(こうご)に動かすことは無いよ。君達も足を縛(しば)って歩いてごらん。こんな移動をする動物他にいないから良く観察してごらん。後ここにはないけど有袋類はコアラが有名だね。
tiger写真は東武動物公園のKangarooです。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ゾウ        elephant

恐竜が絶滅してからしばらくすると、哺乳類が適応放散(てきおうほうさん)と言って世界中に広がります。氷河時代は森林が減少し草原が出現します。それとともに哺乳類もどんどん巨大化して行きます。象(ぞう)もその中の代表選手ですね。でも、ゾウ以外にも大きな哺乳類は色々いたみたいです。
毛サイ毛サイ
インドリコテリウムインドリコテリウム
デイノテリウムデイノテリウム
毛サイも氷河時代にいた哺乳類。マンモス象と同じころに生きていました。インドリコテリウム(バルキテリウムとかパラケラテリウムとも呼ばれるが同じものかどうか良く分かっていない)というサイの仲間はゾウよりも大きくキリンよりも背が高かったようです。サイの仲間ですが、角はなく、首と脚が比較的長く、体重は約15~20トンに達したと考えられる。これらは最大級のゾウ目であるデイノテリウムを超えています(100万年前にいたらしい)。
マンモスマンモス
マンモス象は、シベリアの凍土の中から毛や一部肉のついた化石も発見されていて、現生人類と共存していた時期もある。絶滅の理由は色々と考えられているが、人類が狩り尽くしてしまった可能性も高い。雑煮(ぞうに)にして食べちゃったのか。
日本にも何種類かのゾウがいたらしいが、野尻湖発掘で有名なナウマンゾウが有名。旧石器時代に人間たちが狩りをして食べていたらしい。
ナウマンゾウナウマンゾウ
現在生存しているゾウは、おおきく分けて、アジアゾウとアフリカゾウの2種類。アジアゾウはおとなしく人間の仕事を手伝ったり、サーカスの人気者。アフリカゾウはチョット気が荒いようで、家畜には向かないようです。
アジアゾウアジアゾウ アフリカゾウアフリカゾウ

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

サイ

白サイ白サイ   黒サイ黒サイ
白サイ、クロサイはアフリカのサイだ。
インドサイインドサイ   スマトラサイスマトラサイ
サイ(犀)は、奇蹄目サイ科に分類される動物の総称と言われるけど、サイと言えば鼻の上に角(2本か1本)を持った、走る戦車みたいな動物だ。世界には5種のサイが現生していると言われている。アフリカ大陸の東部と南部のシロサイとクロサイ、インド北部からネパール南部にかけて生存しているインドサイ、マレーシアとインドネシアの限られた地域にいるジャワサイ、スマトラサイの5種だ。今のサイは体毛がないか、或いはとても薄く、寒冷地域には分布していない。 でも氷河時代には厚い毛の生えた「ケサイ」は、厚い毛を持ったマンモスと並ぶ氷河時代を生き抜いた2大成功種だ。どちらも環境に適応し、繁栄した。人間たちが食べつくさなければ、今でも世界中に象(ゾウ)と犀(サイ)は沢山いることになったかもしれない。
ジャワサイジャワサイ   毛サイ毛サイ
サイ科の仲間の奇蹄目は、始新世から漸新世(恐竜が絶滅して哺乳類が天下を取るまでの時代)にかけて繁栄し、240属と多様性を誇った成功種だった。サイの祖先たちは、世界中のほぼ全ての地域(可住域)に分布した。特に漸新世には陸上哺乳類史上最大の種(パラケラテリウム)が現れるなど、繁栄を極めています。しかし中新世以降は地球の寒冷化と人類の登場によって多くの種が絶滅し、狩猟と乱獲、農業開発によって、現在の分布になったと考えられています。 アフリカにいる白サイと黒サイは良く似ています。シロサイは体長約4m、体重3ton、皮膚が非常に分厚く硬質で、1.5〜5cmの厚み、格子構造のコラーゲンが層をなしており、あらゆる動物の中でも最硬といわれ、肉食獣の爪や牙を容易には通さないらしい。他のサイも同じだ。まさに歩く装甲車(そうこうしゃ)だね。
サイは始新世前期、約4700万年前に他の奇蹄目から分岐したらしい。角のない小さなサイの祖先のヒラコドン科の種は犬程度の大きさだったが、最大のパラケラテリウム(Paraceratherium)で、体長10メートル体高7メートル体重15トン程度と推定されており、これは史上最大の陸上哺乳類であろうと考えられています。首が長いのでキリンのように木から葉を食べたと思われます。でも、この科が今のサイ科の祖先だと想定されてます。パラケラテリウムは、およそ3600万 - 2400万年前(新生代第三紀の始新世末期から漸新世後期)に、ユーラシアの広い範囲に生息していた、史上最大の陸生哺乳類と考えられています。 インドリコテリウム(上野の科学博物館にあった)とかバルキテリウムと言う呼び方で知られている巨大哺乳類も多分同じものと想定されています。
パラケラテリウム   パラケラテリウムパラケラテリウム

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

右の図は牛の消化器官(しょうかきかん)を表しています。 牛の消化器官 牛は、草食動物の中でも最も進化して繁栄(はんえい)している種です。イネ科の硬い草でも食べられるように消化器官が特別に進化して、胃が4つもあるんです。その中に特別の微生物を飼(か)っていて、草の中のセルロースという成分を消化してもらうのです。だから牛は微生物がいなくなると草を食べれなくなり死んでしまうんだ。人間には胃は一つしかありません。だけど牛は4つも胃があるので、一度食べた草を胃からもう一度口の中に戻(もど)してモグモグとかんで楽しんでいるんです。
哺乳類は、植物が作った栄養のうちデンプンは消化できますが、良く似(に)た分子のセルローズは消化できません。だからたいていの草食動物はおなかの中に微生物を飼って消化してもらうのです。特に牛の消化器官は特別立派で大きな体な中にものすごく大きな胃と腸がぎっしりと詰め込まれています。つまり、牛は大草原で生き延びるために進化した大型の哺乳類ということです。
オーロックスオーロックス ホルスタインホルスタイン
牛は人類の歴史なかなり初期から家畜化が進んでいたようです。オーロックスという牛は最初に家畜となった牛と考えられています。今の牛と良く似てますね。性格が温和で一日中草を食べている牛は昔から人間のお友達になれたのでしょうね。ホルスタインという牛はミルクをたくさん出すように改良された品種でみなさんが牧場など見るのはたいていはこれですね。
ヤクヤク   アメリカバイソンアメリカバイソン
上の左側のヤクはチベット高原の気候に適応した牛の仲間。寒い所に適応しているんだね。バイソンはアメリカとヨーロッパにいる野生の牛。気が荒いせいか家畜にはできなかったんだね。
ところで、本当のことを言うと、牛の家畜はそんなに簡単ではなかったかも知れないのです。オーロックスという牛の先祖は、今の牛よりも体は大きくて、草原ではとても強い強者なのです。ライオンでも集団で襲わないと反撃を受けてとても危険。恐竜で言えばトリケラトプス見たなものか。西欧では今でも牛は強いものの象徴となってます。スペイン闘牛士でもオーロックスが相手では勝てないかも。だから牛がどのようにして家畜化されたかは結構謎が多いのです。
アジア水牛アジア水牛   アフリカ水牛アフリカ水牛
 スイギュウはアジアでは家畜として飼われている。アフリカスイギュウとは違う種類です。アフリカスイギュウの方は家畜化はできませんでした。野生の動物で家畜として利用できたのは極めて限られた種類だけなんです。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

馬の進化

ヒラコテリウム(Hyracotherium)は始新世(ししんせい)に北アメリカ大陸およびヨーロッパ大陸に生息していた哺乳類。現生するウマ科動物の最古の祖先と考えられており、エオヒップス(Eohippus)という別名(シノニム)でも知られています。和名は「あけぼのウマ」。ヒラコテリウムは約5200万年前にはすでに北アメリカ大陸で生活していたとされ、体はキツネと同じくらい。
馬は、草原が増えるに従って体を大きくし、指の数を減らしていく。現在の馬は1本指で走るんだね。馬の仲間には普通の馬の他、ロバ、シマウマが含まれる。また、ラバはオスのロバと雌の馬との交雑種。
ロバロバ   シマウマシマウマ
****ロバは体は馬より小さいが賢(かしこ)くて働き者だ。シマウマは馬とはいうけど、むしろロバに近い動物らしい。シマウマはどうも家畜としてはうまく行かなかったらしい。*****
馬の家畜化(かちくか)とは、人間が馬を家畜として飼い慣らすこと。ペットとしてではなく、人間の役に立つ存在としてだね。馬の家畜化は紀元前4000年頃に現在のウクライナで始まったと考えられています。多分食肉を得る目的で家畜化されたので、馬の背に跨る騎乗(きじょう)の技術はモンゴルで編み出されたようだ。内燃機関(自動車のことと考えて良い)の登場以前の世界では最速の陸上移動手段であった。
***チョット英語の勉強をしよう。馬は"horse"(ホース)だね。でも、シマウマは"zebra"(ゼブラ)で全然違う。英語を話す人たちにとってはシマウマは馬でないのかもね。ロバは"donkey"'(ドンキー)。このぐらいの英語は覚えておいて損はない。では、竹馬は。"stilts"(スチルツ)。これは私も知らなかった。もちろんこれは動物の馬ではない。2本一組だから最後に"s"がつくんだ。walk on stilts=竹馬で歩くです。

馬が家畜化されたと考えられる紀元前4000年という時期は、ヤギ・ブタ・ヒツジ(紀元前8000年頃に家畜化)や、ウシ(紀元前6000年頃に家畜化)に比べるとかなり遅れている。馬は主にステップ気候の寒冷な降雪地帯の草原に棲息しており、また、ウシ等の反芻動物に比べて消化能力や食性が低く太り難(にく)いため、食肉用の家畜としてはあまり適していなかったためだ。ウクライナの草原地帯に進出した人類は紀元前5000年頃、他の地域から連れてきたウシやヒツジを家畜として飼育していたが、この地域は降雪地帯であり、雪の下にある草を食べる習性のないこれらの動物は人の助けがなければ飢死してしまう。ところが、馬を見れば、蹄(ひずめ)で雪をかきわけて草を食べている。そこで、人類は馬を家畜化する事を思いついたらしい。そう、馬は牛と比べて寒い気候を好む傾向があるんだ。
馬の進化   馬の進化
****左はモンゴル初代皇帝のジンギスハーン、右はコサックの英雄****
でも、馬は食べるためよりももっともっと役に立つことが分かって来る。荷物を運んだり、畑を耕したり。でも、一番重要な利用は自動車の代りだ。馬の背に跨る騎乗(きじょう)の技術はモンゴルあたりで編み出されたようだが、戦争で大活躍。騎兵の登場だね。ジンギスカンのモンゴルが大帝国を築(きず)いたのも、コサック騎兵を使ったロシアが大きな国を作り上げたのも騎兵の活躍があったからだね。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

コアラ        koala

koala

コアラはどこの国に行けば見ることが出来ますか。コアラの一番好きな食べ物は何でしょう。コアラはオーストラリアだけにいる珍(めずら)しい動物です。カンガルー、ワラビーもオーストラリアだけにしかいない動物。これらの動物は有袋類(ゆうたいるい)といっておなかにポケットを持っていてその中で子供を育てます。また、カモノハシやハリモグラは単孔類(たんこうるい)といわれるさらに変わった動物でこれもオーストラリア大陸独特のものです。哺乳類(ほにゅうるい)なのに卵を産むのです。動物園で見る他の哺乳類の動物は有胎盤(ゆうたいばん)類といって、お母さんのおなかの中で赤ちゃんを育てます。哺乳類は、トラや象(ぞう)やシマウマなどです。蛇(へび)やワニやカメは爬虫類(はちゅうるい)、カエルは両生類(りょうせいるい)です。ところで、コアラの好きな食べ物分かりますか。ユーカリの葉です。他のものは食べません。逆に他の動物でユーカリの葉を食べる動物はいません。ユーカリの葉には毒(どく)が含(ふく)まれているからです。コアラは腸の中に特別な微生物を飼(か)っていて、ユーカリの葉の毒をなくして、消化を助けてもらっているのです。コアラはユーカリがないと生きて行けないのです。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ハダカデバネズミ        heterocephalus

みなさん。ハダカデバネズミという動物を知っていますか。体は普通のネズミ位の大きさで毛がほとんどなく、皮膚(ひふ)がそのまま見えてきれいなピンク色の体をしています。アリの巣(す)みたいな巣穴(すあな)を地面に掘(ほ)って、ありと同じような社会生活をしているのです。なんせ女王アリならぬ女王ネズミ一匹が群(むれ)全体を支配?しており、子供をつくるのはこの女王ネズミに限(かぎ)られる。他のネズミは働きネズミ、せっせと子供たちの世話をします。昆虫(こんちゅう)ではこのような社会生活はアリのほか、ハチやシロアリの仲間も知られていますが、哺乳類では、ハダカデバネズミとこれと良く似たダマラランドデバネズミだけです。こういう生活スタイルを真社会性と言います。
lion lion
左;ハダカデバネズミ、右;ダマラランドデバネズミ

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

オオカミ        wolf

wolf  オオカミは犬の先祖(せんぞ)と考えられていて、日本では昔は神様としてあがめられていました。アイヌ等の狩猟(しゅりょう)民族では、今でも神格化(しんかくか)されています。農業を中心に生活している人たちにとっては、オオカミはシカやイノシシなど畑を荒らす動物を狩(か)ってくれるのである程度役に立っていたのですね。明治になってからは、家畜を襲(おそ)うこともあって積極的に駆除(くじょ)するようになり、今では絶滅(ぜつめつ)してしまいました。
ヨーロッパの童話(どうわ)では、「赤ずきんちゃん」、「オオカミと三匹の子豚(ぶた)」、「オオカミと7匹の子ヤギ」などオオカミは悪役で登場しますね。ヨーロッパでは、農業と畜産(ちくさん)が一緒に行われるので、羊やニワトリを狙(ねら)うオオカミは大変嫌(きら)われ者です。オオカミの方だって、森の動物達を人間が狩り尽くしてしまったから、食べ物を求めて人里近くに現れるようになったこともあるのですが。
一方「ジャングル・ブック」や「もののけ姫」などに出て来るオオカミは、人間の子供を育てたりして、感情(かんじょう)細やかな優(やさ)しい面もえがかれていますね。オオカミはお父さんとお母さんを中心に数匹の群れで家族生活しています。「オオカミ王ロボ」は、シートンの動物記に出て来るヒローで、オオカミに気持ちになってかかれています。
オオカミは世界中に分布していて、地域によって少しずつ異(こと)なっています。日本にいたオオカミは日本オオカミと呼ばれます。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

イヌ      dog

秋田犬 ドーベルマン チワワ
イヌはずいぶん外見の異(こと)なるいろんな種類の犬がいるね。でも、どれもイヌという1つの種なんだ。上の写真は、とても小さくてかわいい「チワワ」、大きくて怖そうな「ドーベルマン」、人懐(ひとなつ)っこくて優しそうだけど、本当は強い秋田犬。他に、トイプードル、スピッツ、チンなんていろんな名前があるよね。
  イヌは、ネコ目(食肉目)- イヌ科- イヌ属に分類される哺乳類の一種です。犬がネコ目というのは犬好きの人には気に食わない分類ですが、進化の系統樹からはこうなるのでしょうか。すると犬と猫は共通の先祖から進化した言うことでしょうか。
皆さんが親しんでいる普通の犬は、古く日本ではヤマイヌ(狼)に対して「イエイヌ」とも言っていた。ということは昔、日本にはオオカミだけでなくヤマイヌもいたんでしょうか。あるいはオオカミとヤマイヌは同じもので地域によって呼ぶ方が違っていたのかも知れません。でも、家犬の先祖もオオカミだったともいわれてますので動物の分類は結構ややこしいですね。
イエイヌは種としては一種しかないのです。体重が100㎏ぐらいある大きな犬も1kgぐらいのコーヒーカップに入ってしまう、チワワみたいな小さな犬も、どちらも同じ犬と言う種なんです。人が長い時間かけて品種改良してこうなってしまったんです。
  犬は英語ではdog(ドッグ)。ロシア語では、Собака(サバーカ)、中国語では、狗(ゴウ)。ところで「狗」という字見たことありませんか。そう、鼻高(はなたか)怪人(かいじん)の天狗(てんぐ)さんです。天狗が中国から日本に伝わる前にはどうも犬の姿をした怪物だったようです。中国のインチキ肉屋さん。「羊頭狗肉(ようとうくにく)」という言葉があります。羊の肉は高級で人気があります。店の看板には立派な羊の頭を見せて、客には羊と思わせて、実際には野良犬を捕まえて犬の肉を売るんですね。見掛け倒しという意味にもなります。 また、広義の「イヌ」として海外では、イヌ科に属する動物(イエイヌ、オオカミ、コヨーテ、ジャッカル、キツネ、タヌキ、ヤブイヌ、リカオンなど)をまとめてイヌ言うこともあるようですが、日本ではあまり一般的ではありません。
ミアキス イヌとネコの共通祖先は、約6500万年前~4000万年前頃にいたミアキスという動物。イタチに似た20~30センチの獣(けもの)で、ヨーロッパから北米にかけて生息していたようです。ミアキスはその後、食肉目という一大グループをつくり、イヌやネコのほか、トラやオオカミ、キツネやタヌキ、クマやパンダ、アザラシやアシカなどへと進化していきます。ネコ目と言わずに食肉目という方が分かりやすいね。どれも肉食動物なんだ。ところがパンダだけは何故が肉食をやめて笹の葉を食べる平和主義者への大変身。
◆そしてイヌは草原へ、ネコは森へ・・・・
キノデスムス ミアキスが登場した新生代第三期の始め頃はまだ森林 が豊かでしたが、第三期の中期、3000万年前頃になると、寒冷化によりヨーロッパや北米の森林が縮小し草原地帯が広がっていきました。そこで、より地上生活に適応した体を持って登場したのがキノデスムスというイヌ科の祖先。一方、森の中に残った者たちはネコ科の祖先になっていきました。草原に追い出されたってことは、当時はイヌの先祖の方が若干弱者だった??でも、森から草原に追い出されていったのは人間様の先祖も同じだぞ。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

両生類       amphibian

皆さん両生類とはどんな生き物か知っていますか。代表的なものはカエルでしょう。君たちが知っているように地球上の陸地に最初に上陸してきたのが両生類ですね。最初といっても脊椎(せきつい)動物としてだ。両生類が後に進化して後に爬虫類や恐竜、哺乳類、鳥類などに進化していく。もちろん、昆虫等はもっと早くから陸に上がって、空も飛んでいたけど。だから、古生代の前半は両生類の天下だったわけで、色々な形の両生類が現れる。でも、カエルは両生類の中では特別うまく進化して生き残っている優等生なんだ。
アカントステガ イクチオステガ ディプロカウルス
古生代の石炭紀にようやく陸へ上がって来る脊椎動物の先祖。アカントステガ(左)もイクチオステガ(中)も良く似ていてどっちがどっちが分からない。何、色が違うって。復元図の色なんて作者が適当につけたもので、化石は骨しか残ってないんだよ。でも、その隣のディプロカウルス(右)はかなり個性的だね。この頭の格好どういう意味があるんだろう。
エリオップス プリオノカス プリオノスクス
左のエリオップスはよく見る絵だね。尻尾(シッポ)が取れれば少しはカエルに似て来るけど、ピョンピョン飛ぶことは無理だ。水の中に隠れていてエサの動物がやって来るのを待ち伏せ。ワニと似ているね。その右の二つはプリオノスクスというワニに似た両生類。ワニみたいに待ち伏せして獲物を捕らえるんだね。似たような環境で似たような生活していると形まで似て来る。こういうのを収斂進化(しゅうれんしんか)というのだ。プリオノスクスはどうも史上最大の両生類らしい(体長は5m以上あったようだ)。外見からは現在のワニとほとんど変わらない。
おおさんしょううお 左は日本にいるオオサンショウウオ。めったに見つからないので天然記念物に指定されている。なんだか本当に生きた化石みたいだね。日本では間違いなく最大の両生類だ。ほんとに石みたいにじっとしていて、ほとんど動かない。
アカハライモリ
アカハライモリは、お腹が赤い。この絵はかわいそうにひっくり返されてお腹が上になっているようだ。背中の側は黒いのだけど。

動物園にようこそ

カエル       frog

Kid's Roomへ戻る
ゴライアス ゴライアス オタマジャクシ
カエルは、両生類の中では最も大きな進化を遂げた動物だろう。陸上を移動するための重たい尻尾をさっさと失くし、後ろ脚の筋肉を発達させて跳躍する力を獲得した。ゴライアスカエルは世界最大のカエルだろう。アフリカ(カメルーン)に住んでいるらしい。右のオタマジャクシはウシガエルのもの。日本では最も大きなオタマジャクシだ。でも、ウシガエルは戦後日本にアメリカから移入されたもの。食糧難を解消するためだったとか。でも、オタマジャクシは可愛いので食べたいとは思わないでしょう。
カエルの変態
カエルはオタマジャクシから体の形を変える。これを変態(へんたい)という。凄いことだね。でも、君達だってお母さんのお腹の中でこんなことが起こっていたかもしれないんだ。
アマガエル モリアオガエル ヒキガエル
カエルは泳ぐのが得意だ。人が平泳ぎをするのはカエルをまねたのかも。手足に水かきをもっているので結構早いだろう。オリンピックなら金メダルものだね。
カエルも色々な種類がいる。一番左のアマガエルは一番よく見かけるかも。緑色の小さな可愛いカエルだね。その隣の緑のカエルはモリアオガエルという珍しいカエルだ。木の上に泡(あわ)の家を作ってその中に卵を産む。木は水たまりの上にないといけない。卵からかえったオタマジャクシは木の上から水の中に落ちないといけないから。天然記念物になっている。となりのヒキガエルも名前は良く聞くでしょう。でも、最近はなかなか見ることは少なくなった。ガマとかガマガエルともいう。
他にも、ウシガエルとかトノサマガエル、ツチガエルなんていうのあるから自分で調べてごらん。ペットショップに行けば外国の変わったカエルもあるかもね。でも、外国の動物を日本の自然の中に放しては絶対にダメだ。これは犯罪になる。


動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ヘビ        snake

みなさんは蛇足(だそく)という言葉を知っていますか。余計(よけい)なことという意味です。中国の昔の話です。
楚(そ)という国の人が先祖(せんぞ)を祭(まつ)る行事(ぎょうじ)をして、召使い(めしつかい)達に酒(さけ)を与(あた)えました。召使いたちは相談しました。「おおぜいで飲(の)むには足りないが、一人で飲むには充分(じゅうぶん)ある。地面に蛇(へび)の絵を描いて、一番先にできた者が酒を飲む事にしよう」。一人の蛇が真っ先に完成し、その男は酒を引き寄せて飲もうとして、左手に杯(さかづき)を持ち、「私はまだ足を描き足す余裕(よゆう)がある」と言って右手で蛇の絵に足を描き出したが、それを描き終わらないうちにもう一人が蛇を描(か)き上げ、杯を奪い取って、「もともと蛇に足はない。そなたに足を描けるわけがない」(蛇に足を描いたら、それはもう蛇の絵ではなくなり、描いた男の勝利は無効になる)と言って酒を飲んでしまった。おかげで、蛇に足を付けた男はついに酒を飲み損なってしまった。このことから「蛇足」とは、わざわざ余計な事までしてしまう意味の熟語となった。また、物事がうまく行っている時に、調子(ちょうし)に乗ってやたらに手を出すべきではないという教訓にもなっています。
この話も蛇足(だそく)かもしれませんが、ヘビは足がないことが最大の特徴(とくちょう)です。ヘビは爬虫類(はちゅうるい)です。両生類から進化したヘビの先祖も足があったはずです。トカゲの仲間が地中あるいは水中で生活するようになった時期があり、手足が退化したのだろうと言われています。でも、アシナシトカゲ(爬虫類)やアシナシイモリ(両生類)もいることが知られています。他にヘビ以外に脚がない動物はいますか。ミミズも足がないね。ヘビといえば「長い体」の次に「毒」が連想され、実際、有毒な爬虫類の99%以上はヘビが占めていると言われる。全世界に3000種類ほどいるヘビのうち、毒を持つものは25%以上。威嚇もなく咬みつく攻撃的で危険な毒蛇もいるので、不用意に近づくのは大変危険です。

ヘビは世界中に分布しておりたくさんの種類がありますが、最大のものはアミメニシキヘビとオオアナコンダで長さは9m位、体重100kg程度のものもいるらしい。日本にいるヘビは、アオダイショウ、ヤマカガシ、毒蛇(どくへび)のマムシ、沖縄の毒蛇ハブ、ウミヘビ等。海外の毒蛇ではコブラ、ガラガラヘビ等が有名。
アミメニシキヘビはインドや東南アジアに生息(せいそく)している。毒は無いのでペットとして飼育されることもある。食べる人もあるようで鶏の肉に似ているとか。大蛇とは大きな蛇のことです。ニシキヘビ、アナコンダ、ボア等が大蛇ですね。
オオアナコンダもアミメニシキヘビに負けずに大きな蛇です。南アメリカ大陸北部 アマゾン川流域に分布する。ボアと言う呼び方もあるけど、 オオアナコンダもボアの仲間らしい。
アミメニシキヘビ アミメニシキヘビ オオアナコンダ

ガラガラヘビは南北アメリカ大陸に生息する毒蛇。尻尾に楽器を持っていて、ガラガラと音をさせるのでガラガラヘビと名前がついた。英語ではrattlesanakeという。ガラガラヘビのことです。
コブラも、猛毒。頭の部分が平べったい独特の形をしているね。インドでは蛇使いがコブラに芸をさせている。危なくないように毒牙(どくが)を抜いているのかもしれない。
ハブは沖縄の蛇だ。いきなり襲(おそっ)てくることがあるから危険な蛇です。沖縄ではこの蛇を駆除するためマングースというイタチのような動物を移入したけどこれがまた増えすぎて鶏などを襲うので困っている。マングースとハブの対決ショーなんかあるけど、自然界ではマングースだって危険なハブには近寄らない。確かに一緒に檻(おり)に入れられると、マングースは簡単にハブをやっつける。
マムシは、日本本土の毒蛇。北海道から九州まで生息している。ハブよりは小さく毒は少ないと言われるが、野外を散策するときは気をつけた方がいい。
ガラガラヘビ コブラ 蛇使い

ハブ マングース マムシ

ヘビがどのように進化して足を失ったのかはよく分かっていないらしい。有鱗目(ゆうりんもく)というトカゲの仲間の一部から進化したと考えられています。1億4500万年前から1億年前の白亜紀(はくあき)前期頃出現したのだろうと推定されています。
四肢を失う進化(退化)自体はそれほど珍しいものではないようです。両生類にも無足類と言うのがいます。現生のトカゲ類においてもアシナシトカゲやヒレアシトカゲのように四肢が無いかほとんど無いいくつかの群があります。鳥類ではモアが前肢(翼)を失い、哺乳類ではクジラやイルカの後肢が退化しています。
地上での移動方法にはいくつかの種類があります。代表的なのは以下のものです。
1.蛇行
2. 直進(腹筋を動かして直進する)
3. 横這い(上半身を移動する方向へ持ち上げた後、下半身を引き寄せる(サイドワインダー)。

体形に合わせて内臓も細長くなっており、2つの肺のうち左肺は退化している。原始的なヘビほど左肺が大きい傾向にある。 蛇は片肺運転なのか。
視力は人間などに比べると弱く、現存する種にも目が退化したものは多い。ただし、立体的な活動を行う樹上棲種についてはこの限りではなく、視覚が発達し大型の眼を持っている種もいる。
ヘビの脱皮

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

コウモリ        bat

哺乳類(ほにゅうるい)で空を飛ぶことが出来るのはコウモリだけでしょうか。ムササビもモモンガも木から木へ上手に飛ぶことは出来ます。でもコウモリみたいにパタパタと羽(は)ばたいて長い時間飛ぶことはできませんね。コウモリの羽根は鳥の羽根とはずいぶん異なっていますね。みなさんはコウモリ傘(かさ)を知っていますか。普通みなさんが使っている傘(かさ)です。金属(きんぞく)の細い骨に布が張ってあるあれです。昔、傘の色は大体黒だったので傘を広げるとちょうどコウモリが羽根を広げたようになるのです。

恐竜がいたころには、空は翼竜という空を飛ぶトカゲが支配していました。ケツァルコアトルスというプテラノドンの仲間は羽根を広げると12mもあったことが化石から分かっています。ところで、コウモリの羽は翼竜の羽とよく似てますね。鳥の羽とはチョット違いますね。恐竜や翼竜が滅びて、鳥類が増えていくその合間を利用してコウモリは進化したらしいですね。コウモリは世界中で見られますが、人のいる場所ではあまり見られませんね。人間が一番の天敵(てんてき)なのかもしれませんね。コウモリも環境が良ければ、巨大なコウモリへも進化できたかもね。そんなコウモリならエサは蚊(か)等では足りないので、凶暴な肉食獣になっていたかもね。でも、コウモリは夜暗い時に活躍するのであまり目立たないけど、世界中でかなり繁栄(はんえい)している動物なのです。
ムササビムササビ   コウモリ
コウモリ   翼竜ケツァルコアトルス

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ワニ      crocodile, alligator

日本において「ワニ(鰐)」は、肉食性で水中生活に適応したワニ目の爬虫類の総称で、ワニ目は、「クロコダイル」「アリゲーター」「ガビアル」の3つの科に分類されます。英語では、crocodileと alligatorとの両方を使い分けています。ここで笑い話。「アメリカから日本に来た少女、日本に来て“Thank you”の意味で“ありがとう”と日本語で言いたくてワニをイメージして「アリゲーター」→「アリガトー」と覚えていたのですが、お菓子をもらって嬉(うれ)しくなって、「おー、クロコダイル、クロコダイル」と連発したそう。言われた方??ですね。アメリカの人、ワニを見てドッチがドッチなのか本当に分かるのでしょうかね。良く似ていますね。
ナイルクロコダイルナイルクロコダイル
「クロコダイル」の代表種はイリエワニやナイルワニといった大型の種で、「ワニ」の中でも最も獰猛(どうもう)な種類とされています。河川や湖、池沼、湿原などの淡水域だけでなく、種によっては汽水域や海洋にも生息し、アフリカ大陸、オーストラリア大陸北部、南北アメリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシア、キューバ、ジャマイカ、ドミニカ共和国、ハイチ、パプアニューギニア、フィリピン、マダガスカル西部などの世界各地に分布しています。日本で単に「ワニ」といってイメージされるのはほとんどがこの「クロコダイル」の種類で、人や家畜を襲う「人喰いワニ」とされるのも「クロコダイル」です。

アメリカアリゲーターアメリカアリゲーター
「アリゲーター」の代表種はミシシッピワニとも呼ばれるアメリカアリゲーターで、「クロコダイル」の構成種と比較すると温和な種類といえます。河川や湖、池沼、湿地などの淡水域に生息し、南北アメリカ大陸、中華人民共和国の長江下流域に分布しています。
「クロコダイル」と「アリゲーター」の外見上の最大の違いは頭部で、「クロコダイル」はV字型に先端が尖った口を持っていますが、「アリゲーター」はU字型に丸くなっています。カイマンというワニはアリゲーターの仲間。ペットとして飼われているものもおおい。

インドガビアルインドガビアル
もうひとつの科である「ガビアル」はインドガビアル1種のみで、魚を捕らえるのに適した細長い口が特徴です。クロコダイルの仲間という説もあります。とんがった口の形が独特ですね。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

クジラ-鯨     whale

クジラは、魚ではないですね。みんな知っていますか。海にすむ哺乳類です。少し小さいけどイルカもクジラの仲間です。海にすむ哺乳類他にも知っていますか。アシカ、オットセイ、アザラシ、セイウチ、トド。これらは少しですが陸に上がって歩くことが出来ますね。正確には歩くというより赤ちゃんのハイハイみたいなものですが。他の陸の動物達と違って自分の体を地面から持上げることが出来ないのですね。
シロナガスクジラシロナガスクジラ
これらと違って、クジラはもっと魚に近い形をしていますね。昔の人達は、クジラは魚の仲間と思っていたようです。では、魚との違いはどこにあるのでしょうか。まず、魚はエラ(鰓)で呼吸をします。水の中に溶(と)けている酸素を取り入れるのです。それに比べてクジラは、肺(はい)で呼吸(こきゅう)をします。私達人間と同じです。どんなに長いこと水の中にいても、必ずいつかは水面に出て来て呼吸をするのです。その時にクジラの潮吹きがみられるのですね。クジラが息をする時に一緒(いっしょ)に海水を吐(は)き出すのです。
 また、魚は尾びれを、左右に動かして進みますが、クジラは尾びれを上下に動かして進みます。みなさんは、水泳でバタフライという泳ぎ方を知っていますね。こんな感じで泳ぐのです。
マッコウクジラマッコウクジラ
クジラの先祖は、カバのような動物であったと考えられていますが、長い進化の歴史を経(へ)て、体の形が大幅に変わってしまいました。
鯨は音を使って互いに会話をするということが研究されています。そのうち研究が進むと人間とクジラが会話できるようになるのではと期待されています。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

亀カメturtle

亀(かめ)という漢字書けますか。カメは英語でなんて言うの。英語の定義では、カメ全般が「turtle」と呼ばれ、そのうち陸亀(リクガメ)を「tortoise」と呼んで区別します。セーターなんかで首の長いの「タートルネック」なんて言いますね。カメは、ワニや鳥、恐竜などと同じ時代から生息していてすでに今の形で生き続けています。また、色々な種類のカメがいます。
ゾウガメゾウガメはリクガメの代表だね。あなたは、ガラパゴスゾウガメを知っていますか。記録では、体重400kgを超え、体長は1.87mほどに達するようです。名前の通り、ガラパゴス諸島の固有種です。ガラパゴスはエクアドル領で、大陸と陸続きになった歴史のない諸島です(ずっと離れ小島だったわけ)。そのため独自に進化した動物が多いことで有名です。ガラパゴスゾウガメは植物食で、サボテンや草、葉、地衣類、果実などを食べています。彼らは水分のほとんどを露や樹液などから補給しているため、水なしでも6か月以上生きることができます。体内の脂肪を分解すると、副産物として水が生じ、飲まず食わずでも1年ほどまで耐えることができます。また代謝が非常に遅いことも特徴です。

ワニガメワニガメ ワニガメは、名前のとおりワニのように大きな口を持ったカメで、英名もAlligator snapping turtle(ワニのように咬みつくカメ)となっています。ペットとして輸入されて日本国内に持ち込まれました。しかし成長すれば1メートルほどにもなるので飼育は困難で、野生化した個体が定着してしまい、現在大きな問題になっています。口の中には小さくて細い、鮮やかなピンクをしたミミズのような舌があります。ワニガメは水中でこれをまるで小さな生き物かのように動かして、近寄る魚を捕食しています。ワニガメは産卵の時以外は常に水中にいます。しかも綺麗な川ではなく、池や沼のような濁った場所を好みます。つまり、人間のほうからそういった池や沼の中に足を入れなければ、絶対に接触しないわけです。もしワニガメを見かけたなら絶対に手を出さず、警察に連絡するようにしてください。ワニガメは自分の体より大きなワニ以外に天敵がいません。つまり日本では完全に無敵というわけです。

ウミガメ ウミガメは水族館で見かけますね。大変泳ぐのが上手です。でも砂浜歩くことは大変です。卵を産むために砂浜にやって来るウミガメは本当に大変そうです。やっと産んだ卵を鳥や人間たちに食べられたりしてウミガメはずいぶん減ってしまったらしいです。生まれたばかりのウミガメは小さな体で一生懸命砂浜から海に向かって歩きます。無事に海までたどり着いて欲しいですね。

ペットして飼われることが最も多いのはミドリガメでしょう。ミドリガメは20~30年は生きるとされる、とても長生きな動物です。一所懸命に泳ぐ姿や気持ちよさそうに日向ぼっこをする姿などは見ている者に癒(いや)しを与えてくれます。ここで、ミドリガメの上手な飼い方を調べて見ましょう。
ミドリガメ ミドリガメ
1.まず、適当な大きさの水槽が要(い)ります。水槽のレイアウトは基本的に水場と陸場の二つを作りますが、幼体と成体では微妙に違います。幼体ではやや水場のほうを広くしま 成体ではちょうど半々くらいのレイアウトにします。また子ガメは泳ぎが下手なのであまり水をたくさん入れません。溺れてしまう事があります。甲羅が隠れるくらいでちょうどいいくらいでしょう。
2.カメは変温動物なので動き出すためには日向ぼっこして体を温めることが必要です。体を乾かせて日光浴のできる陸地は必ず作ります。これはレンガやそこいらの石を使えばすぐにできます。その際に気を付けることは、ミドリガメが登りやすいように端っこを斜めにしてあげることです。段差がありすぎて登れないことがあると体力を消耗してしまいます。 また、ミドリガメが安心できるように隠れられるスペースも作っておくといいです。水草を浮かべてシェルターにするのもレイアウトが格好良くなりなかなか風流です。
3.水替(か)え
水深が浅い場合は水のろ過装置を付けられませんが、ある程度深いのであればろ過装置を付けたほうがよいでしょう。付けない場合は毎日水を交換しなければなりません。
4.飼育ゲージ
ミドリガメは成長するにしたがって体が大きくなりますから、それにあわせて飼育ゲージも大きくしていきましょう。また、なるべく広い容器で買ってあげましょう。
5.ミドリガメの餌(エサ)
ミドリガメは雑食性で、人間の食べるものなら比較的何でも食べるようです。ただし、お菓子やカマボコ・ハムなど糖分や塩分の多いものを与えるのはやめましょう。
6.ミドリガメの餌の与え方
餌は決まった時間に与えましょう。生後一年目までの子ガメは1日1回カメの頭と同じ大きさを与えます。それ以後は2日に1回、頭と同じ大きさの量を与えます。配合飼料は栄養バランスの優れた主食になります。ですから、なるべく配合飼料を与えるようにします。
初めから配合飼料を食べてくれる場合はそれでかまわないのですが、そうでない場合は魚の切り身や肉の切り身、生餌や乾燥イトミミズや乾燥エビなどを与え、徐々に配合飼料に移っていきます。配合飼料が主食の場合でも、生餌や切り身が主食の場合でも2日に1回レバーを与えると良いようです。エサの食べ残しがある場合は量が多すぎます。残した餌はすぐに取り出しましょう。水が汚れる原因になります。
しかしなかなか食べてくれないことも。
その時は他のエサから徐々に移しましょう。
■生餌
淡水魚(小魚)、ミミズ、イトミミズ、おたまじゃくし、エビ、ザリガニ、ナメクジ、カタツムリ タニシ、水生昆虫など。食欲のないカメには生餌を与えると効果的です。
■肉
鳥のささ身、魚の切り身、牛、豚、鳥レバーなど。
■植物
にんじん、キャベツ、小松菜、りんご、バナナ、アボガドなど。
■加工飼料
乾燥エビ、乾燥イトミミズ、乾燥アカ虫など。
なお、肉の脂身は食べさせてはいけません。白い糞をするのですが、これが厄介です。
水質がめちゃくちゃ悪くなります。まるで石鹸を溶かしたみたいに水面が泡立ちます。
7.ミドリガメの日光浴
日光浴は必ず行いましょう!カメには日光浴が必ず必要です。カメは日光に含まれる紫外線を浴びることによって骨や甲羅の形成をしていますが、これをしないとビタミンDを体内で合成することができず、甲羅の変形や軟化などをもたらします。カメは変温動物ですので自分で体温を上げることができません。午前中に日光浴をすることによって体温を上げ活動に備えます。ですから最低週3回は日光浴をさせます。
夏場、長時間日光に当てていると、温度が上がりすぎてカメが死んでしまいます。水槽の温度は日中26度~30度、夜は18~23度くらいに保つようにしましょう。40度を超すと泡を吹いて死ぬことがあります。
8.保温について
カメは変温動物ですから、ちゃんと保温してあげるようにしましょう。保温にはスポットライトを用います。専用のスポットライトを甲羅干しをする岩場に当たるように設置します。 9. さわっても大丈夫? ミドリガメはサルモネラ菌を保有していることがあるので、触ったら必ず石鹸で手を洗いましょう。そのままの手で食事をしたり目をこすったりすると、病気が移ります。
10.水替え
カメは大量の糞をするため、すぐに水が汚れてしまいます。また、水槽の水がカメの飲み水です。汚いとカメが水を飲むことができずに脱水症状を引き起こします。色々な病気にかかってしまいます。目安としては夏場は水替えが二日に一回、掃除は一週間ごと。冬は1週間に水かえがいっぺん、掃除は二週間に一回行うと良いでしょう。しかし、汚いと思ったらすぐに交換したほうがいいです。
以上、専門家の意見をまとめたものですが、結構気を使うことが多く大変みたいですね。どんな生き物でも飼う時は注意が必要です。それは人間の子供を育てるのも同じことです。でも、生き物は話をすることが出来ないので、より深い知識が必要なのです。でも、手間をかければそれだけ可愛(かわい)くなるものですよ。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ウミヘビ

この話は、「さかなクン」の本から知った話です。みなさんはテレビで良く「さかなクン」を見かけるでしょう。面白いキャラクターですがお笑い芸人ではありません。魚に関する知識は生半可でない魚博士で研究者。魚のことみんなに知ってもらいたくてあんな仕事しているんだよ。好きな魚の仕事しているので楽しそうですね。仕事が大変だとぼやいている大人達、本当は好きじゃない仕事しているのかもね。仕事も勉強も楽しくなくちゃうそだ。イヤイヤ勉強していると自分の身につかないぞ。
さて、これから紹介する「ウミヘビ」。ヘビなの。魚なの。答えはどちらも正解です。ヘビの仲間のウミヘビと魚の仲間のウミヘビの両方がいるのです。
クロガシラウミヘビクロガシラウミヘビ エラブウミヘビエラブウミヘビ
まず、ヘビの仲間のウミヘビ。毒があってかみつくものが多いから要注意だ。クロガシラウミヘビはコブラ(インドあたりに住むマムシより猛毒)のヘビ)よりさらに強い毒を持っている。エラブウミヘビも毒蛇、どちらも沖縄に行けば会えるよ。会いたくないけどね。
シマウミヘビシマウミヘビ
魚の方のウミヘビは、細長い魚だ。ウナギ、ハモ、ウツボ、ドジョウ等と同じだね。シマウミヘビは、毒蛇のクロガシラウミヘビと良く似ているね。毒蛇の真似(まね)をして天敵(てんてき)から身を守る。自然界ではよくあるパターンだ。どんな魚かは、ネットで画像を探してみると分かるよ。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

飛べない鳥達

ニワトリやアヒルもあまり飛ぶのはうまくなさそう。でも、これらの鳥たちが飛ばなくなったのは最近のこと、ニワトリなんか野生化すると結構飛べるようになるんです。野良犬(のらいぬ)とか野良猫(のらねこ)がいることはご存知でしょうが、野良ニワトリなんて言うヤツもいるんです。昔はお祭りなんかでヒヨコを売っている人がいて、子供たちがペットして買って帰ります。大抵はこういうヒヨコは卵を産まないオスなんです。結構大きくなると気が荒くなって子供の手に負えなくなるのでこっそり捨ててしまうのでしょう。こうして野生化したニワトリは、飛ぶことを覚(おぼ)えて仲間を集めて強力な暴力集団となって近隣の人達を困らせます。犬や猫も頭の上から攻撃されてはかないません。最近は、ヒヨコを売っている店も無くなりましたが。
でも、ここで紹介する飛べない鳥は、ずっと昔に飛ぶことをあきらめてしまった鳥の仲間たちです。まずは、走鳥類(そうちょうるい)。名前のとおり走るのが得意なのですね。走鳥類には、ダチョウ、エミュー、レア、キュウイなどがあります。既に絶滅したエピオニルスやモアもこの仲間ですね。
ダチョウ
漢字では駝鳥と書きます。駱駝→これはラクダ。住んでいるのはアフリカ。
ダチョウダチョウ
ヒクイドリ
ヒクイドリはインドネシア、ニューギニア、オーストラリア北東部の熱帯雨林の高山地帯に分布していますが、絶滅が危惧されている種です。体重はダチョウに次いで重い。ヒクイドリは、見かけ以上に恐ろしい鳥で、ナイフのようによく切れる足の爪で腹部を蹴られたりすると内臓が飛び出し死者が出るとか。
ヒクイドリヒクイドリ
エミュー
これもオーストラリア。身長はダチョウについで高いが、体重はヒクイドリよりは軽い。
エミューエミュー
レア
南米のダチョウに似た大型の走鳥類です。
レアレア
キュウイ
ニュージーランドに生息する飛べない鳥類です。果物のキュウイと似ていてとてもかわいいね。果物「キウイフルーツ」は、ニュージーランドからアメリカ合衆国へ輸出されるようになった際、ニュージーランドのシンボルであるキーウィに因んで1959年に命名されということ。やっぱり似ているはずか。
キュウイキュウイ
上の鳥たちはみな走鳥類に属しますが次のペンギンは異なります。走ることはあまり得でなく、泳ぐ方が得意みたいですね。南極に住んでいるのが皇帝ペンギンとアデリーペンギンの2種。ガラパゴスペンギンのように赤道直下にも住んでいます。たくさんの種類のペンギンがいますが、ペンギンがいるのは南半球だけ。北半球にはいません。だからペンギンはホッキョクグマに食べられる心配はないわけです。
皇帝ペンギン皇帝ペンギン

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

カモノハシとハリモグラ

 みなさんは、カモノハシとハリモグラと言う動物を知ってますか。この二種類の動物はオーストラリア(タスマニア島を含(ふく)む)とニュージーランドだけに住んでいる生きた化石ともいわれるものすごーく珍(めず)らしい動物なのです。オーストラリアは、他の大陸とは長い時代切り離されていたため、他にも珍しい動物がたくさんいます。代表は、有袋類(ゆうたいるい)という哺乳類(ほにゅうるい)の仲間です。カンガルー、ワラビー、コアラが有名です。これら有袋類は、みなおなかの外側に袋(ポケットみたいですね)をもっていてこの中で赤ちゃんを育(そだ)てます。タスマニア島にはタスマニアデビルという肉食の有袋類がいましたが、白人が持ち込んだ犬が野生化して、タスマニアデビルは絶滅してしまったようです。

 ところで、カモノハシとハリモグラは、単孔類(たんこうるい)と言って哺乳類なのに卵を産み、くちばしを持っているんです。単孔類の母親はおっぱいをもたず、子供は皮膚(ひふ)から分泌(ぶんぴつ)してくるミルク状の汁をなめて大きくなります。

最初の哺乳類は、単孔類だけだったのが、有袋類が出現して単孔類を追いやり、オーストラリア大陸以外の大陸では、その後出現した有胎盤類(ゆうたいばんるい)に有袋類が追い出されてしまったのです。有胎盤類とは、おなかの中で赤ちゃんを育てる普通の哺乳類で、ゾウ、キリン、サル、人間、たいていの哺乳類はこの中に含(ふく)まれます。
【問題1】右と左を線で結びなさい。
  コアラ・              ・有胎盤類(有胎盤類;おなかの中で子供を育てるよ)
  ライオン・             ・爬虫類(はちゅうるい)
  ペンギン・             ・単孔類(たんこうるい)
  ハリモグラ・            ・有袋類(ゆうたいるい)
  タスマニアデビル・         ・鳥類
  イグアナ・             ・両生類
  カエル・              ・人類
【問題2】次の漢字を練習しましょう
(1)ほにゅうるい(      )、(2)ちょうるい(    )、(3)ひふ(    )、(4)たんこうるい(     )、
(5)はちゅうるい(      )、(6)たいりく(   )、(7)りょうせいるい(     )、(8)そだてる(   )、(9)たまご(   )
生物の勉強するならこんくらいの漢字はちゃんと書いてね。

【問題3】写真の動物は何でしょうか。
      タスマニアデビル カモノハシ ハリモグラ

左上→タスマニアデビル、右上→カモノハシ、左下→ハリモグラ

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

変わった動物

この動物園にしかいない特別変わった動物を紹介しよう。名前をアニマルXという。類人猿に属するXは、ゴリラやチンパンジーとは遺伝子の差は数%程度なのでかなり知能は高いと思われるし、当園のX本人自身は動物の中では、最優秀と信じている。非常に几帳面(きちょうめん)な性格で、朝に家を出ると夜には自宅に必ず帰ってくるので檻(おり)に入れて飼育(しいく)する必要はまったくない。ただ、ラベルを付けて黙(だま)って観察していればOKだ。トラやシマウマと違って、将来大人になったらどうなるかという明確なビジョンがなかったため、親や調教師(先生)の薦(すす)めどおりに、有名私立の学校を卒業し、大手で安定しているといわれる会社に所属している。会社には上司(じょうし)と言われる調教師がたくさんいる。だから日中は、飼育の手間は全くかからず会社に任せておけば安心だ。本人は頭が良く知識が豊富だと思っているが、その中身はみなテレビやネットの受売(うけうり)りで自分というものが全くない。基本的には自分からは何も学ばない。ただ、教えられたことは忠実に守るので調教の効果は大きい。自分より権威があり偉いと思われる人のいうことは良く聞くが、子供や貧しく弱い人の言うことは無視する。Xという動物は社会を作って生活しており、科学技術とやらを発達させているが、個人レベルでは全く無能で残念(ざんねん)な生き物だ。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

一番強い動物は何ですか

野生の動物達は皆住んでいる場所が違うし、必要もないのに戦うことは無いでしょうから、野生の生き物同士が戦う所はめったに見ることはありません。でも、とりあえず無理に決着をつけるとすると、現在は陸上ではアフリカゾウ、海ではシャチというのが定説になっているようです。
まず、陸上ではカバは大型のナイルワニを簡単に噛み殺し、ワニが最大級でも互角以上の戦いとなりそう。ライオンやアフリカスイギュウはシロサイやクロサイに歯が立たないらしい。シロサイとクロサイはカバに対してやや優勢。アフリカゾウはサイを一方的に攻め、殺してしまうことも多い。動物は強そうな相手にはめったに近寄らないでしょうが。ヒグマはトラと互角かやや優勢、ホッキョクグマはセイウチのオスに勝てないので、どちらもカバやサイ、もちろんアフリカゾウには勝てないと思われています。
次は海の動物。まず、シャチはホオジロザメに圧勝。マッコウクジラとは互角で大型のオス同士が戦うことは無いが、動きの速さと有効な攻撃手段(肉を食いちぎるのに向いたアゴと歯)でシャチ有利かもね。なお、海にも入るイリエワニはホオジロザメと互角か少し優勢くらいなので、シャチには勝てないと思います。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ダイオウグソクムシ

ダイオウグソクムシ ダイオウグソクムシは、等脚目スナホリムシ科に属する海生甲殻類の1種です。最大の等脚目として知られています。と言っても分かりにくいが節足動物の一種。分かりやすく言えばワラジムシ、フナムシ、ダンゴムシなどの仲間です。陸上に生息するワラジムシ、ダンゴムシは小さな動物なので皆さん良く知っているでしょう。ダンゴムシはチョット触るとクルット団子のように真ん丸になってしまいますね。小さい子供は大好きな虫だね。良く似ているのに団子にならないのがワラジムシだ。
ダイオウグソクムシは、メキシコ湾や、西大西洋周辺の深海200~1000メートルほどの深さの海底砂泥地に生息しているらしい。等脚類としては世界最大であり、体長は20~40センチメートルで、最大50センチメートル近くにもなる。日本近海に生息する最大の等脚類として知られるオオグソクムシが最大15センチメートルほどなのと比べて、はるかに大型となり、体重は1キログラムを上回る。外見はダンゴムシのようだが、分類ではフナムシに近いとされる。
ダイオウグソクムシ 足は7対ある。外敵や攻撃を受けた場合は背面にはならず泳いで逃げることもあり、不完全ながらダンゴムシのように身体を丸め、背甲で身を守るともいわれる。 三重県の鳥羽水族館の名物だね。今では他にもけっこう他の水族館でも飼育しているみたいだ。調べてごらん。
何を食べて生きているのでしょうか。「深海の掃除屋」と呼ばれる本種は、深海底に沈降してきた大型魚類やクジラなどの死骸や弱った生き物等の有機物を摂食する。他の等脚類のように弱った仲間や死体を食べる共食いを行っている可能性もあるけど真相はよく分かっていないらしい。 本種は大型の割に極めて少食で飢餓(きが)に強い。鳥羽水族館において2007年9月から飼育されていた体長29センチメートルの個体「No.1」は、2009年1月2日に50グラムのアジを食べて以来、2014年2月14日に死亡するまでの5年1か月間(1869日間)にわたり餌(えさ)を口にしなかったという。2013年2月に飼育を開始し、4か月間絶食した後に死亡した個体「No.9」を解剖したところ、消化管に未消化の魚が106gほど残っていた。
しかし、餌(えさ)の少ない環境でここまでの巨体になることは、ダイオウイカと並んで深海生物の巨大症(deep-sea gigantism)の例としてよく引用されるが、その巨大化のメカニズムについては未だに多くの部分が解明されていない。
本種は1878年にオスがメキシコ湾の海底から発見され、1891年にはメスも発見された。漁網や篭(かご)にかかった有用魚類を食い荒らすことから、漁師達には嫌われている。 本種は巨躯の割に肉が少なく、臭みも強いために食用には適さないといわれるが、地域によっては食用利用されるという。素揚げにすると旨みが強く美味という話もある。どちらが本当なのか食べてみないと分からないですね。

動物園にようこそ
水族館
Kid's Roomへ戻る

ボノボ

ボノボ ボノボ(Pan paniscus)は、哺乳綱霊長目(ほにゅうこう・れいちょうもく)ヒト科チンパンジー属に分類される霊長類。アフリカのコンゴ民主共和国の密林の中で見つかりました。ピグミーチンパンジーと言う名前がありますが、近くにピグミー族という比較的小さな人たちが住んでいるためで、ボノボの名前とは関係がありません。
チンパンジーよりは、体が細く手足が長い。体型的には人に近く二足歩行も上手なようです。ボノボが最初に発見されたのは、アフリカでなくて、ベルギーの博物館だったようです。どうしてアフリカでなくで、ヨーロッパのベルギーなのか。アフリカのコンゴを植民地として支配していた人たちはベルギー人だったからです。ベルギーの博物館で研究していた人がボノボの標本をみてどうも体型が違うので別の種ではないかと気がついたのがキッカケです。
右の写真を見て下さい。上がボノボ、下がチンパンジー。チンパンジーはガッシリしていて強そうだ。


系統図 最近生物の研究が進歩してきて、色々と新しいことが分かってきました。進化の系統図を見てごらん。最初に分かれるのがオランウータン。オランウータンはアフリカを出て今アジアに生息しています。次に人はゴリラから枝分かれして、その後チンパンジーやボノボとも枝分かれしています。ボノボとチンパンジーが分かれるのはその後です。遺伝子の研究からはゴリラから後の生物の遺伝子はほとんど一緒です。また、脳(のう)科学の点からも脳の構造は皆同じ。彼らは人と同じように感情を持って、ルールを作って社会生活をしています。
だから、今生物学の世界では、霊長目ヒト科の生き物を人と定義して、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、サピエンス(人の別名)は皆、人類として兄弟なのだという考えに変わって来ています。京都大学の人類科学研究所の方々がアフリカでゴリラ、チンパンジー、ボノボの野生生活の研究をしています。もちろん欧米の研究者達も負けてはいないでしょう。
日本の研究者が有利な点は、人間と動物は兄弟だという考えを素直に受け入れることが出来る点です。キリスト教世界で育った、人達は人間と動物は異なったものと見なしたい傾向があります。だから動物には感情が無いなんて平気で言うんです。仏教徒は違います。「一寸の虫にも五分の魂(たましい)」なんて。自然界の総ての物に魂(たましい)を感じるんです。
日本の研究者達は、ボノボ、チンパンジー、ゴリラの研究をする時には、彼等が食べる葉っぱや果物を自分でも食べてみるんだそうだ。研究者が友好的な態度を示すと彼等は自分から心を開いて色々な事を教えてくれる。多分、私達は人類の兄弟達から今後色々な事を学ぶことが出来ます。そのためには彼らの考え方をしっかり学ぶことが大事ですね。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

テナガザル

テナガザル テナガザル テナガザル
テナガザルは類人猿の仲間。テナガザル科はヒト上科に属しているが、同じくヒト上科に属するヒト科から分岐したのは2000万年から1600万年前と言われている。つまり先祖をたどると人と共通の先祖に行きつく。日本猿だって霊長目(れいちょうもく)で更に時代を遡れば共通の先祖ではあるけど。

英語では猿のことをmonkey、類人猿はapeとして区別している。類人猿の特徴としては尻尾(しっぽ)が無い。でも、類人猿というとオランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、ヒトと5人組で語られるけど、テナガザルはいつも仲も外れにされていて可哀そうだ。他の5種と比べて体が小さくて、手が異常(いじょう)に長い。

テナガザルはアジアの熱帯雨林の中で生活している。地上は毒蛇や毒虫、洪水など危険がいっぱいだけど、木の上は安全。つまり、テナガザルの生活の場は木の上で、地上には降りて来る用事がない。人は2本の足で歩くけど、テナガザルは2本の手で木にぶら下がって、移動する。テナガザルはオランウータン以上に森の人なんだね。オランウータンと言う名は現地の言葉で森の人と言う意味だったね。

もし、地球がもっと温暖で湿度(しつど)の高い環境で、陸地が総て熱帯雨林で覆(おお)われている世界なら、テナガザル達は進化の大成功者として、今頃は彼らが唯一(ゆいいつ)の知的生命として世界に君臨(くんりん)していた可能性もあったはずだ。しかし、実際には熱帯雨林は次々と焼き払われ、畑地や牧場に変化している。テナガザル達も今は絶滅危惧種で保護の対象だ。元々、霊長類(れいちょうるい)は樹上生活者として進化してきた歴史がある。先祖の生き方をしっかりと受け継いで守り育てて進化してきたその頂点にいる生き物だね。テナガザルは本当に美しく可愛い生き物。歌を歌うサルとしても有名です。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

ヒヒ

マントヒヒ マンドリル マントヒヒ
ヒヒって知ってますか。日本猿と同じような猿の仲間です。人間のご先祖たちが類人猿から分かれて、森から草地に出たように、ヒヒの仲間達も森から草地に進出して来たのです。人間は直立二足歩行をするようになったのに、ヒヒたちは四足歩行に戻り、オオカミみたいに集団で生活しています。チョット見かけは怖いけど、チンパンジーたちに食べられちゃたり、可哀そうな面もあるんだ。森の中と違って草地の生活は楽ではないんだ。

ヒヒ(狒々)は、サル目オナガザル科ヒヒ属 Papio に属する哺乳類で、主にアフリカに住んでいます。地上で生活し、高度な社会を形成する。オスとメスの性差が大きい動物である。英語ではBaboon(バブーン)と言います。

マントヒヒ(Papio hamadryas)は、代表的なヒヒ。住家はイエメン、エチオピア、サウジアラビア、ジブチ、スーダン西部、ソマリア等。だいたい東アフリカの地域だね。
体長オス70~80 cm、メス50~60 cm。体重オス20kg、メス10kg。メスよりもオスの方が大きい。顔や臀部には体毛がなく、ピンク色の皮膚が露出している。尻だこが発達している。 オスは体毛が灰色で、特に側頭部や肩の体毛が伸長する。この体毛がマントのように見えるのでマントヒヒ。メスや幼体の体毛は褐色らしい。
草原や岩場に生息する。昼間は1頭のオスと数頭のメスや幼獣からなる小規模な群れで移動しながら食事を取り、夜になると100頭以上にもなる大規模な群れを形成し崖の上等で休む。威嚇やコミュニケーションとして口を大きく開け犬歯を剥き出しにする行動を行う。 食性は雑食で、昆虫類、小型爬虫類、木の葉、果実、種子等を食べる。
一夫多妻のハーレムを形成し、おとなのオスは、メスがまだ幼いときに親元から連れ去ってハーレムのメスを増やしていく。メスがハーレムを離れようとした場合、オスはすぐにメスの首にかみついて、ハーレムにとどめようとする。このとき、あまりにも強くかみついたために死んでしまうメスもある。
古代エジプトでは神や神の使者(トート、ヘジュウル等)として崇められ、神殿の壁やパピルスにも記録され、聖獣として神殿で飼育されミイラも作られている。でも、現在のエジプトでは本種は絶滅したらしい。

マンドリルは、哺乳綱霊長目オナガザル科マンドリル属に分類される霊長類。これも広い意味でのヒヒの仲間だろう。体長オス約81cm、メス56cm。尾長9cm程度。体重オス25キログラム、メス12キログラム程度。メスはオスの半分程度の大きさ。
オスの成獣は鼻筋は赤く、これは皮下に毛細血管が発達しているため血の色が透けて見えるため。鼻の両脇は青く、縞模様が入る。このような派手な色彩は、昼間でも暗い熱帯雨林のなかで仲間を見分けるのに役立つであろう。オスの方が色鮮やかなのは孔雀などと同じでメスを引きつけるためだね。なんせ顔が特徴的だ。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

コモドオオトカゲ

コモドオオトカゲ 日本ではトカゲはとても小さい生き物だけど、コモドオオトカゲは世界一大きなトカゲだ。有鱗目(ゆうりんもく)オオトカゲ科オオトカゲ属に分類されるトカゲ。コモドドラゴンとも呼ばれる。ドラゴンとは英語で竜(りゅう)のこと。
インドネシア(コモド島、リンチャ島、ギリダサミ島、ギリモタン島、フローレス島南部)に住んでいる。超巨大な怪物との伝説もあって、10m位と思いきや、2~3mぐらいが普通か。でも体重は100kg以上のものもありやはり、トカゲとしては巨大だ。イノシシやシカなどを襲う肉小獣。獲物を待ち伏せ、通りかかった獲物を捕食する。走るのは速くなさそうだ。しかし毒を持っているので要注意だ。

動物園にようこそ
Kid's Roomへ戻る

昆虫館へもようこそ

目次    
昆虫とは チョウチョ セミ ゴキブリ ハチ ハエ 養蚕
シロアリ

Kid's Roomへ戻る
動物園にようこそ

昆虫とは

動物園と言えば動物がいるところ。でも昆虫というのは種類がものすごく多いし、哺乳類や爬虫類と比べで体のつくりも全くことなっているし、またサイズもかなり小さい。でも昆虫を通して世界を見るととても面白い。まず、生物の分類から昆虫を見てみよう。
   真核生物ドメイン→動物界→節足動物門→昆虫綱
まず、生物は真正細菌、古細菌、真核生物に分類される。真核生物は動物、植物、菌類、原生生物などに分類されるが、君たちが知っているのは動物と植物だろう。あと、キノコは植物でなく菌類だ。ここは、動物園なので植物界や菌界は置いておいて、動物界を見てみよう。昆虫は節足動物門に含まれる。普通の動物園で見られる哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類は、すべて脊椎動物門に含まれている。「門」の数は他にたくさんあるのですが、これは別のところで勉強してください。たいていは海の生き物ですが陸にもいろいろ変わった生き物がいるのです。例えば、ミミズ、ヒトデ、ウニ、クラゲ、サンゴなど。でも、脊椎動物門と節足動物門は最も成功している仲間たちだ。

節足動物門の先祖は既(すで)に古生代カンブリア紀には登場する。例えば、アノマロカリスや三葉虫がそうだ。古生代のデボン紀になると節足動物門の仲間はいち早く陸上に進出。脊椎動物門の先祖たちがまだ足を持たずに水辺でゴソゴソ動いている時代だ。古生代石炭紀になると節足動物門からは昆虫が出現し大繁栄する。昆虫は陸上生活大変うまく適応した。昆虫は現在でも陸上か淡水の池、川に生息し、海を住家とする昆虫は知られていない。
昆虫
節足動物とは足が節状の関節でできており、体の外側に殻を持ち、体の中には骨を持っていません。節足動物には昆虫以外にもカニ、サソリ、クモ、ムカデ、ダンゴムシ等沢山いるよう。
昆虫の特徴は、
1. 体が頭、胸、腹の3つに分かれている。
2. 胸には3対に脚と2対の羽がある。
3. 頭には触覚というヒゲみたいなものがある。
4. 目は複眼というもので、多数の目が集まって一つの目を作る。
以上のことを頭に入れて昆虫の世界を探検してみましょう。

昆虫館へもようこそ

裸坊達の部屋
Kid's Roomへ戻る

チョウチョ

チョウチョは何を食べる。花の蜜だ。他の物を食べる種類もいるかも知れないが、普通ストローのような口を伸ばして花の蜜を吸ってるね。チョウチョの先祖が出現するのは恐竜時代の末期、白亜期で花を咲かせる植物の誕生にあわせて出てきたようだ。被子植物の誕生と一緒だね。でも幼虫は葉っぱを食べる。だから野菜を作っているお百姓さんにはあまりうれしくない存在かも。
蜜を吸う
節足動物の昆虫は、成長するときは脱皮といって体の外側の皮を何度も脱ぎ捨てて、新しいを皮膚を作って成長する。脱皮というのは蛇や一部の爬虫類両生類もやっていることでそんなに珍しいことではない。でも、昆虫の場合、幼虫(ようちゅう)から成虫(せいちゅう)になるときの変化は半端でない。君たちは土の中にいたセミの幼虫が穴から出てきて木にとまって脱皮するところを見たことがありますか。親と子は全く異なった形だね。チョウチョの場合、もうひとつ蛹(さなぎ)という段階があるんだ。チョウチョの幼虫は、自分の周りに殻を作ってその中で冬眠してしまう。春になって暖かくなると青虫のような醜(みにく)い幼虫は、美しいチョウチョに大変身して出てくるのだ。
ナミアゲハナミアゲハ(成虫)   キアゲハキアゲハ(成虫)   クロアゲハクロアゲハ(成虫)   カラスアゲハカラスアゲハ(成虫)  
ナミアゲハナミアゲハ(幼虫)   キアゲハキアゲハ(幼虫)   クロアゲハクロアゲハ(幼虫)  
 チョウチョはたくさんの種類がいて、皆少しずつ色や模様が異なっている。有名なのはアゲハチョウ。ナミアゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハなどがいる。モンシロチョウやモンキチョウはよく見かけるね。
モンシロチョウモンシロチョウ(成虫)   モンシロチョウモンシロチョウ(卵→幼虫)   モンシロチョウモンシロチョウ(幼虫)   モンシロチョウモンシロチョウ(蛹(さなぎ))  
モンキチョウモンキチョウ   モンキチョウモンキチョウ  
シジミチョウ、セセリチョウも小さいけど立派なチョウチョだ。
ベニシジミベニシジミ   セセリチョウセセリチョウ  

昆虫館へもようこそ
Kid's Roomへ戻る

セミ

セミは何を食べるんでしょう。セミの成虫は針のような口で木の汁を吸うんだ。でも幼虫は土の中で生きている。まるでモグラみたいに土の中にトンネルを掘って暮らしている。数年間土の中の暗闇で過ごし、成虫になって地上に出てきて、せいぜい1週間程度で死んでしまう。この1週間の間で、交尾をして子孫を残さないといけない。だから、オスのセミは一生懸命(けんめい)鳴いてメスを呼び寄(よ)せているんだ。幼虫はどうも木の根の汁を吸っているらしい。だから脱皮して成虫になるときはその木に登ってくるんだね。
ニイニイゼミニイニイゼミの脱皮   ニイニイゼミニイニイゼミの脱皮  
クマゼミクマゼミ   ミンミンゼミミンミンゼミ   アブラゼミアブラゼミ  
ツクツクボウシツクツクボウシ   ヒグラシヒグラシ   ニイニイゼミニイニイゼミ  
セミの名前、日本で見られるのはクマゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ、ニイニイゼミだろう。全部知っている人いるかな。どの蝉も泣き方は個性的だね。「シャー、シャー」「ジャワ、ジャワ」「ミンミン」、「ホーシツクツク」、「カナカナ」、「チーチー」。このように擬音語(ぎおん語)を使っても本当の鳴き声は分からないよね。やっぱり本物の鳴き声を聞いてみないと。
クマゼミはもともと西日本でしか見られませんでしたが、最近は気候の温暖化のせいか関東地方でも声が聴けることがあるらしい。クマゼミは本当はミンミンゼミよりも少し大きいのですがこの写真では大きさは分かりませんね。

昆虫館へもようこそ
Kid's Roomへ戻る

ゴキブリ

クロゴキブリ

ゴキブリは凄い。古生代の石炭紀ぐらいから余り形も変えずにずっと、地球上に生きてきているんだ。ほとんどのゴキブリたちは森の中でひっそりと生きているのに、ごくのわずかな仲間たちが人間の住んでいる世界、特に一番虫嫌いの人が多い台所に侵入して人間に嫌われている。あなたの家族で一番虫が嫌いな人、何故かお母さんが多いね。でも、いいゴキブリもいるかもね。
チャバネゴキブリ 一番上のがクロゴキブリ。一番ポピュラーかな。お尻に卵をつけている。次がチョト小さめのチャバネゴキブリ、アフリカ原産の帰化昆虫らしいが、こちらの方が退治が難しくタチが悪いかもね。小さくてすばしっこいので捕まえにくい。
チャバネゴキブリ この美しい色のゴキブリはベトナムの森の中で、ひっそりと暮らしていたのでしょうが、マニアの中で人気者になったため、結構高値で取引されているようです。ニジイロゴキブリとか言うらしい。家の中を荒らしまわるゴキブリはごめんだけど、森の中にはペットにしたいような大人(おとな)しくて綺麗(きれい)なゴキちゃんもいるらしい。

昆虫館へもようこそ
Kid's Roomへ戻る

ハチ

ハチが好きな子供はあまりいない。一番いやなことはハチはお尻についた針で人を刺(さ)すことこと。刺されたら大抵はとても痛い。たくさん刺(さ)されると命にも危険だ。蚊も刺すけど刺すのはメスだけ。血を吸うのが目的。だから針は口についているけど、ハチの針はお尻についている。
ミツバチ ミツバチの巣 ミツバチの養蜂
まず役に立つハチ。代表はミツバチだね。美味しいハチミツを私達に恵んでくれる。熊(くま)さんもハチミツが大好きです。刺されても平気なのかな。
スズメバチ ハチの巣は沢山の六角形が集まって出来ている。この巣の中にハチの卵や幼虫と一緒にハチミツが蓄えられている。ハチは自分の子供達にハチミツを食べさせようと貯えているんですが、人がそれを横取(よこどり)りしてしまうんだね。
ミツバチは大昔から人に飼われている。ハチを育てるのを仕事にしている人を養蜂家(ようほうか)と言うんだ。ハチに刺されないようにネットを被っているね。
スズメバチは体も大きくて毒も強いので大変危険だ。毎年スズメバチに刺されて命を落とす人の数は、熊(くま)に襲(おそ)われて命を落とす人よりもずっと多いらしい。スズメバチは巣の回りに半径1km 程度のテリトリー(縄張り)を持っている。ハチは巣を守るために必死に戦う。スズメバチは脅(おど)かしても逃げてくれない。近寄らないことが安全だ。もし、スズメバチ家の近くで飛んでいるのを見たら市役所の人に連絡して駆除(くじょ)してもらうことが必要だ。

ハチは昆虫の仲間でももっとも繁栄している種です。ハチは植物が花を咲かせるようになってから大繁栄しました。花は花粉を運んでもらうため、ハチが大好きな蜜(みつ)を作るように進化したんです。でも、ハチの仲間には他の昆虫を襲っ(おそっ)て食べる種類もおり、食べ物の好みは色々だ。
アシナガバチ クマバチ トックリバチ
アシナガバチはよく見かける普通のハチ。クマバチも花畑でよく見られる。トックリバチは陶芸家(とうげいか)だね。土をこねて上手に巣をつくる。
Kid's Roomへ戻る

ハエ、アブ、蚊

蠅 蚊
ハエ目は、昆虫類の分類群の一つで、カ、ガガンボ、ハエ、アブ、ブユなどを含むグループで、双翅目(そうしもく)またはハエ目と呼ばれる。双翅とは羽が2枚と言う意味で、普通の昆虫は羽がはっきり4枚あるのに、ハエやアブは羽が2枚しかない。進化の途上でどこかで羽が2枚になってしまったようだ。でも後ろの羽の痕跡(こんせき)は残っている。
この仲間はどう分類されるか。まず動物界。これは分かる。次に節足動物門。エビ、カニの仲間。もちろん昆虫は総て含まれる。昆虫綱ハエ目(双翅目)。ちなみにハチはハチ目(膜翅目)。羽は2枚しかないが、飛ぶ力は昆虫の中でも高いと。一部の種は人が棲むところに住むので衛生上の問題として害虫とされています。
他のハエ目昆虫と同じく、卵→幼虫→さなぎ→成虫という成長段階を踏む完全変態を行う。 ハエの幼は虫蛆(ウジ)と呼ばれる。
虻(あぶ) 蠅 蠅 カガンボ
ハエはとにかく人間の周りにまとわりつくように飛び回るうるさい存在です。古くから身の回りの衛生を守るためにハエを嫌ってきた。虫除けは往々にしてハエの名を持ち、蠅叩き・蠅取り紙等が考えられてきました。 ただし、具体的な形でヒトを害するものではないため、どこかユーモラスで気の毒な気もする。 「アブ」と「ハエ」の区別は結構難しいらしい。アブは人を刺したりするがハチと違って口で刺すようだ。ハチはお尻の針だ。
カ
蚊の最も古い化石は、1億7,000万年前の中生代ジュラ紀の地層から発見されているらしい。映画ジュラシックパークでは、琥珀(こはく)の中に閉じ込められた蚊の血液を多分恐竜の血を吸ったものとして仮定して、DNAを取り出して恐竜を再現したことになっている。こんなことが可能がどうかはまだ分かっていません。右のハマダラカは人の血を吸ったせいか体が真赤になっている。血を吸うのはメスだけでオスは人を刺さない。卵を産むために栄養が必要なためらしい。なお、蚊が動物に寄(よ)って来るのは皮膚から呼吸(こきゅう)のため排出されるCO2を感知するためらしい。
Kid's Roomへ戻る

養蚕

養蚕の起源は中国にあります。浙江(せっこう)省の遺跡から紀元前2750年頃(推定)の平絹片、絹帯、絹縄などが出土しています。殷時代や周時代の遺跡からも絹製品は発見されていることからずっと昔から養蚕(ようさん)が行われていたのでしょう。 あんな虫を利用しようと考えた最初の人は凄(すご)いですね。
蚕 蚕 蚕

中国では養蚕技術の国外への持ち出しは固く禁じられていました。国家秘密だったんですね。特に秦による中国統一(紀元前221年)以後は統制が強くなります。また、2週間足らずで孵化(ふか)してしまう種(卵)の運搬や餌(えさ)となる桑(くわ)の調達(ちょうたつ)などの技術上の問題もあり、長い間、養蚕技術は中国の外へ出ることはありませんでした。朝鮮半島(楽浪郡)へ伝播したのは前漢の頃(紀元前108年頃)とされ、同じ中国でも南部の雲南省には後漢の頃に伝わったそうです。中国からヨーロッパへの伝来は紀元後の6世紀頃とされています(東ローマ帝国の養蚕伝来)。
養蚕業(ようさんぎょう)は、カイコ(蚕)を飼ってその繭から生糸(絹)を作る産業である。現在は、遺伝子組み換えカイコを用いた医薬素材の生産や、カイコ蛹を利用して冬虫夏草(茸)を培養するといった新しいカイコの活用も進められています。
養蚕 養蚕

養蚕業は蚕を飼うためクワ(桑)を栽培し繭を生産する。繭(まゆ)を絹にするために製糸工場で繭から生糸へと加工され、生糸をさらに加工して絹織物などの繊維になる。なお、日本では蚕を使ったタンパク質の生産の研究が主になっているが、培養細胞によるタンパク質の生産効率の高まりとともに、蚕を用いる優位性は下がってきている。

かつて養蚕業は日本の主要産業であった。しかし、世界恐慌以降の海外市場の喪失、代替品の普及などで衰退していった。繭の生産は中国、インド、ブラジルなどで盛んに行われている。
日本へは弥生時代に中国大陸から伝わったとされる。秦による中国統一(紀元前221年)によって統制が厳しくなったことから、蚕種はそれ以前の時代に船で運ばれたと考えられており、日本が桑の生育に適していたこともあってかなり早い時期に伝来した。養蚕の伝播経路については諸説ある。朝鮮半島への養蚕技術の伝播との比較などから、中国大陸(江南地方)から日本列島(北部九州)へ直接伝わったとする説などがある。
195年には百済(くだら)から養蚕の新しい技術が伝わり、283年には秦(はた)氏が養蚕と絹織物の技術を伝え勢力を誇っていました。奈良時代には全国的(東北地方や北海道など、大和朝廷の支配領域外の地域を除く)に養蚕が行われるようになり、租庸調の税制の庸や調として、絹製品が税として集められた。
時期にもよるが江戸中期までは日本の方が質は悪かったみたいだ。だから日明貿易なんかで中国の古着がよく売れていたらしい。古着というのがポイントで中国は原則生糸輸出を認めていないので、古着という形で輸入し、それを糸に戻して国内で織りなおすということだ。西陣とかも当初は中国産の糸を使っていたそうだ。
しかしながら国内生産で全ての需要を満たすには至らず、また品質的にも劣っていたため、中国からの輸入は江戸時代に至るまで続いた。やはりこの頃までは中国の方が技術が上だったらしい(中国の方も教えないようにしていた)。代金としての金銀銅の中国への流出を懸念した江戸幕府は養蚕を推奨し、諸藩もが殖産事業として興隆を促進する。その結果、幕末期には画期的養蚕技術の開発・発明がなされ、中国からの輸入品に劣らぬ、良質な生糸が生産されるようになった。日本が鎖国から開国に転じたのはこの時期であり、生糸は主要な輸出品となった。当時の日本は生糸の他海外に売るものが無かったからだ。

明治時代に至り養蚕は隆盛期を迎え、良質の生糸を大量に輸出した。養蚕業・絹糸は「外貨獲得産業」として重視され、日本の近代化(富国強兵)の礎(いしずえ)を築きます。日露戦争における軍艦をはじめとする近代兵器は絹糸の輸出による外貨によって購入されたといっても過言ではありません。“お蚕様々”の時代だったんですね。明治時代には養蚕はすごく儲(もう)かる産業だったんですね。
富岡製糸工場 富岡製糸工場 富岡製糸工場

群馬県に世界遺産の富岡製糸工場が有名でしょう。この頃造られたのですね。農家にとっても養蚕は、貴重な現金収入源であり、農家ではカイコガについては「お蚕様」と接頭辞を付けて呼称したほどである。1900年頃には中国を追い抜き世界一の生糸の輸出国になり、1935年前後にピークを迎える。
だが1929年の世界大恐慌、1939年の第二次世界大戦、そして1941年の太平洋戦争によって、生糸の輸出はほとんど途絶してしまった。一方で1940年には絹の代替品としてナイロンが発明された。戦災もあって日本の養蚕業は、ほぼ壊滅に至る。 敗戦後、食料増産を優先したため養蚕業の復興は遅れる。1950年代に復興するが、しかし戦前のようには輸出できず今はかなり衰退(すいたい)してしまった。 でも、復活の動きもない訳ではないよ。
数万頭の蚕の生育度合を調整して同じタイミングで成長させるなど、日本の養蚕農家には世界にも誇れる技術・知恵が残っている。 ナイロンなどの化学繊維に対して現代では天然繊維の良さが見直されてきている。概ね化学繊維は石油などの枯渇資源を利用し、環境に対する影響も無視できない。やはり天然の素材はいいね。それと人と昆虫の共生(きょうせい)の関係からも養蚕は理想的な産業だ。昆虫を利用することは他にも養蜂(ようほう)と言うのがあるね。ハチミツを取るんだ。他にも可能性がないか調べてみるのも面白いかもね。デパートなんかで売られているカブトムシ、クワガタムシも最近ではほとんど養殖らしい。でも、これらはペットとし買われているだけで何かに役立つわけではないね。

昆虫館へもようこそ
Kid's Roomへ戻る

シロアリ

シロアリ(白蟻)は、昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科 (Termitidae) 、あるいはシロアリ目の昆虫の総称。つまり色々シロアリがいるんだろう。また、名前がシロアリでも蟻(アリ)とは、全然異なったゴキブリに近い昆虫なんですね。
シロアリ 主に植物遺体を食べる社会性昆虫。でも、社会性昆虫としては蟻や蜂よりはずっと先輩だろう。それどころが最初の社会性の生活を始めた動物と言えるかも知れない。
世界のあちこちにあるいわゆる蟻塚のほとんどは、シロアリによって作られるものだそうだ。それでは哺乳類のアリクイが食べているのはシロアリかな。

アリとはまったく異なる系統の昆虫だが、アリのように(シロアリの方が先なのに)女王シロアリを中心としたコロニーを形成し、コロニーには数百から数百万の個体が生息している。女王シロアリは世界で最も長寿の虫の一つとされ、30~50 年間生存しているものもあると伝わっている。

シロアリ 木造家屋などに棲みつき木材(場合によってはコンクリートやプラスチック、動物の死骸なども)を食い荒らす害虫として忌み嫌われるが、自然界においてはセルロースの分解に携わる重要な働きを持つ。彼らがいなければ地球はゴミの山になっているということだ。実は、セルロースの分解はシロアリの消化器官内に住み着いている共生菌によってなされていて、白アリ自体にはセルロースの分解能力は無い。でも、これはシロアリに限ったことではなく、牛や羊だって、草を食べても自分自身はセルロースの分解能力は無いので腸内の共生菌によって分解して貰っているんだ。林や草原における枯木や落葉などの16~60%が、シロアリの身体を通ることで一般の動植物が再利用できるものに変えられ、生態系維持にとても重要な役割を果たしているらしい。 また、シロアリによるセルロース分解プロセスがバイオマスエタノールやバイオガスの製造にも役立つ事が期待され、白アリの役割は見直されつつある。

白「蟻」と名がつけられているが、アリはハチ目の昆虫で、翅を退化させた社会性のハチであるのに対し、シロアリは朽木などの植物遺体を食べるゴキブリの中から社会性を著しく発達させた別系統の昆虫だ。不完全変態のため、幼虫は成虫とほぼ同じ姿。そして、ある程度成長すればニンフという段階を経て生殖虫(いわゆる羽アリで成虫に該当する)となって巣外へ出て行く。この生殖虫の翅は細長くて柔らかく、4枚がほぼ同じ大きさをしている。「等翅類」という名称は、この4枚ともほぼ同じ大きさをしている翅に因んだものである。この翅は折り重なるように畳んで背中に平らに寝かせることができる。ただし飛行後間もなく根元で切れて脱落する。種によって異なるが、それ以外の兵蟻や職蟻は終世翅を持たない。

社会の仕組みについて、アリは雌中心で女王と不妊の雌である働きアリ(職アリ)で構成され、雄アリは一時的にしか生じないのに対し、シロアリでは生殖虫(女王・王)、働きアリ(擬職アリ)、兵アリ(兵隊アリ)などの階級それぞれに雌雄が含まれている。

熱帯域ではその現存量が多く、また集中しているため、食料として有望であるが、地下や蟻塚の中など、手に入れるのが容易でない上、兵アリがいる。そのため、これを専食する動物には独特の適応が見られる。典型的な例がアリクイであり、前足の強い爪は蟻塚に傷を付けるのに有効で、長い吻とさらに長い舌はそれをこの傷に突っ込んで舌でシロアリを吸着させて集めるのに役立つ。チンパンジーは蟻塚に唾液で湿らせた小枝を差し込み、シロアリを釣り出して食べるが、これは上記の適応を道具でなぞったと取れる。 やはり、そうだった。アリクイとは実際にはシロアリクイだった。さらに、アリはシロアリにとっては天敵でシロアリを捕食(ほしょく)するアリもいるらしい。

日本にもいるイエシロアリは地下に穴を掘り、木くずや土でかためられた大きな巣を作り、この中に女王がいる。この巣を中心にしてトンネルを掘り、あちこちを食うので木造家屋などでは大きな被害が出る。根絶は難しいが、巣を発見・摘出することによって被害の進行をある程度止めることが出来る。なお、イエシロアリはIUCN(国際自然保護連合)により、世界の侵略的外来種ワースト100に指定されている。シロアリの食害により木造建築物の柱脚、小屋裏、畳、基礎などに被害を与える(蟻害)。文化財建造物の柱や壁、調度品などに対しても蟻道をつくったり、木材の隙間などに蟻土を詰めたり、盛り上げたりして汚染する。 悪いのは蟻ではなくシロアリ、それもごく一部のもの(イエシロアリ)だけだ。他のシロアリは地球環境を保全するため頑張ってくれているんだ。

昆虫館へもようこそ
Kid's Roomへ戻る

水族館

目次
肺魚 サメ/エイ ダイオウグソクムシ

肺魚

肺魚 肺魚は形だけ見るといかにも古代魚と言った感じで、「生きた化石」といわれるのもうなずけますね。実際に古生代のデボン紀、約4億年前には地球上に生存していたんだ。肉鰭類(にくきるい)という種類に属しており、魚類よりも四足歩行の動物に近く、ヒレは手足のように長く発達しています。つまり他の魚よりも我々のご先祖に近いということだね。

ハイギョは鰓(えら)を持っているけど、成長に伴って肺(はい)が発達し、酸素の取り込みの大半を鰓ではなく肺に依存するようになる。だから数時間ごとに息継ぎのため水面に上がる必要があるんだ。そんな時、鳥さんに狙(ねら)われると危険だね。

肺魚 その代わり、乾期に水が干(か)れても次の雨期まで地中で「夏眠」と呼ばれる休眠状態で過ごすことができる。空気を呼吸できるからね。この夏眠の能力により、雨期にのみ水没する氾濫(はんらん)平原にも生息できる。アフリカハイギョが夏眠する際は、地中で粘液と泥からなる被膜に包まった繭(まゆ)の状態となる。「雨の日に、日干しレンガの家の壁(かべ)からハイギョが出た」という逸話(いつわ)はこの習性に基づく。

進化の話を付け加えましょう。硬骨(こうこつ)魚類は肉鰭(にくき)類と条鰭(じょうき)類の2系統に分かれます。四足類(カエル、鳥、ヒト等)は肉鰭類から進化したと考えられています。肉鰭類の魚類は、現在はシーラカンスとハイギョだけです。君達の晩ご飯に食べる普通のお魚はみな条鰭(じょうき)類だ。他に軟骨(なんこつ)魚類があって、サメとかエイが含まれる。硬骨(こうこつ)魚類は体の中にカルシウムで出来た硬い骨があり、浮袋を持っているのが特徴だ。デボン紀の巨大魚ダンクルオステウスは堅い鎧(よろい)を被(かぶ)っているけど体の外側なので、軟骨(なんこつ)魚類に含まれるのでしょうね。

肺魚 【エラとは何でしょう】
えらは、漢字で鰓と書きます。覚え方は「魚が思うこと」。エラは水中で生活する動物が、水中の溶存酸素を取りこみ、体内の二酸化炭素を排出して呼吸(ガス交換)を行うための器官です。もともと生命は海中で誕生しました。体が小さくて動きも鈍いうちは皮膚から直接酸素を取り入れるだけでこと足りていましたが、やがて大型化し、行動も活発になるにつれ、酸素が不足するので呼吸器としてえらが誕生します。実際に鰓(えら)が誕生したので大きくなれたのかも。
小さなえらでも多くの酸素を一度に取り込めるよう形に発達してきました。えらは動物の種類によって様々な形がありますが、より多くの酸素を取り入れるために表面積を増やす構造になっています。 陸上動物は、鰓(えら)よりも更に効率良く空気中から酸素を取り込むために肺(はい)を発達させていきます。

動物園にようこそ
昆虫館へもようこそ
水族館へもようこそ
Kid's Roomへ戻る

サメ/エイ

サメ/エイ ジンベイザメ
サメの起源は約4億年前の古生代デヴォン紀に遡る。最初のサメは浅い海で進化したといわれている。サメは淡水との親和性が高く、今も淡水湖などで取れることがあるという。
サメはデヴォン紀の頃からほとんど形を変えていないので生きた化石等と言われて、原始的な生き物のように思われているが、世界中にたくさんの種類がいて大変繁栄している魚だ。うまく海の生活に適応して形を変える必要が無かったということだね。
ジンベイザメ マンタ シュモクザメ
サメは軟骨魚類に属し、カルシウムで出来た硬い骨を持っていない。でも頭蓋骨や歯はしっかり固いカルシウムで出来ている。軟骨は化石として残りにくいので、サメの化石は歯だけのことが多いね。 サメは獰猛で危険な生物というイメージが強く、人が殺されることもあるけど、そういう獰猛な種は500種の中で20~30種程度らしい。最大のジンベエザメ(体長およそ14メートル)はプランクトンを食べる大人しいサメで水族館の人気者。
エイもサメと良く似ているが形が平べったいものが多い。マンタという愛称で呼ばれるイトマキエイは泳ぐ姿が優雅で美しくこれも水族館やタイバーの人気者。
サメもエイもは浮き袋がないため水より密度が高く、泳いでないと沈んでしまうらしい。

昆虫館へもようこそ
水族館へもようこそ
Kid's Roomへ戻る

建設予定です。お楽しみに。

Kid's Room
裸坊達の部屋
昆虫館へもようこそ
動物園にようこそ
植物園も面白い
水族館

これからも続きます

inserted by FC2 system