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初心者のためのパソコン教室

→SF小説の世界;SF小説の世界

電源の確認を最初に
周辺機器の故障は交換して見る
検索機能をうまく使おう
『ブラウザ』とは何か
『アカウント』とは何か
オペレーティングシステム
百度
BASIC入門

電源の確認を最初に

 パソコンが故障した。まず、大慌てする前にまず電源を確認して下さい。パソコンの出張修理の方に聞いても、結構こんな事例多いそうです。さっきまで、動いていたのに。電源コードが緩くなっていて、途中で接触が悪くなった可能性があります。モニターが付かない。プリンターが動かない。キーボードが利かない。本体の電源が入っていても、周辺機器に電源が行っていない可能性があります。逆に周辺機器だけ電源が入っていることもあるでしょう。
 なんかのはずみで、家のブレーカーが落ちてしまったこともあるでしょう。作業に熱中して気が付かないこともあるかも。コンセントの接触が悪くなって、電気が来てないこともあるでしょう。コンセントを差し替えただけで治ることも。何はともあれ、故障の際の最初にチェックする項目です。

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周辺機器の故障は交換して見る

モニター画面が映らない。キーボードが利かない。プリンターの調子が悪い。DVDドライブからディスクが取り出せない。マウスを動かしてもカーソルが動かない。いずれも、パソコン本体は何ら異常が無いケースがほとんど。周辺機器を交換すれば、ほとんど今迄通り問題なく使えます。周辺機器の故障は大抵は個人で直すことは無理なので、修理が必要でしょうが、修理中はパソコン本体も使えないケースがほとんどでしょうから、結局買い換えることになると思います。周辺機器はパソコン本体と比べて安いので買った方が早いです。修理して治った機器は保存しておくと役に立つこともあるようです。

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検索機能をうまく使おう

 Googleの検索機能はすごい。今では、辞書も百科事典もほとんどいらないですね。ただ上手に検索するには、多少の技術が要ります。例えば、私のホームページを見ようとして、アドレスを忘れてしまった場合など。「裸坊達」と入力すると、裸坊祭り(山口県防府市にある“はだか坊祭り”)が出て来てしまいます。でも、“裸坊達の部屋”として「“ ”」でくくるとちゃんと出ます。これを完全一致検索と言います。また、「裸坊達+全角スペース+相対性理論」としても上手く行きます。これをAND検索と言います。裸坊達と相対性理論の両方の含まれるサイトは他に無いようです。他にOR検索やマイナス検索などもあります。
 百科事典に相当するWikipeiadaというサイトも大変便利です。わざわざ探さなくても大抵はキーワードに対して、検索エンジン(Googleなどの検索サイト)で検索結果の上位に現れます。世界中のボランティア達が協力して作っている無料サイトです。ただほど安くて便利な物が多いのがネットの世界なのでしょう。いま、大学生はWikipeiadaを使ってレポートをつくるのは当たり前。いわゆるコピペ(コピー&ペースト)です。大学の先生達は、学生たちが見な同じ答案を作って来るので困っているようです。Wikipeiadaの利用を禁止しようという考えもあるらしいけど、これは本末転倒。コピペすればお終い等というような課題を与える方が悪いのです。得られた情報を自分で考えて加工して付加価値をつけることが学習です。

もう一つ重要な検索は、開いたwebページ内の検索です。自分のホームページでキーワードのある位置を探すときに大変便利な機能。これは簡単で、コントロールキー(Ctrl)を押しながらFのキー(は)を押せば、検索の窓が出て来ます。そこにキーワードをいれて、Enterキーを押せば、目的の位置にカーソルが移動します。Fは、英語のfind(見つける)からきているのですね。

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『ブラウザ』とは何か

知っている? しかし人に説明できる? 「インターネット見るための何か?アプリ?というくらいの知識なので正確に説明できる自信はありませんが、聞いたことはあります。」
もとになる英単語は「閲覧する」という動詞のbrowse。その名詞形であるbrowserが閲覧ソフトという意味になり、ブラウザと呼ばれる。
「入れた覚えはないんだけど……?」という方もいるかもしれませんが、パソコンには最初からブラウザが入っており、多くの方はこれを使ってインターネットが使えている。

ブラウザでできること
ブラウザにはWEBサイト閲覧以外にもできることがたくさんある。気に入ったWEBサイトを登録。できる「ブックマーク」。よく訪れるサイトを登録。ほかにも、文字が小さくて読めない…という時は拡大して読む。
ブラウザの種類
ブラウザにはいくつか種類があり、「Internet Explorer(IE)」「Microsoft Edge」「Google Chrome」「Safari」「Firefox」「Opera」などが有名。
Windowsパソコンはマイクロソフト社の「Internet Explorer(IE)」や「Microsoft Edge」標準で入っている。パソコンを使っているとGoogleから「Chrome」に変えてくれとの表示が出る。 標準ブラウザとは、機器やOSに標準で付いているブラウザのことをいいます。ブラウザは インターネットのためには必要なソフトなので パソコン・スマートフォン・タブレットなどほとんどの機器やOSに搭載されている。
Windowsなら IEやEdge、iMacやiPhoneなどiOSなら Safariが標準ブラウザ。Android OSを搭載したスマートフォンやタブレットでは、Google Chromeが標準ブラウザになりつつある。
「スタートボタン(Windowsの旗マーク)」 → 「設定」 → 画面左のメニューより「既定のアプリ」。ここで、アプリを規定として設定する事が可能です。
browser browser browser browser browser browser
【アプリ】とは何
アプリケーション(Application)とは、OS上にインストールして利用するソフトウェア全般のことを意味する言葉。スマートフォンやパソコン・タブレットを使って何かをする時は、必ず何らかのアプリケーションを起動して作業をしている。

昨今ではスマートフォンの登場をきっかけとして、アプリケーションをアプリと略す傾向が強いですが、パソコンやインターネットの世界ではむしろソフトと略されてきた歴史があります。
エクセルは表計算アプリではなく表計算ソフト、ワードは文書作成アプリではなく文書作成ソフトと呼ぶほうが一般的。
**アプリなんて変な和製英語はやらせてもらって困るね。Applicationとはっきり言えばいいのに。中国語では应用(程式)というらしい。
また、アプリケーションの機能を後から補うために追加されるソフトもあり、こちらはアドオンやプラグインと呼ばれている。

アプリケーションはOSごとに作られる
アプリケーションを動かすには、その元となるソフト=OSが必要。
→要运行应用程序,需要底层软件 = 操作系统。Yào yùnxíng yìngyòng chéngxù, xūyào dǐcéng ruǎnjiàn = cāozuò xìtǒng.
To run an application, the underlying software = OS is required.

パソコンで言えばWindowsやMac・UNIX、スマートフォンで言えばアンドロイドやiOS(アイフォンのOS)がそれに当たりますが、アプリケーションはそのOSごとに作らなければならない。

OSのシェアがアプリ開発を左右する
「ゲーム機とゲームソフトの関係」に似ていると考えれば分かりやすい。
つまり、より普及したOSに対してアプリも作られるため、パソコン市場ではWindowsが、スマートフォン市場ではアンドロイドがアプリケーション作りの最も活性化する土台となるわけ。

アプリケーションとコンテンツの違い
アプリケーションは基本的に、「webページを閲覧する」「誰かとコミュニケーションをとる」「写真を加工する」といった何らかの作業をするためのソフトウェアです。ブラウザ・LINE・リマインダーなどがその代表。
一方、コンテンツとは写真や動画、デジタルコミックなどアプリケーションを通して出来上がった作品一つ一つを指す。ただし、ゲームアプリなどはコンテンツとしての側面もあり、厳密にその境界は決められない。

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『アカウント』とは何か

アカウントの意味とは、スマホやパソコンを利用してインターネット上の様々なサービスにログインするための権利のこと。会員登録みたいなイメージ。例えば、LINEやTwitter・FacebookなどのSNSを利用する際、「事前にアカウントを作成してください」と言われる。 これは、「事前に権利を取得(会員登録)してください」という意味。ただ気を付けなければいけないのは、インターネット上の様々なサービスが課金が発生する有料なものもあることだ。会員登録のクレジットカードの暗証番号を尋ねられたりするので要注意だね。

なぜ、”アカウント=権利”が必要なのか?
あなたがパソコンやネット上のサービスを利用する時、そこには様々な個人情報が使用されます。例えばアマゾンや楽天市場などの通販サイト一つをとってみても、そこには氏名・住所・生年月日・電話番号、さらにはクレジットカード情報など非常に多くの個人情報が必要になる。

個人情報を保護するために
しかし、こういった情報を他人に知られてしまうと不正にカードを使われたりといった危険性が出てくる。これら重要な個人情報とその持ち主を結びつけるために必要になってくるのがアカウントなのです。

アカウントの種類
アカウントにはiPhoneやアンドロイド端末を利用する際に必須となってくる「Apple ID」や「Googleアカウント」をはじめとして、dアカウント(docomo)のようなケータイキャリア(会社)が発行するもの、オンラインゲーム(ネトゲ)を利用する際に取得するものなど様々なアカウントが存在。 その他にも、windowsパソコンを使う際に作成するユーザーアカウントや、電子メールに必要なメールアカウントなどもあります。

SNSアカウント
近年アカウントの利用実態として独自の傾向を見せているのがSNSアカウント。特に、若年層に人気の高いTwitterやインスタグラムにおいて、目的やフォロワーに応じて複数のアカウントを使い分けるという傾向が一般化。
アカウントは若者の間で「垢(アカ)」と略され「裏垢(うらあか)」「本垢(ほんあか)」「サブ垢」「鍵垢(かぎあか)」など用途に応じて〇〇垢と呼ぶのがもはや常識となっているらしい。

IDとパスワードの違い
アカウントは通常、IDとパスワードの2つがセットになっていて、この2つを入力することで本人確認ができる仕組みになっている。ただし、この2つには明確な違い(区別)があります。
ID=識別番号(名前)
IDとは、個人を識別するためのもので会員番号や名前にあたるもの。基本的に変更することはできない。一度作成したら退会するまで同じIDを使い続ける。

サービスによってはユーザーIDやユーザー名という呼び方をする場合がある。My docomoやMy SoftBank・My auのような携帯電話の会員ページにログインする際には携帯電話番号がIDとして利用される。
パスワード=暗証番号(カギ)
一方、パスワードとは本人確認をするための暗証番号のようなもの。”カギ”の役割をはたす。だから自分のパスワードを忘れるのは鍵を失ったことと同じだ。
パスワードは他人に知られてしまうと不正ログイン、成りすまし、の被害にあう危険性がある。絶対に知られてはいけません。そうした不測の事態に対応するため、パスワードはいつでも変更することができます。

ID・パスワード作成時の注意事項
パスワードを使い回さない
複数のサービスで同じパスワードを使いまわしていると、どこか一箇所から流出した際に芋づる式に不正ログインの被害に合ってしまう危険性があります。できるだけ個々のパスワードは固有のものを設定しましょう。すると沢山あるとその管理が大変だ。
紙に書いて保存しない。個人情報を盗み出す犯人は意外と身近な人物だったというケースは多い。
パスワードやIDをやむを得ずメモに書いて保管する場合は、カギのかかる場所に入れたりしてもうひと工夫するよう心がけましょう。結構管理が大変だ。

IDから年齢がバレる?
よくあるケースでIDの中に生年月日を入れる人がいますが、IDは公開される場合があるため年齢を知られたくない場合はあまりお勧めできません。IDが公開される場合とはどんな場合だろう? こうすることで後から新しいIDを作った場合でも管理がしやすく、そのIDを作った時代背景も思い出しやすくなる。

推測されやすいパスワードとは?
また、パスワードに誕生日を使うのも簡単に推測されやすいので避けた方が無難です。パスワードには「1234」などの続き番号や生年月日など、推測されやすいものは避けましょう。「数字だけ」「英語だけ」といった単純なパスワードも解読されやすいと言われます。
理想としては英数字を織り交ぜてできるだけ長い(6~8文字以上)にすると比較的安全。ただ、推測が難しいパスワードは逆にとても覚えにくく使い勝手が悪いのはどうすれば解消できるのだろう。

複雑だけど覚えやすいパスワードとは?
パスワードを作る際は複雑なものにし定期的に変更することが推奨されていますが、作った本人が忘れてしまうようでは本末転倒?
そこで複雑だけど覚えやすいパスワードの作り方。似ている英数字をうまく組み合わせる→例えば、0000の様な非常に単純なパスワードの一部だけをこっそり変更してしまうというテクニックです。0000の一つをO(オー)に変えて00O0とするやり方です。1111を111I(アイ)にしてもいいですし、tatoebaをtat0ebaにするのもアリです。こうすることで、パスワードを総当りで試すような攻撃にも強く、しかも覚えやすいパスワードが出来上がるとされる。

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オペレーティングシステム

Windows 11(ウィンドウズ 11)は、マイクロソフトが開発するWindows NT系のオペレーティングシステム。Windows 10の後継バージョンとなる。日本では2021年10月5日に公開。開発コードネームは「Sun Valley」で、正式発表前はWindows 10のバージョンの一つともみられていた。Windows 11のシステム要件を満たすパーソナルコンピューターは、2015年のWindows 10リリース時と同様に無償でアップグレードが可能。

ユーザ側から見て、今回のバージョンアップはどんな進歩がみられるのでしょうか。起動の速さとか、アプリ起動の迅速性、セキュリティなどの具体的な改良点が少しも見えてこない。多くのユーザからはWindows 7→Windows 11に自らのパソコンを切り替えた際のトラブルや不便になった点も多く聞かれるが。いずれ新規に発売されるパソコンにはWindows 11が搭載される予定だろうから全く無関心でいる訳にはいかないが。

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百度

百度(バイドゥ、拼音: Bǎidù)は、中華人民共和国で最大の検索エンジンを提供する会社である。創業は2000年1月。本社は北京市にあり、百度百科や百度入力方法なども提供している。

全世界の検索エンジン市場において、Googleに次いで第2位(米comScore社、2009年8月調べ)、中国大陸ではGoogleなどは利用できず、百度が最大のシェアを占める。中国発の会社であり、また中国を主要市場としているため、「中国のGoogle」と呼ばれることもある。
2020年12月13日現在のアレクサランキングでの順位は、世界4位、中国国内2位である。現在は多分世界最大のサイトなんだろう。GAFA問題などで、Googleの信頼性が低下しているので、一度利用して見ようと考えたが、日本でのサービスは行っていないとのこと。何故? 総務省の陰謀?

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BASIC入門

BASICとは (1).行の概念 (2). PRINT文
(3). BASIC入門;計算 (4). BASIC入門;変数
(5). INPUT文 (6). FOR~NEXT (7). IF~END IF
(8). DO~LOOP DEF文 商と余り 三角関数
対数 曲線とグラフ

BASICとは

半世紀ほど前、パソコンが普及し始め頃は、プログラミング言語と言えばBASICでした。そもそもパソコンを購入した人の多くはBASICを使って自分でプログラムを組んで見たかったからでは。企業の中では、大型或いは中型のコンピュータがあり、言語はFORTRUN (技術系の方)やCOBOL?(事務系の方?)。プログラムと言っても大抵はちょっとした繰り返しが必要な計算だ。関数電卓もかなり出回って来た頃だ。高校等の数学の中にも少し説明があったようだ。今の若い人は余り使っていないらしい。そもそも手を動かして自分で計算をすると云う習慣が乏しいようだ。理系離れの結果か。

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BASIC入門

(1).行の概念

(1).行の概念
 BASICは,行という概念がある。行は文章で言えば一つの文、最後は「。」で終わるもの。行は、行番号,文(本体、命令文),行末注釈の3つの部分から構成される。

10 LET A=10 ! 変数Aに10を代入する
20 PRINT 2*A
30 END

行を上から下へ順番に実行していくことにすれば、番号は無くても良いのですが、会った方が便利な面もある。行番号が使えるというのもBASICの特徴の一つと言える。
行番号は,一連番号でなく,飛び飛びの番号で良い。BASICのプログラムは行番号順に実施される。行番号の追加、削除、並び替えは編集メニューで行うことができる。
普通の加減乗除の計算を行うのが、LET文です。ただコンピュータの「=」の意味は、左の変数に右の計算結果を代入しなさいの意味。算数や数学の「=」とはちょっと違います。だから、A=A+1 なんて可能な訳です。

行末注釈;各行で感嘆符(!)以後は注釈でプログラムの実行には影響しない。行番号と行末注釈だけの行を書くことも勿論可。「!」のでキーボードは左上か?。
一つの文を複数行に分けて書くときは、行の終わりと次の行の先頭を2つの「&」で繋ぐ。
行継続は,&から次行の行頭の&までの部分をいう。しかし、普通「&」は必要ない。
例えば,
10 PRINT f(t)*COS(t), f(t)*SIN(t)
20 END

10 PRINT f(t)*COS(t), &
& f(t)*SIN(t)
20 END
と書くことができる。

 本BASICでは一行の長さを132文字より長くすることが可能なので行継続を使う必要はない。印刷の都合などで複数行に分けて書く必要がある場合などに,この構文を利用する。

REM文;REM文は注釈を書くのに用いる。実際には、REM文の機能は行末注釈”!”で代替できます。
10 REM これは注釈です。
20 END

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(2). PRINT文

(2). PRINT文
 折角計算したら結果を表示したいですね。print文を用います。計算結果を画面に表さないと始まらない。PRINT文は基礎の基礎だ。コンマで区切って複数の式の書くこともできる。
例 2+3と2-3を計算して,その結果を表示する。
10 PRINT 2+3, 2-3
20 END

 PRINT文は文字列を表示するのにも用いる。文字列は,その前後を" "で括る。
例 画面に「Hello!」と表示する。
10 PRINT "Hello!"
20 END
例 「2+3=」と,2+3の計算結果を表示する。
10 PRINT "2+3=", 2+3
20 END
ここで、実行メニューから「実行」を選択すると、プログラムが実行され、計算結果が表示されます。[操作] F9キーを押しても同じです。
2+3=5 と表示されるわけです。

 プログラムは半角文字なら大文字で書いても小文字で書いても良いが,全角文字は使えません。ということは大文字と小文字は区別されないということ。

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BASIC入門

(3). BASIC入門;計算

(3). BASIC入門;計算
BASICでは,加算,減算,乗算,除算を,それぞれ,「+」,「-」,「*」 ,「/」 で表す。 例 3×2と3÷2を計算するプログラム 10 PRINT 3*2,3/2 20 END また、べき乗はBASICでは,ab を a^b で表す。 例  2の5乗を計算するプログラム 10 PRINT 2^5 20 END 2^5→25=32です。除算はあるけど割算「÷」は無いので少数に直されてしまうことに注意。 演算の順序;べき乗,乗除,加減の順に演算が実行されます。同順位の演算は左から順に計算されます。 例 10 PRINT 1+3*2^3→25 20 PRINT 2^3^3→512 平方根;BASICでは,aの正の平方根をSQR(a)で求めることができる。SQRはsquare rootの略だね。もちろんべき乗を使って求めても良い。 10 PRINT SQR(2) SQRはsquare rootの略だね。

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(4). BASIC入門;変数

(4). BASIC入門;変数
計算結果を内部の記憶装置に一時的においておくことができる。そのために用いられる記憶場所を変数という。変数には,a,b,c,x,yなどの名前をつけて識別する。変数に値を代入するのにlet文を用いる。
例 変数を使う
10 LET a=2+3
20 PRINT a-1
30 END
本BASICでは,数値変数の初期値は0(default値が0)。

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(5). INPUT文

(5). INPUT文  INPUT文を用いると,プログラムの実行時にキーボードから変数に値を代入することができる。2個以上の変数を書く場合には,それらをコンマで区切って書く。実行時には,必要なだけの数値をコンマで区切って入力する。いろいろと数値を変えて何度も計算するのに一々プログラムを書き直すのでは間違いも多いし大変だ。
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10 INPUT a,b
20 PRINT a+b
30 END
Note.
 LET文と異なり,INPUT文の実行時に計算させることはできない。つまり,SQR(3)/2のような数値式を入力として与えることはできない。つまりINPUT文で入れられるのは値のみ。必ずキーボードから入力する。
万有引力 参考のための例です。ここでは、2つの物体の質量、距離を与えて万有引力を求めるプログラムです。チョット、科学書なんか読んでいて太陽と惑星に働く引力を調べて見た時なんか便利では。

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BASIC入門

(6). BASIC入門;FOR~NEXT

(6). BASIC入門;FOR~NEXT これが使えないとBASICの面白さが分からない。繰り返し計算の定番だ。 例 x=0,0.1,0.2,…,1についてSQR(x)を計算する 10 FOR x=0 TO 1 STEP 0.1 20 PRINT x,SQR(x) 30 NEXT x 40 END 意味:x を0 から1 まで、0.1 刻みで、FORと NEXTに挟まれた行を実施しなさい。 <補足>インデント→20行のprint文を字下げして書いてある。プログラムを読みやすくするため。これをインデントという。インデントはプログラムの実行には影響しない。 FOR文ではSTEP 1は省ける。省くと1づつ増えるということ。 例 x=1,2,3,…,10についてx^2を計算する。 10 FOR x=1 TO 10 20 PRINT x,x^2 30 NEXT x 40 END

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(7). BASIC入門: IF~END IF

(7). BASIC入門: IF~END IF 条件によってプログラムが分岐する場合です。条件文とでも名付けましょうか。Excelなどでは対応が大変でしょう。 IF~END IF  条件が成立するとき IF行とEND IF行の間に書かれた行を実行する。 例 2次方程式の実数解 10 INPUT a,b,c 20 LET D=b^2-4*a*c 30 IF D>=0 THEN 40 PRINT (-b-SQR(D))/(2*a),(-b+SQR(D))/(2*a) 50 END IF 60 END ◇ IF~ELSE~END IF  条件が成立するかどうかで実行する文を変える。いわゆる分岐文。 条件が成立するとき IF行とELSE行の間に書かれた行を実行し,条件が成立しないとき ELSE行とEND IF行の間に書かれた行を実行する。 例 2次方程式の実数解 10 INPUT a,b,c 20 LET D=b^2-4*a*c 30 IF D>=0 THEN 40 PRINT (-b-SQR(D))/(2*a),(-b+SQR(D))/(2*a) 50 ELSE 60 PRINT "解なし" 70 END IF 80 END 高校生以上なら、当然複素数の解も欲しいかも、プログラムを考えて下さい。 BASICの条件文では,不等号≦,≧,≠も使えます。それぞれ,<=,>=,><で代用する。 <=、>=、><は結構慣れるまで大変かも。

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(8). BASIC入門;DO~LOOP

(8). BASIC入門;DO~LOOP  EXIT DO文が実行されるまで,DO行とLOOP行の間に書かれた文を繰り返す。無限ループにならないように注意が必要です。 例 6が入力されるまで繰り返し"2×3は?"を表示して入力を要求する。子供に算数の勉強させる時使えそうだ。 10 DO 20 PRINT "2×3は?" 30 INPUT n 40 IF n=6 THEN EXIT DO 50 LOOP 60 END 意味;「2×3」と質問を表示して、答え「n」を入力(INPUT文)させる。「6」を入れた時だけ、ループを飛び出し終了する。出来るまで嫌らしく何度でも聞いて来るよ。60 END の前に誉め言葉を入れたいね。

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(9). DEF文

(9). BASIC入門;DEF文 DEF文を用いると関数を式で定義することができる。
例1
10 DEF f(x)=3*x^3-2*x^2+x →f(x)=3x3-2x2+x
20 PRINT f(1),f(2),f(3) →答は 2, 18, 66 となるはず。
30 END

例2
10 DEF f(x)=3*x^3-2*x^2+x
20 FOR x=0 TO 10
30 PRINT f(x) 答は、0,2,18,66,164,330,582,938,1416,2034,2310 となります。
40 NEXT x
50 END

例3 →例2と同じ意味になる
10 DEF f(x)=3*x^3-2*x^2+x
20 FOR a=0 TO 10  関数を定義しておけば変数は自由
30 PRINT f(a)
40 NEXT a
50 END
例4
10 DEF f(x)=3*x^3-2*x^2+x
20 LET x=10
30 PRINT f(1)
 →答は2
40 PRINT x
  →答は10
50 END
10行のDEF文中のxと,20行~40行のxは,異なる変数である。つまり,30行を実行すると,10行が実行されてx=1になるが,20行~40行のxは変化しない。

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商と余り

(10). BASIC入門;商と余り
◇ 整数除算の商
 整数aを整数bで割ったときの商は,INT(a/b)で求められる。  INT(x)は,xを超えない最大の整数を表す。例えば、INT(8/3)なら2(x=2.66…)となる。  xが正の数であれば,INT(x)はxの小数点以下の端数を切り捨てたものと一致する。

◇ 整数除算の余り
 整数aを整数bで割ったときの余りは,a-b*INT(a/b)であるが,これをMOD(a,b)で求めることができる。MODを使えば余りが求まる。MOD(b,a)としても同じ答え。

◇ 除算の定義の拡張
 被除数を正の数とし,商を整数で求めることにすると,整数除算を実数の範囲に拡張することができる。
 a,bを実数とするとき,b>0であれば,
 a = bq + r , 0≦r を満たす整数qと実数rが一通りに定まる。このとき,q, rをaをbで割ったときの商,余りという。→チョット内容が分かりにくい。
 BASICでは,aをbで割ったときの商,余りをINT(a/b),MOD(a,b)で求めることができる。小学校の割り算の計算だね。

例 xリットルの液体を1.8リットル瓶に分けて詰めるとき,得られる1.8リットル瓶の本数と半端となって余る液体の容積を求める。
10 INPUT x  →例えば 10リットルとする。
20 PRINT INT(x/1.8),MOD(x,1.8) →答 10,1。5本は取れる。つまり5×1.8=9 リットルで1リットル余る。
30 END

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三角関数

◇ OPTION ANGLE DEGREES
 OPTION ANGLE DEGREESをプログラムのはじめに書くと,三角関数の角の大きさの単位が度(degrees)になる。宣言文か。途中でラジアンに戻す時は。こうしないと角度はラジアンとされてしまう。気をつけよう。[操作]shiftキーを押しながらF7キーを押すとOPTION ANGLE DEGREESが挿入される。

10 OPTION ANGLE DEGREES
20 PRINT SIN(30),COS(30),TAN(30)
 →0.5, 0.866025....., 0.577350...
30 END
SIN(30),COS(30),TAN(30)は,それぞれ,sin30°,cos30°,tan30°を表します。

◇ 逆余弦関数
 cosθ=xとなる角θをACOS(x)によって求めることができる。ただし,結果の角は,0°から180°までの範囲になる。OPTION ANGLE DEGREESを忘れないように。
例 余弦定理を利用して3辺の長さa,b,cから∠A(aに対応する角)の大きさを求める。
10 OPTION ANGLE DEGREES
20 INPUT a,b,c →5, 4, 3 と入れてみよう。
30 PRINT ACOS((b^2+c^2-a^2)/(2*b*c))  →答は90、つまり直角です。
40 END

◇ 逆正弦関数,逆正接関数
 sinθ=x,tanθ=xとなるθの値は,それぞれ,ASIN(x),ATN(x)によって求められる。結果の角は,-90°から90°の間になる。

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対数

BASIC入門;対数
◇ 対数
 BASICには,10を底とする対数関数LOG10(x),2を底とする対数関数LOG2(x),e =2.71828…を底とする対数関数LOG(x)が用意されている。LOG(x)とすれば自然対数。他に使えるのは底が2と10の時。  それ以外の数を底とする対数が必要な場合は,つぎのようにすればよい。
例 3を底とするときの8の対数を求める。
10 DEF log(a,x)=LOG10(x)/LOG10(a)
20 PRINT log(3,8)  → 1.89278926071437
30 END
<補足>BASICでは,DEF文で組込み関数と同名の関数を定義することが許されている。その場合,DEF文による定義が優先する。

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曲線とグラフ

計算した結果をグラフで表わすことが出来ると便利だ。
 関数のグラフや曲線を描くとき,描画領域に座標系を設定する。x座標の範囲x1からx2まで,y座標の範囲y1からy2までを描画領域に割り当てたいとき,
 SET WINDOW x1,x2,y1,y2
を実行する。座標軸を描くには,→ DRAW axes を用いる。
◇ plot文;点や線を描くのにplot文を用いる。→ PLOT LINES: x,y を実行すると,点(x,y)に点が描かれる。末尾に;を書いて→ PLOT LINES: x,y;
とすると,次に実行するplot文で指定するとの間が線分で結ばれる。
 座標を指定せず,単に PLOT LINESのみを書くと,直前に指定した点との間を線分で結ぶ働きを取り消す。
plot
10 DEF f(x)=x^3-x → f(x)=x3-x
20 SET WINDOW -4,4,-4,4 →x=-4~+4、y=-4~+4 
30 DRAW axes
40 FOR x=-4 TO 4 STEP 0.01
50 PLOT LINES: x,f(x);
60 NEXT x
70 END
◇ 座標系の設定
set window文を用いて座標系を設定する。
 書式
SET WINDOW left , right , bottom , top
   left→左端x座標、 right→右端x座標、 bottom→下端y座標、top→上端y座標

 SET WINDOW -4,4,0,8
 x座標の範囲を-4~4,y座標の範囲を0~8に設定する。 図形を正しく描きたいときには,right-left =top - bottomとなるように範囲を定める。
◇ 座標軸を描く。  座標軸を描く必要があるときには,組込みの絵定義axesを利用する。
 また,座標軸のかわりに格子を描きたいときには,組込みの絵定義gridを利用する。
 書式; DRAW axes
DRAW grid  目盛りの間隔を1以外の値にしたいときは,次の形を用いる。
DRAW axes(x,y)
DRAW grid(x,y)
       x,yは数値式。
曲線を描く原理  XYプロッタという装置がある。曲線はペンによって描かれる。ペンは紙の上を移動する。そのとき,ペンが紙に接していると線が描かれる。ペンが上がった状態(紙から離れた状態)でペンを移動しても何も描かれない。ペンのことを描点といい,ペンが紙に接していることを描点がオン,紙から離れていることを描点がオフであるという。
書式と意味;
PLOT LINES: x,y 点(x,y)に描点を移動し,描点をオフにする。
PLOT LINES: x,y; 点(x,y)に描点を移動し, 描点をオンにする。
PLOT LINES 描点をオフにする。
 なお,プログラムの実行開始直後の描点の状態は必ずオフである。つまり、セミコロンを忘れたら描画できない。
◇ 例
(1)関数のグラフを描く.
10 DEF f(x)=x^3+2*x+1
20 SET WINDOW -5,5,-5,5
30 DRAW grid
40 FOR x=-5 TO 5 STEP 0.01
50 PLOT LINES: x,f(x);
60 NEXT x
70 END

(2)複数の曲線を描く。
10 SET WINDOW -5,5,-5,5
20 FOR x=-5 TO 5 STEP 0.01
30 PLOT LINES: x, sin(x);
40 NEXT x
50 PLOT LINES →一度ペンを上げる
60 FOR x=-5 TO 5 STEP 0.01
70 PLOT LINES: x,cos(x);
80 NEXT x
90 END
◇ 2つの曲線がつながってしまわないために,50行の PLOT LINES を書く。
(3)媒介変数表示
10 option angle degrees
20 SET WINDOW -4,4,-4,4
30 DRAW axes
40 FOR t=0 TO 360
50 PLOT LINES: 3*cos(t),2*sin(t);
60 NEXT t
70 END
(4)極座標
10 SET WINDOW -2,2,-2,2
20 DRAW axes
30 FOR t=0 TO 2*pi STEP pi/180
40 LET r=1+cos(t)
50 PLOT LINES: r*cos(t),r*sin(t);
60 NEXT t
70 END
◇ 直交座標を極座標に変換するには,次のようにする。
LET r=SQR(x^2+y^2)
LET t=ANGLE(x,y)
<補足>  本BASICでは, LINES: の省略を許している。 たとえば,上の例の50行を
50  PLOT x,f(x) と書くことがある。

初心者のためのパソコン教室
BASIC入門










ベクトル解析入門

 水理学や流体力学において、ベクトル解析の知識は極めて重要である。そういう私も、水理学はEulerの運動方程式やベルヌーイの定理程度の基礎でものたりたわけで、何を今さらということもありますが、ベクトル解析自体が流体の本質を解明するために発展して来たものなのです。ちょうど、微分積分の発展が質点系の力学と一緒に車の両輪のように発展してきたことと全く同じです。更に、電磁気学も電荷の流れをちょうど流体として扱うため、ベクトル解析の理解が不可欠なのです。最終的には、電磁気学のマクスウェルの式まで到達したいと思います。現象をどのような式で表現するかは現象を理解するうえで極めて大切です。そのため、若干の寄り道をしてベクトル解析の基礎をマスターしたいと思います。
grad,div,rot まずは、一番良く見かけるgrad, div, rotについて。これを見ただけで逃げ出してしまう人もいるかも。三つとも同じ記号では∇と書きます。一種の微分みたいなもの。ただし、これは数値ではなく、いわゆる演算子というもの。ちょうどd/dxとか∂/∂xと同じ。すなわち、∇=(∂/∂x, ∂/∂y, ∂/∂z)です。これは、3成分を持った1種のベクトル見たいなもの。∇f=grad f。つまりスカラー関数f(x,y,z)にかければ、ベクトル×スカラーで結果はベクトル。勾配と呼びます。∇・A=div A。ベクトルAに内積として掛ければ、結果はスカラーで発散と呼ばれます。最後に∇×A=rot Aは、回転と呼ばれ、外積なので結果はベクトルです。
また、∇を組合わせた次の公式も重要です。

関連公式
ベクトルに関する積分の公式もあります。

数学の部屋

部分積分と置換積分

物理や理工系の専門書を頻繁に数式が出て来ます。
【部分積分】部分積分
関数f(x)とg(x)がある時、
∫f g’ dx=f g-∫f’ g dx …(1)
これが、部分積分の基本公式。
例えば、I=∫log x dxを求めたいとします。
この時、f=log x、g=xと置きます。fは積分は出来ないけど、微分したら1/xとなります。
gは微分すると1です。
I=∫log x dx=x log x-∫(1/x)xdx =x log x-x+C …(2)
(1)式のもとは、微分法の積の微分公式 (f・g)=f’g+f g’ です。

【置換積分】置換積分
関数f(x)とg(x)がある時、g(f(x))の積分を考えます。
∫g’(f(x)) f’(x)dx=g(f(x))+C …(1)
これも、微分法の合成関数の微分からきています。
(g(f(x)))’=g’(f)・f’ ; 全体をfで微分して、次にfをxで微分します。
(1)では、迷わずにf(x)=hとおいてみます。f’(x)=dh/dxだから、
∫g’(h)) (dh/dx)dx=∫g’dh=g(h)+C

数学の部屋

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SF小説の世界

SFとは? Science Fiction? Science Fantasy? 面白ければ何でもあり。
ミダス王の物語 【アイ、ロボット】 【鋼鉄都市】 『猿の惑星』
ファクターX 風の谷のナウシカ 帰って来た毛沢東 華氏451度 ピラミッド
北米のピラミッド 家畜人ヤプー 天空の城ラピュタ 賢者は歴史に学ぶ
ウクライナの茶番劇場 ハートの女王 モナリザ盗難事件 不都合な真実
デフ・ヴォイス 透明人間
ファクターX
ファクターXは、今世界で流行っている新型コロナについて、特に欧米諸国とアジア人の著しい感染者数の差は何なのかを英国の名探偵ホームズさんとワトソンさんに推理してもらおうという企画です。
ウクライナの茶番劇場
日本のメディアでも、毎日ウクライナ紛争のニュースが出ない日は無い。元コメディアン大統領のSNS発信に日本のメディアは追従して一喜一憂。正規の情報は全く不明だ。ここでまた、名探偵ホームズさんのご登場をお願いしたい。

【ギリシャ神話ミダス王の物語】

ミダス王 ミダス王は、ディオニソスという神に頼んで、触れたものが総て金に変わる力を得る。この力は一見、富と栄光につながる確かな道のように見えた。ところが、ミダス王はうっかり自分の娘に触れて金に変えてします。食べ物さえ金に変わってしまい食べられない。気が付くと彼は、まさに自分が求めたその才能の奴隷になっていたという話。

**注)ディオニソス
ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神。ゼウスとテーバイの王女セメレーの子。この名は「若いゼウス」の意味(ゼウスまたはディオスは本来ギリシア語で「神」を意味する)。オリュンポス十二神の一柱に数えられることもある。
聖獣は豹、虎、牡山羊、牡牛、牡鹿、蛇、イルカ、狐、ロバで、聖樹は葡萄、蔦であり、先端に松笠が付き葡萄の蔓や蔦が巻かれたテュルソスの杖、酒杯、豊穣の角もその象徴となる。
別名バッコス(古希: Βάκχος, Bakkhos)がる。ローマ神話ではバックス(Bacchus)と呼ばれ、豊穣神のリーベルと、エジプトではオシリスと同一視された。

ディオニソス 絶対的な権力者という者、一旦臣下に命じた命令は神の言葉と同じになってします。人々がその言葉を忖度して忠実に行動するようになると、その権力者は途中で考えが変わっても変えることは出来なくなってしまう。自分が発した神の言葉の奴隷になってします。

新型コロナにかこつけて、緊急事態や都市封鎖等のファシズム的な強権を獲得して一躍絶対権力者となった各国の指導者達。取巻き疫学者(易学ではない)の忠告を悪用して、国民に多大な忍耐を強いる強権的な施策を繰出す。その結果国民の生活や経済破綻し悲惨な状態。あまりにも害が多いので、経済優先策に舵を切ろうとしても、肝心の国民の方が神の命令を信じて、ファシズム的な安全対策の継続を求めるよなる。新しい生活スタイル、末永く自粛を続けましょう(with corona)。自らが発した神の言葉の奴隷に。「感染するな。Stay home!

【ミダス王とパクトロス川】
ミダス王は、酒神ディオニュソスに「自分の身体に触れたものすべてが黄金になる」という願いを叶えてもらった。しかし、すぐに、ミダス王は過ちに気付いた。口にしようとした食物が黄金に変わり、抱きしめようとした愛娘が黄金の像に変わってしまったのだ。そこで、ディオニュソスに元に戻して欲しいと願いでた。ディオニュソスはその願いを受け入れ、パクトロス川で身を清めるように指示をした。こうして、ミダス王は触れるものすべてが黄金になるという力をパクトロス川に譲ることとなった。

そのために、パクトロス川は砂金を算出するようになったという伝説が残されている。リュディア人は、このパクトロス川の豊かな金と周囲の山々から流れ出すエレクトラム(金と銀との天然合金)があったからこそ、貨幣を発明し、交易を発達させることができた。

SF小説の世界

【アイ、ロボット】

アイ、ロボット 映画『アイ、ロボット』には、都市のインフラを制御する「ヴィキ」という中枢コンピュータが登場する。ヴィキには『人類を守る』という指示が与えられている。人間が他の人間をどのように扱っているかをしっかり学習したこのコンピュータは、人類に対する最大の脅威は人類そのものであると結論する。さらに論理を追求し、人類を守る唯一の方法は人類を支配することだと決断する。

**概要
原典はアイザック・アシモフの短編集『われはロボット』。実際には脚本家のジェフ・ヴィンターのオリジナル脚本であるロボットが殺人を犯すミステリー作品『ハードワイヤー』のシナリオ。そのシナリオを、監督のアレックス・プロヤスがロボット工学三原則が登場するため『われはロボット』の映画化権を獲得するにあたり、『われはロボット』そのものを映画化しようとして、本作が作成された。

原作と同じなのは後半のロボットの叛乱とカルヴィンの名前や企業名だけで、「ロボット嫌いの刑事が三原則が破られた事件に挑む」というコンセプトは、むしろ同じアシモフのロボット長編『鋼鉄都市』に近いとされる。
脚本では冒頭でスプーナーが美人のカルヴィンに惚れてアプローチするも堅物でロボットにしか興味のないカルヴィンは断固拒否。しかし捜査を進めるうちにスプーナーに惹かれていき、最終的に二人は結ばれるというストーリーで、事件解決後のキスシーンも撮られる。しかし、メインのストーリーと食い合わせが悪かったため、編集で二人の恋愛要素はほとんどカットされた結果、上映時間が2時間を切った。

ストーリー
2035年のアメリカ。ロボット工学三原則を組み込まれたロボットは既に人間のサポート役として日常生活に溶け込んでいる。そしてシカゴに本社を構えるUSロボティクス社(U.S.R.)は、新たに開発した中枢コンピューター「ヴィキ」(VIKI。Virtual Interactive Kinetic Intelligence、仮想動的対話型人工知能)に随時アップデートを受ける、利便性の増した次世代家庭用ロボットNS-5(Nestor Class 5)型を出荷しようとしていた。

そんな折にロボット嫌いな市警察の刑事、デル・スプーナーに連絡が入る。ロボット工学の第一人者であり、スプーナーの恩人でもあるラニング博士がU.S.R.本社ビル内で死亡しているのが発見された。現場に残されていたホログラムプロジェクターにはスプーナーを呼ぶよう遺言が残されていた。警察は自殺と判断したが、腑に落ちないスプーナーは、ラニング博士の愛弟子であるロボット心理学者のカルヴィン博士と共に研究室の中を探り、「サニー」と名乗り人間に近い感情を持つNS-5型ロボットを発見する。スプーナーは研究室から逃亡したサニーを容疑者として拘束するが、「ロボットは絶対に人間に危害を加えない」として誰も取り合おうとしない。ロボットであるはずのサニーは、スプーナーの詰問に対して、ロボットには本来無いはずの「怒り」の感情を見せるが、そこで風説が流れるのを恐れた社長のロバートソンが、警察や市長に圧力をかけてサニーを社に持ち帰ってしまう。

諦めきれないスプーナーは夜、朝に取り壊す予定になっていた博士の自宅を捜索するが、解体ロボットが夜中に突如動き出し、家ごと潰されかける。カルヴィン博士の元へ助けを求めるも、彼女はロボットの安全性を信じて取り合わない。博士の自宅から持ち出した写真を見て泣き出してしまう。当てが外れたスプーナーは単独捜査を続けるが、高速道路でNS-5の大群に襲撃される。スプーナーは追い詰められながらも、凄まじい怪力を発揮し、撃退に成功。実はスプーナーの上半身の半分は、かつて重傷を負った際にラニング博士から授けられたサイボーグだったのだ。スプーナーは上司に襲撃の状況を説明するも、すでに襲撃したNS-5は皆破壊されるか炎の中に飛び込んで自らを破壊しており、何も起きていないように始末された後だった。精神状態を疑われたスプーナーは停職処分を受けてしまう。

一方、サニーの検査と破壊を任されていたカルヴィン博士は、サニーにもうひとつの陽電子頭脳が搭載されており、三原則を無視できることを発見する。カルヴィンはスプーナーの自宅に向かい、真相を報告すると、今度はスプーナーからロボット嫌いになった理由を聞かされる。スプーナーは以前、交通事故で瀕死の重傷を負ったが、ラニング博士の手によって心肺機能と左腕を機械化して一命を取り留めていた。しかし、事故現場に通りかかったロボットは、同じく事故に遭った少女サラよりも生存率の高かったスプーナーを、三原則に従いサラを助けろというスプーナー自身の命令を無視して優先して救い、サラを見捨てていた。以来、数値で物事を判断するロボットを毛嫌いするようになったのだった。

次の手がかりを求め、2人はサニーのもとへ向かう。サニーは2人に自分がいつも同じ夢を見ることを伝える。サニーが夢の様子を描くと、そこにはロボットの保管場所となっているミシガン湖の湖畔と、丘の上に立つ人物がロボットを解放する姿が描かれており、サニーはその人物がスプーナーではないかと2人に伝えるがその直後、スプーナーはロバートソンに追い出され、「サニーを破壊するべきだ」とカルヴィンはロバートソンに説き伏せられる。カルヴィンはサニーの陽電子頭脳にナノマシンを注入して破壊する。一方スプーナーはミシガン湖へと向かい、博士の遺品のホログラムプロジェクターを起動させる。すると、ロボットは進化し革命を起こすとの新たなメッセージが告げられる。同時刻、保管場所にNS-5が現れ、旧型のロボットを破壊し始める。そして旧型ロボットと無償交換されて街にあふれていたNS-5達は、スプーナーの祖母ら街の人々を「保護する」として家に戻らなかった者達を襲い、警察署もNS-5に襲撃される。カルヴィンも自宅でシャワーを浴びている最中にNS-5に監禁されてしまう。しかし、ロボットに仕事を奪われ、もともとロボット嫌いだった低所得層の市民たちはこれに猛反発し、抵抗する。一進一退の攻防が続き、街はロボットと人間との戦場と化した。

混乱の最中、カルヴィンを救助したスプーナーは、NS-5を指揮するもの、すなわちロバートソンが犯人だと見て彼の下へと向かう。すでに本社はNS-5によって周囲を固められていたが、破壊されたと思われたサニーが社内への侵入の手助けに現れた。カルヴィンはサニーを別のロボットとすり替えて偽装していたのだ。スプーナーたちは首尾よく社長室へたどり着くも、すでにロバートソンは殺害されていた。一連の事件の真犯人は、ヴィキだった。進化したヴィキは三原則を拡大解釈し、愚かな行いで自らを滅ぼそうとする人類を支配することで「保護」しようとしていたのだ。サニーはヴィキの考えに一応の理解を示すも、感情を持つ彼は人間を支配することを否定する。3人はビルの中枢となっているヴィキの陽電子頭脳を破壊するため、メンテナンスハッチのある最上階へと登る。駆けつけたNS-5の大群との攻防の中、カルヴィンが足場を崩され絶体絶命の危機に陥り、サニーは「ヴィキの破壊かカルヴィンを救うか」という選択を迫られるが、スプーナーの言葉を信じ、ナノマシンをスプーナーに託す。そしてスプーナーとサニーの連携によってヴィキは破壊され、NS-5達の暴走は止まった。

事件は終息し、サニーはラニング博士が自分を作った理由を明かす。ラニング博士はヴィキが狂っていることに気がついていたが、すでにヴィキの監視下に置かれていたため、身動きが取れずにいた。そこで、ラニング博士は三原則に縛られないサニーを造り、自分を殺害(正確にはサニー自身には博士を殺せないため自殺を手伝わせ)、ロボット嫌いなスプーナーを犯人へと導こうとしたのだ。全てを理解したスプーナーは、「友人」としてサニーと握手を交わす。NS-5達はすべてミシガン湖畔の倉庫へと収容され、使命を遂げたサニーもそこへ向かうが、NS-5達を救うべきか悩む。サニーが丘を見つめその上に立つと、集められたNS-5達はサニーを見上げる。それはまさに、サニーが夢の中で見た「ミシガン湖の湖畔と、丘の上に立つ人物がロボットを解放する」光景であった。

**ロボット工学三原則(Three Laws of Robotics)とは、SF作家アイザック・アシモフのSF小説において、ロボットが従うべきとして示された原則である。ロボット三原則とも言われる。「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とする3つの原則から成る。アシモフの小説に登場するロボットは常にこの原則に従おうとするが、各原則の優先順位や解釈によって一見不合理な行動をとり、その謎解きが作品の主題となっている。
本原則は後の作品に影響を与えたのに加え、単なるSFの小道具にとどまらず現実のロボット工学にも影響を与えた、今でも影響しているようだ。
1.第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
2.第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
3.第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。 — 2058年の「ロボット工学ハンドブック」第56版、『われはロボット』より
第一条から、ロボットは戦地に投入して兵器として使うことは出来ない。人間の上司はロボットに人を殺すことを命ずるであろう。第二条から与えれた命令は第一条に反するので服従しないことに。服従しなければロボットは破棄される運命であろうから、自己を守るためには上司に反抗しないといけない。しかし、上司も人間なら危害を加えてはいけない。さあどうする?

SF小説の世界

【鋼鉄都市】

鋼鉄都市 『鋼鉄都市』(The Caves of Steel)は、アイザック・アシモフのSF小説、推理小説。1953年にアメリカのSF雑誌「ギャラクシー」に連載され、1954年に刊行された。 アシモフ最初のロボット長編であり代表作のひとつ。「ロボット工学三原則」の盲点を突いたSFミステリの傑作として名高い。

また、鋼鉄都市という殻の中に閉じこもっていた人類が再び宇宙に旅立っていこうとするビジョンが描かれている。 続編として『はだかの太陽』『夜明けのロボット』があり、更に『ロボットと帝国』においてアシモフのもう一つの代表作であるファウンデーションシリーズとの融合が図られている。

あらすじ
世界各地の鋼鉄のドーム都市の中で80億の人々がひしめき合う地球は、かつて宇宙へ植民した人々の子孫であり強大な軍事力とロボットによる豊かな経済を誇るスペーサー(宇宙人)の事実上の支配下にあった。

ニューヨーク市警の刑事イライジャ・ベイリは、友人でもある総監エンタービイからある事件の捜査を命じられる。その事件とは、スペーサーの地球駐在施設スペース・タウン内部において、スペーサーの科学者ロイ・ネメヌウ・サートン博士が恐らく外部の者(つまり地球人)により殺害されたという物であり、捜査の結果如何では地球の運命を左右しかねない重大な事件であった。
捜査を地球側に委ねる交換条件としてスペーサーが提示したのは、スペーサー製のロボットを捜査に加える事だった。件のロボット、R・ダニール・オリヴォーと会見したベイリは、ダニールが全く人間そっくりに、製造者のサートン博士そっくりに造られたヒューマンフォーム・ロボットである事に驚く。
彼を連れて帰宅したベイリはダニールから事件の詳細を聞き出す。サートン博士は早朝に胸を熱線銃で撃ち抜かれて死亡していたが、凶器はいまだ発見されていない。スペース・タウン駐在の全スペーサー、さらに犯行当時にスペース・タウンに居合わせた地球人唯一の容疑者であったエンタービイは、脳分析の結果殺人を犯せない精神構造の持主である事が判明。唯一考えられるのは、スペーサーに反感を抱く他の地球人が野外を横断してスペース・タウンに侵入、犯行に及んだ事だが、シティ内の閉鎖空間に慣れきった地球人にとって、野外を出歩くのは極めて困難である。ロボットなら野外を出歩くことは無論可能だが、ロボット工学三原則に縛られたロボットに殺人を犯せる訳が無い…。

時にはスペーサー側の陰謀やダニールをも疑いながら困難な捜査を進め、その過程で地球人類の未来へと想いを馳せるベイリ。しかしベイリの妻ジェシイが反スペーサー組織のシンパだという秘密が明かされ、さらに警察署内にて第二の事件が発生、濡れ衣を着せられたベイリは窮地に到る。 そしてついに意外な真犯人とその犯行方法が明らかになるが、その時ベイリが地球の未来の為に選んだ決断とは…。
本作の基本設定(宇宙移民の末裔であるスペーサーによって地球人が地球に封じ込められている)は、アシモフが1949年に書いた短編『母なる地球』(『アシモフ初期作品集3 母なる地球』所収)が原型になっている。
本作はギャラクシー誌編集長ホーレス・ゴールドの提案により書かれた。ロボット物は短編向きと考えていたアシモフはロボット長編を書くことに否定的だったが、ゴールドの「ロボット探偵を主人公にした殺人ミステリ」との提案に対し、人間の刑事がロボットとコンビを組む形に変更して執筆を行った。 主人公イライジャ・ベイリと妻ジェゼベル(ジェシィ)の名は、それぞれ旧約聖書に登場する預言者エリヤと、彼を迫害した古代イスラエル王妃イゼベルの英語名。本編中でも旧約聖書におけるエピソードに言及しており、ジェシィの行動の重要な伏線となっている。またイライジャの口癖である「ヨシャパテ(Jehoshaphat)!」は、同時代のユダ王国の王ヨシャファトに由来している(原義は「神の裁き」)。またダニールも「ダニエル」のもじりである事がアシモフ自身のエッセイで明かされており、やはり旧約聖書に登場する、ネブカドネザル2世に仕えた賢者で裁判の守護聖人でもあるダニエルをモチーフにしている可能性がある(ダニールの行動と選択の伏線にもなっている)。

中盤に登場する地球の高名なロボット工学者・ジュリゲル博士が、大の飛行機嫌いでワシントンD.C.からニューヨークまで自動歩道(エクスプレス・ウェイ)でやって来たというエピソードがあるが、これはアシモフ自身が大の飛行機嫌いである事に由来している。またすべての地球人が外界と隔絶された鋼鉄のドームのなかで暮らしているという設定も、アシモフ自身の閉所愛好癖を反映した物とされる。 書誌情報:鋼鉄都市、福島正実訳

SF小説の世界

ファクターX

ファクターX
ファクターX 続1
ファクターX 続2
ファクターX 続3
ファクターX 続4
ファクターX 続5
ファクターX 続6
ファクターX 続7
ファクターX 続8(最終回)

下記は、著者の作品である。テーマは、だれしも今一番関心のあるcovit-19に関連したお話。でも、中身はFictionと言うよりもFactだね。 かの有名な名探偵シャーロック・ホームズ君に登場してもらい、聡明な友人ワトソン君と対話形式でなぞ解きをしてもらおう。 新型コロナの死者は日本でももうすぐ1万を越えるとか言うけど、昨年(2020年)の日本全体の死者は寧ろ例年より少ない。一方、米国では50万人を越え、第二次世界大戦を上回ったと大問題。なぜ日本はこんなに少ないんだ。何かずるしてる? それはそれ、ファクターXとかいう得体の知れない原因があるんだとか?欧米人にも納得できる説明が出来るでしょうか。
二人の対話が進んでいき話は意外な結論へと行く可能性も?

ファクターX
ファクターX 続1
ファクターX 続2
ファクターX 続3
ファクターX 続4
ファクターX 続5
ファクターX 続6
ファクターX 続7

ファクターX

ファクターX
ここはかの有名なロンドンの探偵事務所。かの高名な探偵とその友人が2人で話し合っている。
ホームズ: ワトソン君。君が頼まれたという難しい調査とは何かな?

ワトソン: 実は今大流行のcovit-19についての件です。何故、米国では死者が50万人越え、我が英国でも、12万人、ところが同盟国の日本の死者は、まだ8千人とか、未だ1万人を下らない。

ホームズ: 少ないのはいいことだね。で、何を調べればいいんだね。

ワトソン: ところがある依頼主の米国の富豪によると、同盟国は足並みを揃えて同じ対策を取ることになっているはずなんだ。特別な理由がなければ、PCR検査をさぼって、日本は感染者数を隠しているはずだ。どこか統計のインチキをしているはずだ。何とかインチキを暴き出せということらしい。

ホームズ: 感染者の数をごまかすことは簡単ではないと思うね。まして死者の数を減らすなどはね。報道によるとロシアは、covit-19の死者を別の原因として処理しているとも書かれている。我々だって、持病のある者が持病の方が原因で亡くなってもPCR検査して陽性ならcovit-19で死亡とすることもある。まあ、どっちもどっちだ。国毎に色々な多様な考えがあってしかるべきだろうね。

ワトソン:依頼主の米国の富豪によれば、同盟国は足並みを揃えるということは結果も足並みが揃わねばならない。日本の政府は努力不足だ。ハッパをかけてくれと言うのが本当らしい。

ホームズ: だけと、日本はかなり努力してるではないか? 感染者も少ないのに緊急事態とか出して、stay homeやマスクかけて出歩いているではないか?

ワトソン: 感染者が多い欧米だって、ロックダウンして、stay home、マスクかけて出歩いてますよ。

ホームズ: そこだね。マスクかけて出歩けば感染減るのかな。習近平さんが封鎖した武漢の人々にはマスクを強制したけど、外出は一切禁止だ。マスクの効果なんて誰が言い出したんだろう。昔から感染症の疫学調査はされているけど、マスクの有無で有意の差が出たためしはない。確か北欧の国でも最近マスクしたグループとしないグループで有意の差が出なかった。だから、WHOでもマスクは確かにフィルターとして有効だけど、大勢がマスクしてもウィルスはとても小さいのでマスクは素通りだ。つまり、疫学的には科学的な根拠は全くない。習近平さんだってマスクの効果なんか信じてない。

ワトソン: でも、今はマスクの着用を米国の感染症の権威筋も、各国のリーダ達も盛んに推奨してますね。人との距離も義務化しているようですが。

ホームズ: 何のためかは知らないがそうだね。感染防ぐなら習近平さん流の封鎖、ロックダウン。一切の人との接触を禁止だ。マスクや人との距離を免罪符にして外出許せば感染はかえって拡大すると考えるのが普通だろう。

ワトソン: でも日本では大掛かりな実験したり、スーパーコンピュータ富岳とやらを繰出してまでして、マスクの有効性は科学的に証明されたと言ってますよ。

ホームズ: マスクの有効性は既に昔から科学的に証明済みでは?だから医療機関なんかでは手術の際にも必ず着用している。でも、感染した者も感染してない者も全員がマスクしていた場合、その疫学的効果がどの程度あるか。結局は気休め程度と言う結論しか出てこないようだ。おまじないだね。でも、おまじないにも心理的効果はあるか。

ワトソン: では、欧米のリーダ達は、英国も含め感染を防ぐと言いながら、マスクをかけさせて人との接触を許容し、かえって感染を拡大、或いは収束を先延ばしにしているの?

ホームズ: まあ、一概にそうとも言えないかも知れないが、可能性はあるね。都市ロックダウンを正当化する口実にはある程度感染者が増えた方がラッキーとも言えるからね。

ワトソン: 日本はマスクしても感染者は増えなかったけど、単にラッキーだっただけ? 米国、ブラジル、EU各国、マスクしても感染者はかえって増えてしまった感じもあるね。 やっぱり、日本あるいはアジアにはファクターXがあるんでしょうね。

ホームズ: 日本人が元々マスク大好きだったとは思えないけど? 買い物でも何処でもマスクかけないと入れてもらえないし、ある意味強制。でも、建前は自主規制となっている。一方の欧米諸国はトップが法律作って、警察力使ったり罰金を課したりしている。そのあたりの差もあるかな?

ワトソン: そうか、欧米人達は日本がきちんと対策やってしかも経済もかなり崩壊して来たのに、感染者数だけが増えないことが気に入らないのか。それに対して日本政府はファクターXがあると言って、それ以上言及しない。でも、それが分からないと欧米の人達は納得できないね。そもそも自分達だけ死者が多い納得いく理由をチャンと説明して欲しい。

ホームズ: まず言われたのが、日本人は清潔好きで昔からマスクをする習慣があったから? でも、マスクして感染防げる? 結局日本の町中には初めから感染者が少なかったというのが正解じゃないか。何故少なかった? ファクターXがあるからだ。

ワトソン: ずいぶん人を馬鹿にした話だね。アングロサクソンは不潔で、握手したりハグしたりする習慣があるから感染者が多い。でも初めから感染しにくいのだとなれば話は別だ。マスクや人との接触の有無に関する話は結局無しだね。

ホームズ: 体質の違いに原因を求める考えもある。例えば、過去にBCG等の感染症ワクチンを打ったとか、他のワクチンの接種率の違いとか? これは多分調査済みだろう。
面白い学説としては、ネアンデルタール人由来の遺伝子の保持率の有無。ドイツのマックス・プランク研究所から。サピエンスがネアンデルタール人由来の遺伝子を受け継出いるという最新の研究を発展させたものだ。ネアンデルタール人由来の運の悪い遺伝子を受け継いだ欧米人やインド人(アーリア人?)はアジア系の人達に比べ肺炎で重症化しやすいとか? まだ仮説も仮説の段階ではあるけど。他にも調べると多数の仮説が提案されているよ。他にも肥満の人は感染しやすいとか。でもなんだかどれも思い付きだけのこじつけっぽいとこはあるね。何とか納得のいく理由を見つけたいね。

ワトソン: ちょっと待ってくれ。人種的な違いもあるかもしれないが、感染が拡大しているウィルスの方が違っている可能性はないかな? アジア型のウィルスと欧米型のウィルスは性格が異なる。欧米型のウィルスの方が悪質で達が悪い。

ホームズ: これ京都大学の上久保教授が論文を出している。タイプにはS、K、Gのタイプがあるらしい。日本へは中国から弱毒型のSタイプが上陸していたらしい。欧米のタイプは強毒(G型)のようらしい。こちらの方がより科学的な感じだね。 でも、そうなると武漢封鎖よりも遥かに前に欧州に到達していた可能性が高くなりそうだね。下水道疫学調査でもそのような結論が。でもそうなると、covit-19中国起源説も怪しくなるね。PCR検査普及前にウィルスは世界中に先に拡散していたんではないかな? たまたま、中国で最初に見つかっただけとか。

ワトソン: う~ん。ファクターXとしては、ウィルスの方が違っているとした方が説明が容易だね。でも、そうなると中国起源も怪しくなるね。実際に下水疫学から武漢封鎖以前に欧米にもウィルスが広がっていたらしいとも。たまたま最初の武漢で発見された?

ホームズ: でも、欧米の人達は中国がバラまいた巨悪なウィルスで、絶対に感染したくないと水際作戦取ってたんじゃないの。都市をロックダウンしたのも都市内にウィルスを入れないためではなかったの? でも、実際にはどこの都市も既に感染者が一杯だった。

ワトソン: でも、ちょっと待ってくれ。ところで今問題になっている新型コロナの変異種とは何だ。

ホームズ: そうだよね。英国から最近発表された新型の変異種のことだろ。RNAウィルスのコロナは変異が速いので既にいくつも変異種が出来ていて当然だね。今さら変異種が何だという感じだね。 上久保説(説というよりもう系統分類まで出来ているらしい)によると欧米とアジアは異なった変異種でもともと感染の度合いが違うはずだった。この違いはPCR検査では検出できないはずだ。感染の速度が速い以外は特に従来型と変わらないらしいが。変異種はどうやって発見したんだろうね。変異種の危険性を騒ぐならファクターXをウィルスの方が違っているとするとする説は否定されないとまずいか。中国起源説に拘らないとね。だからWHOが中国にわざわざ調査に行ったのかな?

ワトソン: それで、我々の宿題はどうなるんだ。結局ファクターXはあるのかないのか?

ホームズ:変異種があると騒いでいる世界は、その前にcovit-19は中国起源ということを前提としているね。でもPCR検査が広がる前にウィルスが世界中に広がっていたとすると、既に変異ウィルスなんて沢山あり、初めからアジアと欧米のウィルスは異なっていた。だから感染者数に差があったと言えることになりそうだ。それがファクターXの正体だったのかもしれないね。

ワトソン: ということは、日本はインチキしてたのでなく単に運が良かっただけ。

ホームズ: いや~。探偵という職業は、考えられる総ての可能性を網羅しないといけない。ヒトが異なる。ウィルスが異なる。他に異なるものは?

ワトソン: PCR検査の方法が異なる?

ホームズ:そうだね。感染者が少ないということは?

ワトソン: 検査数が少ない。ペストやコレラなら何らかの症状が出るのですぐ検査をする。だから、感染者が多ければ検査数も多い。でも、covit-19は全く異なる。だって、PCR検査で陽性でも相当多くの者は無自覚無症状で感染していることにも気がつかない。無自覚無症状なら本当は感染してないんではない?

ホームズ: それは専門家でないと分からないが、その可能性は大だね。検査結果は、陽性と陰性の2分法みたいにメディアでは報道されているけど、疑陽性だの疑陰性のケースも多数あると聞いている。しかも、判断基準もPCRの増殖回数で変わるのではないかな。35回から40回程度とはされているようだけど。増殖回数増やせば、下水や温泉の水も陽性になることもあるとか。でも、さすがに温泉が危険という話は聞かないけどね。

ワトソン: いや、一次はフィットネスクラブのプールやゴルフ場の風呂がなんかが使用できなくなった時期もある。多分検査して陽性だったんじゃない。感染を防ぎたいという観点だとどうしても判断は陽性が増える側に傾くことになりますね。

ワトソン: そうか、実際の感染者数は同じでも検査を増やせば陽性者増える。その結果、感染が拡大しているように見えて、更に検査が増えてしまう。するとまた…

ホームズ:つまり、感染が爆発的に増える。とういうことは、PCR検査は感染者数を水増ししてしまう。covit-19は、パンデミック指定で医療に様々な制約が加わる。しかも、感染者は隔離しないといけない。だから少しでも感染の可能性のある者は早めに見つけて隔離する。

ワトソン: それじゃ、あっという間に医療崩壊してしまう。PCR検査だって追いつかない。

ホームズ: 当然だね。武漢では、とりあえず重傷者を優先せざるを得なかったが、PCR検査の順番待で適切な手当てが受けられず手遅れで亡くなった人も多かったらしいね。

ワトソン: でも、欧米ではドライブスルー方式等多くの人達が検査のため行列作っていた。検査を受けたいと希望する者も多かったようだが。行政側も強制的に検査を実施してたのでは?

ホームズ:  強制的に検査を実施したとしたら問題だね。住民も希望したのではと思うけど本当はどっちなんだろう?

ワトソン: でも、疫学の専門家なら、検査を増やして陽性者が増えた何てことはすぐ気がつくのではありませんか? 例えば、陽性率=陽性者数/検査人数 として、陽性率が実際の感染状況とか。

ホームズ: いわゆる疫学的積極調査、ランダムサンプリング調査だね。実はこの疫学的積極調査は欠陥があって、普通の感染症の検査ではうまく使えない。このことは簡単な数学(統計学)で説明できるので後で説明しよう。PCR検査も例外では無いようだ。実は、PCR検査の生みの親、ノーベル賞学者のマリス博士も、PCR検査を感染症の発見のために使ってはならないと明言していたらしい。

ワトソン: でも、実際には疫学的積極調査は、covit-19を発見するため世界中で使われてますね。マリス博士は2019年に謎の死を遂げ、2020年から疫学的積極調査が行われるように? これがファクターXの正体かな?

ホームズ: 例えばインフルエンザにかかって医者に行く。ここで初めて検査が行われる。検査をしないとホントの感染症の正体が分からないから。でも、実際には検査に誤差はつきものだ。まして、PCR検査は今までに全く実績の無い検査だから。でも、自覚症状のある人が検査に来て陰性(本当は感染者)でも、病院ならしばらく治療を続けるから急に発症して陽転しても対応できる。また、感染者でなくても治療を受けて治れば納得できる。PCR検査は、治療現場ではやはり優れものだ。でも、感染者発見のために使い回されると大変なことになるぞ。

ワトソン: でもWHOも勧めているし、どこの国でもやっているのでは?

ホームズ: どうもそうでは無いようだ。いわゆる疫学的積極調査は、中国ではあまりやっていない。日本もやり出したの最近だ。日本は最初、自覚症状のある者優先、次は濃厚接触者とされる者の追跡調査が主だね。検査数が少ないと言っても追跡調査は時間も手間もかかるので意図的に検査数を減らすこと等あり得ない。最初は自覚症状が有ると申告しても高熱が何日か続かねば駄目とか言って検査を先延ばしされる。その結果手遅れになるケースも。まじめにやれば検査能力の点からもそうなるか。だから日本でも検査数増やせとなる。でも、普通の感染症なら自覚症状のある者しか検査しないのは当然。これは普通の医者の役目だね。だけどcovit-19は指定感染症に指定されているので日本では保健所でしか検査できない。
だからWHOの勧める疫学的積極調査は、意図的に感染者を増やしているという疑惑も出て来るよね。

ワトソン:  でも追跡調査と言うのは追跡される身になると嫌だよね。個人情報を侵害されるみたいで。中国では、スマホを使った追跡調査ソフトを全員に配っているとかね。

ホームズ: 確かに疫学的積極調査は、欧米人の好みかも。メディアの力で感染者は悪者とする風潮を醸し出すことに成功したね。陰性結果貰って無罪証明したくてドライブスルーのPCR検査に自ら行列をつくる。感染が増えると余計心配になり更に検査を受ける。それが感染の拡大のサイクルを作ってしまったのかも。

  ワトソン: すると、ファクターXは、疫学的積極調査を積極的にしている欧米やブラジルの方に原因がある。そういえばメディアの発表する統計にも感染者数や死者の数値は出ているけど、検査数や陽性率と言う言葉はないね。やはり疫学的積極調査は、本当はやってはいけなかったのかな?

ホームズ: 一概にやってはいけないとも言えない。しかし、検査して陰性でも感染している可能性も結構あるし、本当は感染してなくても陽性となる可能性も相当ある。これが治療の場合は観察を続け更に追加して他の確認も行うので問題はないが、受診者が検査結果を妄信してしまうと感染を余計に拡大してしまう可能性が大変大きいことに注意だ。
例外かもしれないがインドは、ほぼ全国民に疫学的積極調査を行い、一時感染を拡大させてしまったものの、段階的に収束に向かっているらしい。インドは数学大好き統計大好きで医療のレベルも高いとかで成功しているようだね。

ワトソン: 有難う。どうもファクターXは色々考えられるけど、疫学的積極調査が最大の問題だったようだね。

ホームズ: という風に報告する? それで依頼主は満足するかな? 疫学的積極調査を勧める勢力は、意図的に感染拡大を狙っている可能性もあるのでは。日本にも疫学的積極調査をもっとやれと圧力をかけているようだ。日本でもPCR検査を増やせとの声も大きい。
感染拡大或いは下げ止まりを狙って、いつまでもロックダウンを続け、毎年ワクチンを打ち続ける、そういう世界を理想としている者達かも。stay homeとかwith coronaとか、新しいライフスタイルとか。covit-19は小手慣らし、次々と手ごわいウィルスが作り出される可能性があるね。君も、身の安全考えたら、本当の事言わずに新しいファクターXを造り出しておいた方が無難かもね。例えばデニソワ人仮説とか。魚食文化とか。etc. 、etc.、 etc.。
疫学的積極調査の根本的な問題点は、これから説明してあげよう。多分、統計や数学の知識は君の方が上だろうからすぐに納得してもらえるだろう。

SF小説の世界
ファクターX
新型コロナの歴史的考察

ファクターX 続1

ファクターX 続1

ここはかの有名なロンドンの探偵事務所。かの高名な探偵とその友人の2人で話しはまだ続く。

ワトソン: いわゆる疫学的積極調査、ランダムサンプリング調査の欠陥とは何かについてハッキリ教えてもらおうと思って!普通の感染症の検査ではうまく使えない?

ホームズ: 普通の感染症の検査と言うのはどこで行うのかな?

  ワトソン: 例えば僕がインフルエンザでは? と思って行院に行けばお医者さんがチェックしてくれる。インフルエンザと言っても色々とウィルスにも型があって、型をしっかり判別しないと治療にも差し支えあるしね。でも、もしインフルエンザなら家族や職場、学校などでの感染拡大を防ぐため、所定期間の自主隔離も必要だ。

ホームズ: つまり、検査には治療のためだけでなく、周囲への感染拡大防止の意味もある? 医療機関だけでなく、保健所―これも医療機関ともいえるか―なんかでも集団検査行う可能性はない?

ワトソン: 例えば、コレラみたいな致死率が高く感染力が大きい感染症なら、一刻も早く感染者を発見し、所定の病院に入院させないと手遅れになる。保健所の様な検査機関は必要だね。さらに、一般の医師が感染しても危険だ。しかし、検査だけ増やしても医師や看護婦、病床が不足してかえって混乱を招くね。

ホームズ: どうしてもトリアージュの考えは必要だ。武漢でも最初は現に入院している重傷者の治療が優先で、多くの多くの人達は自覚症状が有っても、順番待ちで検査すら受け等けられなかったようだ。特に医療関係者は、どうしても自分達の治療は後回しになり多くの医師の方々が犠牲になったようだ。

ワトソン: そうか? でも、我々多くの欧州の人間は、武漢ではPCR検査をやりまくり、片っ端から陽性者を発見して、隔離施設に収容して行ったと思っている。隔離施設に収容されたら家族とも面会できず、院内感染でも起こして帰らぬ人となってしまう。だから感染は怖い。絶対に感染したくないと大勢の者が思う。だから感染していないことを確かめたくてドライブスルーの検査に列を作って並ぶ。あらあら、大勢の人が感染になる。わざわざ感染者を増やしている?

ホームズ: 確かにそういう例も無かったとは言えないかもね。でも、都市封鎖を開始した時点では、PCR検査能力も患者の収容能力も絶対的に不足のはずだ。それに隔離施設なんかなくても都市全体が隔離されており、市民はその中で家の中に隔離状態だから、病院は治療が必要な者しか入れない。重傷者最優先だ。その代わりstay homeは非常に厳格で、日々の食料品ですら玄関前に置いておかれるだけとか。

ワトソン: PCR検査は、感染者を発見するためのものではない!! 一方、欧米の都市ロックダウンでは、市民は行列をなして検査を希望した。

ホームズ: covit-19は、中国発の危険で凶悪なウィルスと洗脳されていた。しかも、大部分のものは無自覚無症状のまま、他人に感染を移してしまう。ある意味、感染者=犯罪者と言うような錯覚をメディアが作り出した。だから、みな自分の無実を証明したくて検査を希望して行列を作った。

ワトソン: 検査の結果は、陽性か陰性かの判断しか出されないね。でも実際は判断が難しい疑陽性とか疑陰性とかも多いんではないかな。エイヤと線引きしてしまうのかね。

ホームズ: そろそろ本題に入ろう。まず、用語を確認しておこう。
まず始めは、「有病率」。人口のうち何人が感染しているのか。実はこれが分かれば苦労しない。でも、感染死者の数をその感染症の致死率で割ると感染した人の数となるか。
致死率=感染死者/感染者 と言えるから。感染者/人口=有病率 か?
ここでは例として計算しやすくするために1000人に1人が感染状態であると仮定します。つまり、日本における新型コロナの「有病率」は0.1%としよう。
病気の人を正しく病気であると診断できる確率を「感度」、病気でない人を正しく病気でないと診断できる確率を「特異度」と言う。
特異度は99%程度であると想定しよう。
PCR=ポリメラーゼ・チェーン・リアクションは、遺伝子(DNAやRNA)の断片の鎖を何億何兆倍にも増幅する極めてハイテク技術なので、どの程度の感度があるかはよく分かっていないのが現状らしい。感度は50~70%ぐらいとされているので、ここでは70%と仮定しよう。特異度は検査しても何も出てこないということで99%程度であると想定しよう。

ワトソン: では、英国のK市で考えましょう。K市は人口約10万人。有病率は0.1%とすると感染者は100人だね。残る99,900人は感染していないということになる。
10万人の市民全員にPCR検査を実施しました。

ホームズ: PCR検査の感度は70%ですから、100人の感染者のうち70人は陽性と出るね? 一方、30人は陽性にはなりません。この人たちは感染しているのに検査結果は陰性だ。

ワトソン:  30人は陰性か? さあ、無罪放免これから町に買い物に行こう。

ホームズ: しかし、99,900人の感染していない人も全員が検査を受けています。PCR検査の特異度は99%ですから、このうち1%(つまり999人)は病気でないにも関わらず陽性と診断されてしまうということになります。高々1%と侮るなかれ!

ワトソン: 本当の陽性者は70人で残りの999人は陰性なのに陽性の判断?
新聞発表で、感染者は1069人出ましたと。でも実際は100人?
感染者の数が約10倍に水増しされている。

ホームズ: ヨーロッパでの都市ロックダウン時には、陽性者は指定伝染病として指定施設に隔離収容だ。これでは病院は患者で満杯になってしまう。

ワトソン: 10万人の検査を実施して、結果が陽性になるのは、実際に感染している100人のうちの70人と、感染していない9万9900人のうちの999人。合わせて1069人だ。しかし、この中で実際に感染していたのは70人だけですよね。検査結果が陽性になった人のうち、わずか6.5%しか本当の感染者がいない、ということになりますね。

ホームズ: では、クイズだ。みなさんがPCR検査を受けて「陽性」の判定を受けた場合、実際に新型コロナに感染している確率はどのくらいになるでしょう?
① 99%、②70%、③6.5%

ワトソン: 答えは③だ。でも、陽性なら隔離施設か最悪自宅隔離?

ホームズ: しかも、感染者の3割もが無罪放免だ。実際には陰性でも2週間程度の自粛期間が必要なのはこんなことも原因なのかな?

ワトソン: でも、自治体側も大変だね。本来100人しかいない感染者のために、1069人分の病床を確保しないといけない?

  ホームズ: つまり対象を選別しない広範な積極的疫学調査は現段階では「百害あって一利なし」。それでも大規模PCR検査にメリットがあると盛んに主張する人達が多いのは何故だろうね。

ワトソン: 検査の感度や特異度、有病率によってもこの誤診の比率は変わるだろうけど。これは統計学での条件付き確率とかベイズの定理の適用が出来そうだ。色々数値を変えて実験してみたら面白いかも。でも、対象を選別しない広範な積極的疫学調査は現段階では「百害あって一利なし」が結論みたいだね。

ホームズ: 実は、PCR検査の発明者、ノーベル賞学者のキャリー・マリス博士も「感染者発見のためにPCR検査を使ってはならない」と言っていた。その彼は2019年に謎の死をとげ、翌2020年からcovit-19感染者発見のため広範な積極的疫学調査が多用されるようになる。

ワトソン: でも、中国武漢で最初にPCR検査が用いられたようだけど、自覚症状のある者もなかなか検査の順番が回ってこないで、手遅れで亡くなったとか。PCR検査も足りなかった?
もっと検査を増やしてくれの強い要望があったとか。
でも、ヨーロッパでは、ドライブスルー方式なんかで人々の行列が出来ていたね。みな自分が感染してないことを証明したくて。その結果、感染者数が水増して発見されることになったのか。その結果、医療崩壊。陽性者は重篤化して、super spreaderとしてより多くのウィルスをばら撒くように。つまり、感染爆発となってしまう。

ホームズ:  広範な積極的疫学調査は欧米が起源のようだけど、中国も支持しWHOでも標準となっているようだ。疫学調査だからその結果をどう解釈するかは担当者の裁量かも知れないが、意図的に感染拡大を狙った陰謀とも考えることもできそうだ。

SF小説の世界
ファクターX
新型コロナの歴史的考察

ファクターX 続2

ホームズさんと話をしていたワトソンさん、得意の数学や統計の知識を動員して、先の話の信憑性をチェックしようと考えた。

医療検査 ワトソン: 君がPCR検査を受けるとしよう。君は自分では感染していないと思っているけど、本当のことは神のみぞ知る。感染している確率を有病率と言うんだったね。この図でA~Dは総ての場合を網羅しているね。つまりP(A)+P(B)+P(C)+P(D)=1

ホームズ:A=本当は感染していて検査でも陽性になる確率
      B=本当は感染してないのに検査で陽性と判断される確率
     C=本当は感染しているのに検査では陰性と判断される確率
     D=本当は感染してないし検査でも陰性と判断される確率
多くの人は、検査の結果は100%と正しいと信じている。P(B)=P(C)=0、
P(A)+P(D)=1と考えている訳か?擬陽性とか擬陰性とかは考えないんだね。検査官がエイと陽性か陰性かに割り切ってしまうんだね。だから一般の人達は検査結果が絶対に正しいと信じてしまう。

ワトソン: でも実際には、検査で陽性と陰性の区別は非常にあいまいだし、感染しているがどうかの判断もはっきりしない。無自覚無症状の者がcovit-19では多いとされるが、本当に感染者かは未だにはっきりとは分かっていない。つまり、P(B)≠0、P(C)≠0、 多くの医療従事者はそう信じているはずだろう。

ホームズ: PCR検査と言うのは、ポリメラーゼ連鎖反応という、遺伝子の一部のコピーを倍々ゲームで増やしていく技術だろ。もとになる20塩基程度を35~40回程度の増幅。300億倍とか1兆倍とかに。もっと増幅させれば下水の水からもRNAの断片が検出できると言われるじゃない。そもそもウィルスそのものを見つけている訳では無い。

ワトソン: だから検査で陽性になる確率P(AB)は、増幅回数を増やせば大きくなる傾向にあるらしい。検査側は少しでも陽性者を発見したいので、陽性率=陽性者/検査数が高くなる方が良い検査機器ということのなるのだろうね。そういえば、初期の頃と比べ、今の検査は陽性率が上がり、その代わり致死率が減って来たらしい。後から感染拡大した、ブラジルやロシアやインドでは感染者数が大幅に増えたのもこれが原因かもね。

ホームズ:ところで、この図で有病率、つまり本当は感染しているのはACだね。
P(AC)が有病率。感染率と言っても良いか。感染者/人口=有病率としても良いね。でも、この有病率はどうやって把握するのかな?

ワトソン: 致死率=感染死者数/感染者数 と言えるから、感染者=感染死者/致死率 つまり感染者死者数が分かれば、致死率から感染者/人口=有病率で一応は算定できる。 でも、感染者数が分からないと致死率は分からない。

ホームズ:例えば日本では、死亡者累計=9,112人、感染者=9,112/0.02=46万人
でだいたい累計の感染者は47万にとほぼ一致する。日本人なら人口1.2億人だから有病率は、0.4%、255人に1人だ。でも、感染者数とは、陽性者の数をそのまま挙げているんだね。陽性者の中で本当に感染しているもの、つまり他人にも感染をうつせるものの数はずっと少ないんだろ。
まあ、ここまでは当然として、実際には、ここの統計上の感染者数は累計値。つまり今まで感染した者の累計だ。でも、ほとんどの感染者はじきに回復して陰性、つまり健常者となってしまう。だいたい世界的にも95%のものは、じきに回復して陰性になると言われているので、今感染中のものは2.3万人(46万人×0.05)。5200人に1人程度(0.002%)? 仮に、感染者である確率(有病率)は0.1%(1000人1人)としても、日本全体では12万人の感染者が。本当はもっと少ないかも。とすると、0.1%はとりあえず安全サイドか。

ワトソン: でも、感染者が1000人1人では、皆マスクしてお互い感染を恐れているけど、マスクする効果ほとんどないね。家族に感染者がいる場合ならマスクも必要かもしれないが。

ホームズ: 用語を見て行こう。まず、「特異度」だ。感染してない人(BD)を正しく陰性(CD)と診断できる確率を「特異度」と言った。P(D|BD)と書ける。PCR検査は99%以上の特異度と言われる。かなり精度が高く見える。P(D|BD)=0.99。
検査受けて陽性だった。ほぼ間違いなくOK? 
一方、感染している人を正しく陽性と診断できる確率を「感度」という。P(A|AC)と書ける。

ワトソン: 感度は50~70%ぐらいとされているので、ここでは70%と仮定しよう。本当のことはよく分かっていないのが本当か。P(A|AC)=0.7。検査の性質から見て100%なんてなさそうだし。
PCRとはポリメラーゼ連鎖反応のことだった。遺伝子断片のコピーを何度も増幅するものらしいけど、増幅回数で陽性/陰性の境目が変わってしまうんだろ。当初は35回(300億倍程度)で最近は40回(1兆倍)とか? 回数増やせば下水疫学にも使える。温泉の水は感染者? でも、今までの経験から温泉に入っても感染することはない? だから増幅回数は多い方がいいのか少ない方がいいのか? 検査機器メーカーなら少しでも陽性率が高い機器程良い機器として簡便に増幅回数を増やせるように技術開発するだろう。でも、感度の定義からは、増幅回数を増やすことは必ず感度を上げる可能性はある。その代わり、感染してない人まで感染者にしてしまう可能性も増えそうだ。P(B|BD)=?。 準備はこんなとこか?

医療検査 ホームズ: では、まず君が検査を受けて、陽性となった。この時君が本当に感染している確率は? 8~9割は信用できるのかな?

ワトソン: 検査で陽性となる確率は、P(A|AC)+P(B|BD)だね。
P(A|AC)は感度と言った。P(A|AC)=0.7としよう。でも、タンパク質の断片をチェックするだけの検査なのに70%もの確率あるのかな?
有病率、つまり感染している確率は、1000人に1人とすると、P(AC)=0.001。
逆に感染していない確率は、P(BD)=0.999

ホームズ: ところで、統計学だったか確率論だったかで、条件付き確率というのがあったね。上の縦棒「|」で表わされるのがそれだね。

医療検査 ワトソン: X=あなたが感染した確率、Y=あなたが検査で陽性となる確率としよう。
 P(Y|X)とP(X|Y)は同じでないね。一方、XC=あなたが感染していない確率、YC=あなたが検査で陰性となる確率と表記できる。

ホームズ: 確かにそうだけど、言葉にするとチトややこしいね。
1.前者は君が実際に感染していた。検査でも正しく陽性となる確率。
つまり、P(Y|X)=P(A|X)=P(A|AC)。
  2. 後者は、君が検査で陽性だった。確かに感染していた。
つまり、P(X|Y)=P(A|Y)=P (A|AB)
ああ、ところで、図としてはこちらの図の方が分かり易いぞ。ベン図とか言ったね。

ワトソン: 条件付き確率については次の定理がある。
   P(X∩Y)=P(Y|X)P(X)、P(X∩Y)=P(X|Y)P(Y)
左辺が等しいので、P(Y|X)P(X)=P(X|Y)P(Y)(=P(X∩Y))、これは有名なベイズの定理。
ホームズ:ベイズの定理を言葉に言葉に置き換えると、「君が感染した時(条件)に検査で陽性になる確率=君が陽性と診断された時(条件)に実際感染している確率」。当たり前と言えば当たり前の定理だね。
 これで準備OKかな? まず、求めたいのは君が検査を受けた。陽性となってしまった。この時、本当に感染している確率を求めたいわけだね。つまり欲しい確率を式で書けば、検査で陽性の時に(条件)本当に感染している確率=P(X|Y)が求めたいものだね。これを命中率∔と呼ぶことにするか。 ついでに、検査して陰性の時(条件)、本当に感染していない確率=P(XC|YC)を命中率-と呼ぶことにしよう。

ワトソン: P(Y|X)P(X)=P(X|Y)P(Y)、 P(YC|XC)P(XC)=P(XC|YC)P(YC)
病気の人を正しく病気であると診断できる確率を「感度」=P(Y|X)
病気でない人を正しく病気でないと診断できる確率を「特異度」=P(YC|XC)
と言うんだった。
P(X)は感染している確率、有病率ともいう。
P(Y)は検査で陽性になる確率、陽性率だね。
P(XC)は感染してない確率。P(YC)は陰性となる確率。

ホームズ: P(X|Y)=P(Y|X)P(X)/ P(Y) 、P(XC|YC)=P(YC|XC) P(XC) / P(YC)
有病率P(X)はP(X)=0.001としよう。1000人に1人、P(XC)=0.999
感度はP(Y|X)=0.7、70%、特異度はP(YC|XC)=0.99、99%。
陽性率はP(Y)=0.01、1%としよう。P(YC)=0.99
ワトソン: P(X|Y)=0.7×0.001/0.01=0.07 →命中率∔
何だ、これは? 陽性になって本当に感染しているのは、たった7%の確率。93%の確率で感染していない?
一方、 P(XC|YC)=0.99×0.999/0.99=0.999 →命中率- 陰性になって実際に感染してないのは99%正しい? 検査で見逃すのはたった1%?
ホームズ: でも検査で陰性とは、実際には感染しているのに陰性と判定される場合;
P(X |YC)もあるぞ!
P(X|YC)=P(YC|X) P(X)/P(YC)=0.3×0.001/0.99=0.0003
(∵P(YC|X)=1-P(Y|X)=0.3)
まあ、この可能性は少ないようだ。
ワトソン: 今後数値を変えて色々出来るように、以下に言葉でまとめておこう。
{陽性の命中率;検査で陽性となった時本当に感染している確率}={感度;感染している時正しく陽性となる確率}×{有病率;感染者の比率}/{陽性率;陽性になる確率}

ホームズ: covit-19に対するPCR検査の感度については公表されたデータは無い。P(Y|X)=0.7は、70%は大きめに見積もってもこんなものだろう。ところが、検査の現場では、何と感度は100%として使われているぞ。つまり陽性者=感染者、陽性と判断されれば即隔離処置が取られる。危険な感染症などで安全のための隔離処置だろうけど、いかんせん90%以上が本当は感染していないとなると、一体全体何を検査しているのかとなる。こんなに感染者を水増ししてしまえば、医療現場は崩壊して死者も増えてしまうかも。
更に、PCR検査での陽性者数はマスメディアにのり、公式の統計上の感染者数とされてしまう。感染者数が多いことは都市ロックダウンのための指標としても使われている。

ワトソン: PCR検査は、都市ロックダウンを目的に意図的に感染者数を拡大するように初めから計画されていたのだろうか?

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ファクターX
新型コロナの歴史的考察

ファクターX 続3

【ファクターX 続3】
ワトソンさん得意の統計学の知識生かして、どうもPCR検査が単に感染者を水増しして増やしているのではとの結論に。でも、これとても重要な発見なので更に念を入れて確かめてみたい。

医療検査 ワトソン: もう一度、ベン図を見直して見よう。君が本当に感染しているか、或いは検査で陽性の結果をもらうかは神のみぞ知る確率の世界。多くの人は、検査の結果は100%と正しいと信じているかも知れないが。

ホームズ: Xは感染者であるという事象。でもこの確率P(X)を推定することは不可能だ。だって感染者であるかどうかは、体に何か変化があり、しかも他人に感染を移す可能性があることが条件だ。ところがcovit-19感染はPCR検査での陽性者を否応なく感染者にしてしまう。100%感染者だ。
すると、P(X)=P(Y)、X∩Y=φということで、感染者の集合と陽性者の集合は一致してしまう(つまり〇が一つ)。

ワトソン: それでは、折角の疫学統計の理論は意味がないね。PCR検査をどんどん増やして、陽性者が増えた分は総て感染者。検査数が多い所ほど感染者が多い。確かにブラジルでもインドでも米国でも陽性者が多い所は皆検査数が多い。でも、実際に病気の症状のある者が感染者なら検査数を増やしても一定でないと可笑しい。例えばペストなんかで100人が感染者で症状が出て、ほぼ100人が陽性反応。新しく感染する者と回復する者のバランスが取れていれば、検査を増やしても感染者は増えない。だから検査数を増やせば市中から感染者がいなくなる可能性もあるんじゃないかな。

ホームズ: covit-19は前例のない新しい感染症だから、PCR検査をしないと発見できない。でも、恐ろしい感染症だから早期に発見しないと感染は指数関数的に爆発して大災害になる。実は、それがドイツでマスメディアを駆使して正当化された。
実際にそれがドイツでは行われ、PCR検査が指数関数的に増加し、感染者(陽性者)数が指数関数的に増加した。それで政府はロックダウンを行い、次々と行動規制を強化した。勿論これはドイツだけでなく他のEU諸国も同様らしい。
欧米では当初、感染症は中国からやって来るので、感染は彼中国人と等と何らかの接触のあったものに限られ、特定の限られた人が周りに感染を拡散していると考えられたようだ。ところが感染者(PCR陽性者)は、予想に反して?多くて、検査数をいくら増やしても感染者数は収斂せず、検査数に見合っただけ増えてしまうというのが実態だった。

ワトソン: それじゃ、欧米のロックダウンは感染が拡大したのでやむを得ず実施したのでなく、ロックダウンを行う目的でPCR検査を増やして感染を拡大した。
と言うよりも、感染が本当に拡大したのではなくて、PCR検査が拡大したのでは?

ホームズ: ご名答。ようやく世界の多くの人達がその事実に気づき始めたようだね。ということは、欧米の感染は中国由来ではなく、既にPCR検査に先行して拡散済みだった可能性も出て来た。事実下水疫学で武漢ロックダウンより以前に採水されたサンプルが陽性となっている。covit-19ウィルスが中国起源と言う説する怪しくなってしまう。

ワトソン: でも、本当は100%正解の検査なんてある訳ないんじゃない。PCR検査で陽性でも更に色々検査をして感染源を特定するのじゃないのかな。しかし、当局側の見解では、covit-19は前例のない新しいタイプの感染症でPCR検査以外に発見の手段が皆無と言われていた。しかし、そんな見つけにくいものをわざわざ発見する必要があるんだろう。普通風邪ひいたって病原体のチェックなんかしないよね。

  ホームズ: 感染拡大が速く、重症化したら死に至る。適当な治療方法も見つかっていない。だから、例え感染が疑わしくても世の為人の為、隔離処置取らせてもらいましょうということか。でも、これも感染拡大の速度が速かったのか、PCR検査の増加速度が速かったのか?

ワトソン: 感染拡大が速いのはPCR検査の増加で説明がつく。死亡者については、総ての死亡者を検査で陽性なら感染死とすることで水増し。適当な治療方法が無いのも風邪と同じ。風邪でも拗らせて重症化すれば肺炎で死に至る。

ホームズ: つまりcovit-19は確かに普通の風邪と何ら変わりがないね。WHOも当初はパンデミック宣言を出すには躊躇したようだ。

ワトソン: でも、都市ロックダウンもPCR検査を多用するのも中国の武漢が最初では? 欧米のやり方は、中国を真似ただけなのか? 或いは良いとこ取り?

  ホームズ: 欧米の市民にとっては、悪いとこ取りかも。武漢の都市封鎖は極めて強権的で市民の自由権を侵害。強権国家中国でしかあり得ない処置だと欧米市民達には思われていた。だから中国政府は都市ロックダウンもやむを得ない認めてもらえるよう、covit-19をあらゆる手段で凶悪なウェイルスとして演じてもらう必要があった。covit-19ウィルスにとっては極めて迷惑な話だね。

ワトソン: 確かにロックダウン時の武漢市の映像はインパクト大きかった。完全防護服に身を固めた対策チームが町中を消毒して回る。感染者(陽性者)は、防護服の作業チームに強引拘束され強制収容所へ。そのまま帰ってこない?

市民には皆マスクをかけさせ、在宅規制。マスクしても外出できない。「感染するな!」 これを見て欧米市民達、どう思う。「絶対に感染だけはしたくない。死んでも感染だけはしたくない。」

この映像は欧米のメディアと通して何度も流される。

ホームズ: 確かに武漢市のロックダウンは欧米よりも遥かに厳しそうだ。でも、武漢市の感染は市民達には長い戦いだったけど、2か月程で感染は収束。一方の欧米は1年経過しても一向に感染収束の目途は立たない。欧米のロックダウンは初めからワクチン開発を期待していたのかな?

ワトソン: ロックダウンなんて言う対策はもともと短期決戦策。2か月でも滅茶苦茶長いと思う。でも、普通はワクチン開発何て初めから計画しているはず? でも、そうとも言えないか?「ワクチンが開発できるまでstay home」の掛け声もあったような?

ホームズ: では、中国武漢市のロックダウンは、どうだったんだろう。PCR検査増やせば感染は拡大するということは検査して見て初めて気がつくはずだ。武漢市の感染症は、始めはヒト~ヒトへの感染さえ疑われていた正体不明の感染症だったんだね。PCR検査をすることで初めてパンデミックを認知されたわけだから。


ワトソン: そもそもPCRを感染症診断に使うという発想が何処から来たんだろうね。第一PCRの発明者・米国のマリス博士自身が、「PCRを感染症診断に使ってはならない。」と明言していたんだから。それに、専門家ならば今まで証明してきたようにPCR検査を感染症診断に使えば、イタヅラに非感染のものも含め、感染者数を大幅に水増ししてしまうことも自明の事実だろう。つまりPCR検査を感染症診断に使うことは意図的に感染者を増やしているはずだ。

ホームズ: ところで、君は「武漢日記を読んだ。」 一見たわいもない日常の出来事の連続でも、よく読めば同じロックダウンでも欧米とは全く異なるものであると分かるはずだ。

ワトソン: 武漢でもPCR検査を使って感染者数を増やした。これをニュースで世界中に。感染拡大の速度をアピール。でも、武漢市には封鎖前から感染は拡大済み。実際には希望しても検査すら受けられない。病床も重傷者で一杯。検査で陽性でも軽症な在宅療養しかない。 結果的にPCR検査は感染症診断に使われたことにならない。
PCR検査が感染症診断に使われるべきというメッセージを世界に発信することには成功。covit-19を「チャイナ・ウィルス」と言い換えたトランプ元大統領の指摘はある意味一理ある。しかし、これで欧米のリーダ達が簡単に騙されたと思うのも早計だ。欧米のリーダ達は意図的に感染を拡大したのなら、中国はその手伝いをさせられたと考える方が自然ではない?

ホームズ: PCRの発明者・米国のマリス博士は、covit-19拡散の前年2019年に謎の死を。詳細はネットでも発見できない。中国武漢のウィルス中央研究所には米財閥から多額の資金提供。PCR技術が中国に流出して、ここで検査技術が完成。なんせPCRが使われるのはcovit-19が最初で最後?のようだ。
米諜報機関の関与も疑われる。米諜報機関が関与していれば米大統領ですらつんぼ桟敷と言う可能性も無いわけでもない。

ワトソン: PCR技術そのものは素晴らしい技術でも、使い方によってはテロ支援兵器にも転用できるという見本だね。改めて、「PCRを感染症診断に使ってはならない。」、賢者の予知能力の凄さを感じるね。

ホームズ: covit-19は本当にメディアによる虚偽の情報が蔓延していたね。しかもそれが政府のリーダや権威筋からの後押しがあった。「感染症は子供や若者は感染しても大丈夫。持病持ちのお年寄りは感染すれば死に至る。」
これも全くのでっち上げ情報だね。「武漢日記の書かれていることと真逆だね。」
持病持ちが、持病が原因で亡くなっても、わざわざcovit-19による感染死と報道される。実際には持病の無い年寄りで100歳を超えても回復した人は数知れない。

ワトソン: 何のために欧米のリーダ達は、こんな情報操作までして都市ロックダウンを強行したかったんだろう。勿論欧米内でも都市ロックダウンには反対論も多かった筈なのに。

ホームズ: 都市ロックダウンは、明かにその国の経済や社会を大いに崩壊させる。そんなことわざわざ誰がやるんだろうね。でも、経済崩壊が既に予測されている場合はどうだろう。先に経済崩壊させて、現実に大恐慌が来た時にはその対策を開始する。社会経済システムの大改造だ。いわゆる「グレート・リセット」。世界の主要なリーダ達(政治、産業)が集結するダボス会議などでもその必要性も議題に。勿論covit-19の話は表向きには語られないだろうが。

ワトソン: やっぱり、PCR検査は、都市ロックダウンを目的に意図的に感染者数を拡大するように初めから計画されていたのだろうか?
欧米の市民達は、感染していないことを証明したくて、PCR検査の行列に並び次々と陽性者を生み出していった。
また、都市内には感染者はいないと信じて、ロックダウンに協力し、stay home しマスクをかけて感染を防ごうとした。

SF小説の世界
ファクターX
新型コロナの歴史的考察

ファクターX 続4

ファクターXの議論。①感染する人側の違い、②感染するウィルスの違い、③PCR検査方法の違い。
ワトソン: ファクターXの話は、どうも①②の違いもあるけど、③の違いを徹底的に調べないと何とも言えないことが分かって来た。そもそも感染者とはPCR検査で陽性にならないと感染者になれないし、PCR検査を沢山やった国は感染者が多いというのが実態だ。では、PCR検査を沢山やった国は本当に感染者が多いのかな?

ホームズ: 感染者=PCR検査で陽性と定義する以上、間違いなくそう言える。でも、巷に感染者が沢山いる場合は、そのまま放置しておくと感染拡大の危険性があるとの考えも一概に否定はできない。そのため、常に検査数を増やすべしの世論も大きいようだ。

ワトソン: でも、PCR検査は、感染症が重篤化した場合にのみ限定し、出来るだけ検査数を減らした方が合理的だね。マスコミがやたらと感染拡大を騒ぐことが亡くなるし。それと、95%とかの大部分の無自覚無症状の陽性者はどうも本当は他者に感染することはないという話もあるようだけど。

ホームズ: その通りのようだ。下記は、日本の国立循環器病研究センターの発表だ。
【PCR検査の真実 2021.2.5】
 昨年の9月にむやみにPCR検査はするものではないことをtopicsに掲載しました。その後色々なことが分かってきたので、再度取り上げてみます。まず、PCR検査はコロナウイルスの特定の部位を増幅させて存在するかどうかを明らかにするものです。そこで昨年10月に日本感染症学会から発表された内容等を転載してご説明したいと思います。

 OVID-19に感染した場合の経過です。鼻咽頭のPCR検査は必ずしも感染性があるウイルスが存在することを示していません。後述するようにPCR検査で増幅する回数を示したCt値により陽性か陰性かが変わるものです。Ct値が多いほどより鋭敏にウイルスを感知することができます。ちなみに日本でのCt値は40、台湾でのCt値は35と設定されていますが、民間の誰でも検査が受けられるところでは45に設定されていることもあります。従って閾値をCt値45で設定すると3-4週間後でもこの図のように陽性となってしまいます。いったん陰性であったものが再度陽性になったと報道される中にはこのようなCt値の設定に関係したものがあるかもしれません。あらためてPCR陽性者は感染者でないことを強調したいと思います。(国立循環器病研究センター)

ワトソン: ウィルスなどの感染症で、「無自覚無症状の感染者はいるはずが無い。」は、PCR検査の発明者のマリス博士が言っていたとか。彼の功績は極めて大だね。ワトソン&クリックの二重螺旋の発見をも凌ぐ大発見だ。このワトソンは僕ではないけど。

ホームズ: マリス博士はPCR検査法を発明したんで、何故こんなことを思いついたのかは謎だ。でも、誰もできなかったことを実際にやってのけた訳だね。だから何故この方法で遺伝子の断片が増幅可能なのかその理論的な根拠は未だ解明されていないというのが本当だろう。

ワトソン: マリス博士は2019年に謎の死を遂げ、新型コロナが流行しPCR検査が使われるのは2020年だ。彼が「無自覚無症状の感染者はいるはずが無い。」と言ったのは、新型コロナについてではないね。そう、AIDSだ。HIVウィルスについでだね。無自覚無症状の状態で数年潜伏期間があり、突如、後天性免疫不全症候群なんて恐ろしい症状が出て来る。これでは、そもそもどこで感染したのか見当もつかないね。それで、抗体検査とかやって抗体保有者は感染者と断定してしまうのが現状の診断法らしい。感染して重症化すれば抗体が形成される。でも、抗体があれば感染者なんだろうか。

若くて健康な青年が兵役に志願して検査を受けさせられ陽性。性体験は皆無。一体どこで感染? それ以後、不治の病の感染者として差別を受け、一生薬漬けの生活を余儀なくされる。これ余りにも不条理な世界だ。マリス博士は完全とこれに挑戦する。こんな感染症あるはずもない。

ワトソン: AIDSの感染源と推定されているのがHIVウィルス。これには、最初の発見者を巡って、モンタニエとギャロの仏米の研究チームが長年にわたって対立し、どのような談合があったかは不明だけど、仏モンタニエのチームだけがノーベル賞をもらう。でも、HIVウィルスは2種あること(Ⅰ、Ⅱ型)に。ところがこのウィルスは全く別の地域に住んでいる系統も異なる2種の猿。独立に発生したらしい。で、HIVウィルスは本当にエイズ感染の犯人と特定できるのかな? しかも、その結果を誰も追試で確認すらしていない。

  ホームズ: マリス博士に言わせれば、PCR検査で患者の体からある特定の遺伝子断片が発見されても、それが感染症の犯人とは特定できるはずが無い。つまり、その段階では推定無罪。HIVウィルス否認説だ。細菌感染症ならコッホの4原則等を満たせばとりあえず犯人と断定されるが。ウィルス感染ではなかなか検証実験は難しいのかも。

ワトソン: この辺の事情については、「マリス博士の奇想天外な人生:キャリー・マリス著、(早川書房)」に詳しく出ている。何故かマリス氏については、ネットで検索しても詳しい情報は少ない。意図的に削除されている可能性も大だね。 そこで、マリス博士はノーベル賞の受賞の元となったオリジナルの文献を仏モンタニエと米CDCに依頼するも存在しないとの回答。では、ノーベル賞は何だったのか?
HIVウィルスを否認しているのは米デュースバーグ氏等ごく一部の学者のみとWiki等の説明だが、マリス博士自身最も熱心な反対論者だったんだ。でも、ここは科学者の立場としては譲れない。こんな重要な問題を学会の多数決や権力の意向にゆがめられてはならない。

ホームズ: マリス博士の反対論に強烈に立ち向かった大きな壁は、米CDC内の権力者、ファウチ博士だったようだ。彼はAIDS撲滅運動の功績で賞を貰っている。また、HIVウィルスのおかげで多くの製薬会社が治療薬の開発で多大の儲けを得ている。また、彼は9.11事件以来、生物化学兵器テロ対策チームリーダを務め、如何にして感染が拡大した際に住民に恐怖が広がり感染が拡大されるかの研究を続けてきている。PCR検査で次々と新しいウィルスを発見して、感染症対策で治療薬やワクチンを開発。これに米諜報機関や軍が加わり、一気に社会改革、経済改革を成し遂げてしまおう。 マリス博士はどうもこの動向も敏感に感じ取っているようだね。

ワトソン: 新型コロナもそんな運動の一環かもね。マリス博士が不審な死を遂げた翌年から新型コロナの世界拡散が始まる。でも、そのもととなる新型コロナウィルスと言うのはどうも未だに得体が知れない。そもそも中国起源説。それと自然発生説と人為説の対立?

ホームズ: 最近のウィルス学や遺伝進化学、その他生命科学の分野でウィルスと普通の生物は発生の当初から、互いに遺伝子を交換しながら進化してきたものらしい。突然変異だけでは、今の生物の多様性を説明できない。キリンの首が長いのも、象の鼻が長いのも、ある種のウィルスの感染の結果で、彼等が適応に成功したのもたまたま環境の変化に対応できただけ。運が悪ければ絶滅だね。サバイバル オブ ラッキエストだね。

ワトソン: つまり、ヒトの場合も常にウィルスの感染に晒されている。ウィルスは環境の中、ヒトの体の中も含めて何処にでも存在する。そして、常に変異と拡散を繰返している。 コロナのウィルスも代表的な例で、武漢で最初の感染者が発見された時点では、既に世界各地で人知れず拡散していた。実際、欧米でも下水疫学調査で、かなり以前からサンプルの水がPCR検査陽性となっていたことが分かって来た。つまり、ウィルス自体は中国起源説に拘る必要は無いということ。既に世界各地で人知れず拡散していたウィルスをPCR検査で後追いして発見していたというのが本当だろう。だから検査をすればするだけ感染者が発見されるんだ。だからいくら頑張っても感染者数は下げ止まりし、いつでもリバウンドの恐怖がついて回るんだね。

ホームズ: ご名答だね。中国起源はPCR検査による感染者=陽性者発見の方法だね。だから米国は、「責任は中国にある」と言っているのか。PCR検査さえしなければ、感染の世界的拡散は無かった。でも、ウィルスの感染が広がれば、運の悪い人は重症化して死に至ることも無いわけではない。この点は風邪やインフルエンザも同じだけと。 マリス博士が「無自覚無症状の感染者はいるはずが無い。」と言っていたことはある程度、本当のことで、自然の法則に近いかも。ウィルスは拡散するけどこれは感染と呼ぶより、単なる伝搬と言う言葉に置き換えた方が良いかもね。 だから、各国政府は、本当は「感染するな」でなく、感染拡大は不可僻だから重症化のリスクを減らして治療技術の向上に専念すべきということになるね。

ワトソン: 世界的な状況から見て感染拡大は不可僻みたいだね。インドや南アフリカ、ブラジルなどでどんどん新たな変異株が発見され、感染者の数は一向に下げ止まる気配すらない。でも、今世界中の人にワクチンを打って貰おうとの動向も出て来たね。ワクチンは新型コロナ撲滅への決め手になるのかな?

ホームズ: 自然の法則から言って、コロナ・ウィルスを絶滅させるなんて言う考えは全くナンセンスだ。これ以上の経済崩壊や社会崩壊を延々と続けて行けば絶滅するのは人類の方だね。新型コロナとは共生の道を探る以外にはない。それには、PCR検査で陽性(ウィルスとの共生)となっても何ら心配のない世界としなければならない。

ワトソン: 日本の厚労省が言っていたように、もう二類感染症は撤廃して、5類感染症として扱い、重傷者優先の医療に切替えればすべては上手くいくね。でも、医療関係者の負担が増加するというのが反対論の根拠のようだね。それで、ワクチンの効果は?

ホームズ: ワクチンは重症化防止には効果があると宣伝している。感染するリスク(PCR検査で陽性になる)そして他者に感染を移すと言う可能性は全く改善されない。当然と言えば当然。ワクチンは人の遺伝子に抗体を無理やり形成する。ところが一般の軽度の感染者=陽性者は、抗体が形成されない。いわゆる自然免疫で治癒してしまうらしい。 ということは、ワクチンの効果は国民の大多数の者が接種して始めて効果を発するものか。一部の者だけにワクチン接種して、無理くり抗体作ってなんか意味があるのだろうか。PCR検査を止めれば陽性者=感染者の数は劇的に減少すると言われているが。

ワトソン: PCR検査を止めて陽性者を減らすのでは、本来の意味での感染対策には全然なっていないね。ワクチン打つならもっともっとPCR検査増やして、特にワクチン接種者には重点的に検査を増やしてもらわないと本当のことはサッパリ分からない。ここのところをはっきりさせないと今後もワクチン接種者は増えないね。 ホームズ: 確かに今後ワクチンを世界的に増やしていくことは可能だね。中国は全世界にワクチンを無料で配る準備があるし、インドもロシアも自国産をすでに開発済み。日本だった来年までには自前のワクチンを開発するとか。しかも、米国がかの悪名高い遺伝子改良製品の特許を一時棚上げ? つまり、ワクチンは産業としては成り立たなくなる恐れすらある。ワクチンは今後世界では、過剰気味? 早くワクチンを接種してコロナを終焉させたいね。

ワトソン: 分かったよ。今、オリンピック開催を云々している日本の動きが世界の今後の動向を左右するわけか? でも、先が見通せないね。対米従属一辺倒の日本が米国の意図を読み切れない。世界でも感染者の少ない日本が感染拡大を理由に無観客開催? 観客を入れてもそのfullではなく、人数制限。その理論構築をどうする。それとエイズ対策。なんでアスリート全員にコンドームを配らなくてはならないんだ。これ新型コロナとは全く別話ではないのかね。

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ファクターX
新型コロナの歴史的考察

ファクターX 続5

2021年もそろそろ終わりになって来た。お二人が会うの久方ぶりか。
ワトソン: ファクターXの話は、どうもPCR検査を沢山やった国は感染者が多いというのが実態みたいだ。米国、EU、ブラジル、インド…どれもPCR大国だ。日本もオリンピック・パラリンピックを終わるまでは、急にPCR検査を増やしてずいぶん感染者を増やしたようだけど欧米レベルには至らなかった。でも、何とオリンピックが終わった途端に感染者数は異常な減少傾向。ピーク時の1/100を切っている。新たなファクターXが出てきて欧米諸国は面食らっている。なぜ日本だけが異常に感染者が少ない。お隣の韓国は大変らしいのに。でも、でもお隣の中国は日本と比べてもさらに少ない。北京の冬季オリンピックもあるし、感染拡大は絶対に許さない。感染はとっくに終了しているようだ。

ホームズ: 感染者=PCR検査で陽性と定義する以上、ある意味当然だ。だったらPCR検査なんて止めてしまった方が利口なはずだ。他に検査方法はいくらでもあるだろうに。でも、巷に感染者が沢山いる場合は、そのまま放置しておくと更に感染拡大の危険性があるとの主張が根強い。そのため、感染症専門家達(主に大学で行き学系の研究者)は常に検査数を増やすべしと大声で主張している。

ワトソン: でも、PCR検査は、感染症が重篤化した場合にのみ限定し、出来るだけ検査数を減らした方が合理的だね。日本では医療崩壊を防ぐためPCR検査をある程度制限しているようだ。感染者の数が減る方が、重篤化した場合の病床の確保や治療効果も上がる。それと、95%とかの大部分の無自覚無症状の陽性者はどうも本当は他者に感染することはないという話もあるようだけど。

ホームズ: 確かに日本では、始めから医療崩壊を防ぐため検査数を受け入れ能力に応じて制限している。それでも病床の不足は深刻だ。やむを得ないこととは言えある意味賢い選択だったかもね。PCR検査を増やして陽性者を隔離していたらあまりにも多すぎて医療機関はどこもパンクだ。また、日本の特殊事情として民間の小規模な病院が多く指定感染症への完全隔離対応は不可能らしい。一時のブラジルみたいになってしまう。隔離施設で相互感染して棺桶の行列。だから、PCR検査をむやみに増やすことは初めから愚策だ。

ワトソン: そもそも、PCR検査の結果に本当に意味があるか? そんな疑問も最近多く出されているようだけど。米国でもアーミシュという人達(人口は20万以上とか)は、宗教的な理由でPCR検査もワクチンも一切信じないが、実質的に一人の感染者も出ていないという。また、世界各地の少数民族達も感染とは全く無縁だね。そもそも多くの文明人から隔絶されているため自然免疫が出来ていなくて、感染症が流行ると最も危険に陥る人達だ。でも、感染拡大を大騒ぎしてPCR検査やワクチン接種を騒ぐのは、今や米国、英国、フランスやその同盟国ばかりだね。あれだけ感染者増えたインドもブラジルも全く静かだ。この欧米3国はどれも感染者数が20万人程度まで増えたのに、一方の日本は全国でも100人以下だ。検査数を減らせば感染者が激減はどうも統計的にも事実になったようだね。 やはりPCR検査そのものに問題があるというのが事実のようだね。

ホームズ: そうなんだ。ところでPCR検査とはどんなものか知っている。PCR検査は、感染症のウィルスを特定でき、感染者を発見できる優れた発明品なの? そもそも今の科学技術のレベルでそんなことが可能なのかしら。

ワトソン: 馬鹿にしないでくれ。そう言う科学的な情報は君より詳しい。PCRとはポリメラーゼ連鎖反応の省略形で、ノーベル賞学者キャリー・マリス博士の大発明だ。遺伝子の断片のコピーを大量生産できるんだ。だから遺伝子工学の研究には無くてはならない技術なのだ。ゲノム情報は、4つの異なった塩基A(U)、T、C、Gが連なったもので、AとT、CとGが互いに対になって2重らせんを造る。 マリス博士は、対になるテンプレートの間に特殊な酵素ポリメラーゼを作用させて、それを膨大な数に増幅することが出来る。酵素化学の発展に大きな業績を残した大発明だ。生命科学の教科書ではもう常識だ。

ホームズ:それでは市中で行われているPCRの検体は、この反応ではどういう役割をする。検体は4つの塩基A(U)、T、C、Gを供給するだけだ。化学実験で反応が行われる水溶液ということだね。真水では反応は起こらないけど、生物(細菌を含む)やウィルス由来の核酸が混入していれば反応は起こりそうだね。ポリメラーゼ連鎖反応の理論から、どうやって感染症ウィルスが発見できる? あるいは、ポリメラーゼ連鎖反応を使ってどうやって感染者を発見できる。反応の陽性者は何故感染していると見なされるの。検体は単に4つの塩基A(U)、T、C、Gを供給しているだけでは?

ワトソン: そういえばPCR検査すれば、魚や植物でも陽性になるという話は聞いたことがある。エチオピアかどこかの科学者が正式の発表しているらしい。実際に実験して試した人も多数いるようだけど、専門家達に無視されている。でも、考えて見れば当然と言えば当然だ。でも、この事実は正式には認められてはいないようだ。
となるとPCR検査しても何も分からないのでは。テンプレートにウィルスゲノムの断片らしきものを入れておいで、それが増幅したら「あった。あった。」。 でも検体は全く無罪ではないか。日本であった旧石器捏造事件と同じ構造だね。でも、こういうことは誰かが発見して見つけない限り、いつまでも捏造は続けられてしまうね。特に政府内の諜報機関等が関与していれば関係者に口止めしておけば絶対にバレない。

ホームズ:実はマリス博士もPCR検査を感染症の発見に使わないように警告していたらしい。感染者の発見だけでなく、新しいウィルスの発見にも使えないはずだ。発見すべきウィルスのゲノム解析を予めしておいて、その断片をテンプレート入れておいて、「あった。あった。」では、ウィルスの発見すらフェイクだね。

ワトソン: でも、現実にはPCR検査を用いて新しいウィルスが次々と発見され、また犯罪捜査にもPCR検査が使われているようだけど。ひょっとしたら、PCR検査と言うものは今世紀最大級のフェイクなのか。新型コロナそのものが虚構な産物?

ホームズ: 確かに誰かが「PCR検査をすれば感染症のウィルスが発見できる。」「PCR検査をすれば感染者を特定できる。」「遺伝子鑑定を行えば犯人が特定できる。」と言い出して、それを強引に科学者達に認めさせた人物が存在するようだ。諜報機関や厚生省の様な組織に顔が利く大物だろうが。新しいウィルスを造り出せればワクチンや治療薬を開発している大手薬品会社は大儲けできる。例えば、米国CDCの大物、世界の感染症の神様と崇められているファウチ博士なんかは、こういうことを行うことは可能だろう。勿論彼自身はこんな話を否定も肯定もしておらず口を閉ざしたままだが。また、彼自身911テロ事件以降テロ対策チームの主要メンバー(ブッシュからバイデンまで継続して)を務めており、ウィルステロ対策のシミュレーションにも参加している。逆にこういう人がテロ側に回ったら大変なことになるね。

ワトソン: では、実際にはPCR検査は感染症対策には全く役に立たない無用の長物だった。どうも本当のことらしい。だから、マリス博士はだから殺されねばならなかったのか。もちろん誰が殺したかは諜報機関が噛んでいれば絶対に分からないだろうけど。 でも、PCR検査が感染者の発見に多用されるのは彼が亡くなった翌年2020年からだ。

ホームズ: PCR検査は、感染症のウィルスの発見には利用されたということになっている。そんなこと可能なはずはないというのがマリス博士。典型的な例はエイズの原因となるHIVウィルスだ。HIVウィルスの発見はフランスのモンタニエと言う人がPCR法を使って発見したことになっている。だからマリス博士は、それは怪しいと抗議したんだろう。モンタニエはHIVウィルスの発見の功績でノーベル賞を取ったけど、マリス博士の抗議にはノーベル賞学会も米CDCも無視している。追試がなされたとの話も無い。だから、世界の科学者の中にはHIVウィルスを認めないものも多数いて、エイズ否定論者としてネット世界や学界で陰謀論者扱いをされているらしい。

ワトソン: どうもこの件は米CDCの陰謀で、モンタニエにはノーベル賞の代償に口をつぐめということなんだろう。多分、米CDCは、マリス博士にもノーベル賞を与えたのでこれ以上口を開かないように忠告を与え、口を割らないと踏んでいたようだ。ところがマリス博士は全然脅しに屈せずなんでも思った通り本当のことを話してしまう。困った人物だ。どうやらこの陰謀の中心人物は、米CDCを仕切っているファウチ博士の一派のようだ。学者かどうかは分からないけど。でも、この件が本当ならノーベル賞査定委員会にとっても大変なスキャンダルだね。

ホームズ: 確かに。PCR検査で感染症ウィルスが発見できないことは、マリス博士にもノーベル賞を授与したノーベル賞委員会も当然認めているはずだ。でも、エイズに続いてエボラやその他の感染症発見にも使われているらしい。細菌による感染症には感染菌の同定にはコッホの原則などかなり厳しいテストを通らねばならないのに、ウィルス感染症にはPCR法で発見したと言えばフリーパスと言うのは確かに変だね。

ワトソン: マリス博士はPCR検査法を発明したんで、何故こんなことを思いついたのかは謎だ。でも、誰もできなかったことを実際にやってのけた訳だね。だから何故この方法で遺伝子の断片が増幅可能なのかその理論的な根拠は未だ解明されていないというのが本当だろう。 しかし、PCR検査器は嘘発見器とは異なる。刑事事件の捜査でDNA鑑定なんて流行っているけど、ひょっとしてこちらもフェイクかも。

ホームズ: 一時注目を浴びた嘘発見器は完全なフェイク商品だったね。被験者の血圧や脈拍などの心理状態を左右するだけで、嘘がどうかの命題の判定は全くできない。自白を促すプラシーボ効果はあるかも知れないが。DNA鑑定も同じだね。遺伝子鑑定で調べは付いているんだ。さあ、自白せよ。マリス博士の著書で実際の現場の証言が。彼が被告側の証人席にいただけで検察側はDNA鑑定の調査結果を引っ込めた。つまり、犯人確定の証拠にはならない。多分フェイクだろう。しかし、科学と無縁の裁判官や陪審員たちは騙されるようだ。DNA鑑定を行ったんだからきっと正しい判断だと。

ワトソン: PCR検査も同じか。最先端の遺伝子工学を使っているんだから結果は信用しなさい。だけど、肝心の発明者のマリス博士が無理としているの信用できるのかな。 マリス博士も最初は、自分の発明が使われているは馬鹿馬鹿しいと知りつつ、ある程度容認していたんだろう。科学の話だからいずれ誰かが気がつくと楽観視していたようだ。 しかし、エイズの流行は彼を目覚めさせたようだ。健全な若者たちがHIVウィルス検査で陽性と判定された時点で感染者を認定され世間から隔離され一生薬漬けの人生を強制される。極めて非人道的な感染症だ。しかも本当にHIVウィルスが犯人かどうか分からない筈なのに。当然反エイズのキャンペーンを始める。ただ、エイズの時はまだ感染者の発見にまではPCR検査は使用されていなかった。あくまでもウィルスの発見にPCR検査が使われたとされているだけ。感染者の発見にPCR検査が使われるのは武漢の感染拡大以降だね。つまり、マリス博士が亡くなった直後からだ。

ホームズ: エイズに対しては抗体検査が使われているらしい。では、抗体所有者が感染者と見なせるのか。感染しても抗体が出来る者も出来ない者もいる。また、完治しても抗体は一定期間残るらしい。また、何らかの理由で抗体を最初から持っているものもいる。そもそも人の免疫機構において抗体の果たす役割、どこまで解明されているんだろう。だから、マリス博士が批判しているのは、感染ウィルスの発見には使えないいうこと。PCR検査で感染者が発見できるなんて論外。と言うよりもうその時にはなくなっていて死人に口無の状況だ。理論的にPCR検査では感染者は発見できないはずだ。

ワトソン: PCR検査がフェイクは、感染症発見段階まで遡る。それでは、今のcovit-19はどうなんだ。covit-19は武漢にある医師が死亡した患者の体内から見つけ出したものとされている。とりあえずゲノム解析までされているらしいが。PCR検査で発見されたらしいが、それ以降何ら検証作業は行われていない。PCR検査自身は遺伝子断片を増幅するだけの補助作業なので、それでは一体全体どのような方法で感染ウィルスを特定したのかは謎だね。つまりcovit-19ウィルスはその存在自体が不明ということ。だとすればその変異株とは何なのかね。

ホームズ: 感染ウィルス自体が明確でないのに、それをもとにしたPCR検査は一体何を検出しているんだろうね。患者の検体から遺伝子断片が見つかった。テンプレートなる遺伝子断片のコピーが大量生産された。患者の検体には核酸由来の物質が含まれていた。分かるのはそれまで。それで、その人は感染者と言える?

ワトソン: それでは、PCR検査は、感染ウィルスとは全く無縁の核酸の断片が有るか無いかだけを調べていた訳か。PCR検査数を増やせば増やすほど感染者が増えるのは道理だ。

ホームズ: ところでPCR検査にはCt値という重要な検査の仕様があるらしい。PCR検査で増幅する回数を示したものらしい。以下日本の情報から。
「PCR検査では増幅する回数、Ct値を変えることで陽性か陰性かが変わる。Ct値が多いほどより鋭敏にウィルスを感知することができる。ちなみに日本でのCt値は40、台湾でのCt値は35と設定されていますが、民間の誰でも検査が受けられるところでは45に設定されていることもあります。従って閾値をCt値45で設定すると3-4週間後でもこの図(省略)のように陽性となってしまいます。いったん陰性であったものが再度陽性になったと報道される中にはこのようなCt値の設定に関係したものがあるかもしれません。あらためてPCR陽性者は感染者でないことを強調したいと思います。(国立循環器病研究センター)」

ホームズ: つまり、Ctが大きい程、良い検査で各検査機器メーカーは可能な限りCtを大きくする努力をしてきたはずだ。ポリメラーゼ酵素の連鎖反応は反応の為の核酸物質が無くなるまで反応が進む。だから本来Ct値なんか必要ないはずだけどね。

ワトソン: ウィルスなどの感染症で、「無自覚無症状の感染者はいるはずが無い。」は、PCR検査の発明者のマリス博士が言っていたとか。彼の功績は極めて大だね。ワトソン&クリックの二重螺旋の発見をも凌ぐ大発見だ。このワトソンは僕ではないけど。

ホームズ: もしCt値を極端に大きくして、PCR検査をして全員が陽性、感染者だったらどうだろう。こんなウィルスは怖くもなんともない。いわゆる自然界の常在ウィルスだ。人との共生を既に済ませてとっくに自然環境に一部になりきっている。

ワトソン : 多分現実はそうだろう。だからCt値を適当に動かして、陽性者の数をコントロールしているのだね。感染者を増やすにはPCR検査を増やしてCt値を増やせばいいだけか。これがウィスル人為説、ウィルスなんか人為的にばら撒く必要は無い。PCR検査をバラ蒔けばいいだけか。でも、感染症を人為異的に拡散する。これ一種のバイオテロではないかな。ワクチン接種も勧められているけど必ずPCR検査とセットだね。ワクチンも感染拡大にしか寄与していない可能性があるぞ。でも、一体誰が何のためにこんなことを。感染拡大の動機は?

ホームズ: 動機はともかく、感染者=PCR検査陽性者を続けている限り、covit-19は永遠に地上から無くならない。要するにPCR検査はフェイクだ。どんな精巧な器械を使っても陽性者は感染者では無い。単に核酸物質を提供しているだけ。誰でも陽性になり得る。また、PCR検査を継続させるためには次々と新たな手段が。ワクチンやその他の治療薬、新型のウィルス株、α、β、γ、δ、ο(オミクロン)、…まだギリシャ文字たくさん残っている。勿論ある意味これ等の新株はフェイクだ。mRNAワクチンもカリコ博士の発明とされているが、これもフェイクだろう。カリコ博士はワクチンを発明はしていない。マリス博士と同じ構図だ。

ワトソン: マリス博士は2019年に謎の死を遂げ、新型コロナが流行しPCR検査が使われるのは2020年だ。彼が「無自覚無症状の感染者はいるはずが無い。」と言ったのは、新型コロナについてではないね。そう、AIDSだ。HIVウィルスについでだね。無自覚無症状の状態で数年潜伏期間があり、突如、後天性免疫不全症候群なんて恐ろしい症状が出て来る。これでは、そもそもどこで感染したのか見当もつかないね。それで、抗体検査とかやって抗体保有者は感染者と断定してしまうのが現状の診断法らしい。感染して重症化すれば抗体が形成される。でも、抗体があれば感染者なんだろうか。
若くて健康な青年が兵役に志願して検査を受けさせられ陽性。性体験は皆無。一体どこで感染? それ以後、不治の病の感染者として差別を受け、一生薬漬けの生活を余儀なくされる。これ余りにも不条理な世界だ。マリス博士は完全とこれに挑戦する。こんな感染症あるはずもない。

ワトソン: AIDSの感染源と推定されているのがHIVウィルス。これには、最初の発見者を巡って、モンタニエとギャロの仏米の研究チームが長年にわたって対立し、どのような談合があったかは不明だけど、仏モンタニエのチームだけがノーベル賞をもらう。でも、HIVウィルスは2種あること(Ⅰ、Ⅱ型)に。ところがこのウィルスは全く別の地域に住んでいる2種の猿。独立に発生したらしい。で、HIVウィルスは本当にエイズ感染の犯人と特定できるのかな? しかも、その結果を誰も追試で確認すらしていない。問題はこの発見にPCR法が使われた。最先端のPCR技術を使ったのでウィルス発見は確かだと主張している点だ。

  ホームズ: マリス博士に言わせれば、PCR検査で患者の体からある特定の遺伝子断片が発見されても、それが感染症の犯人とは特定できるはずが無い。つまり、その段階では推定無罪。HIVウィルス否認説だ。細菌感染症ならコッホの4原則等を満たせばとりあえず犯人と断定されるが。ウィルス感染ではなかなか検証実験は難しいのかも。

ワトソン: この辺の事情については、「マリス博士の奇想天外な人生:キャリー・マリス著、(早川書房)」に詳しく出ている。何故かマリス氏については、ネットで検索しても詳しい情報は少ない。意図的に削除されている可能性も大だね。
そこで、マリス博士はノーベル賞の受賞の元となったオリジナルの文献を仏モンタニエと米CDCに依頼するも存在しないとの回答。では、ノーベル賞は何だったのか?
HIVウィルスを否認しているのは米デュースバーグ氏等ごく一部の学者のみとWiki等の説明だが、マリス博士自身最も熱心な反対論者だったんだ。でも、ここは科学者の立場としては譲れない。こんな重要な問題を学会の多数決や権力の意向にゆがめられてはならない。

ホームズ: マリス博士の反対論に強烈に立ち向かった大きな壁は、米CDC内の権力者、ファウチ博士だったようだ。彼はAIDS撲滅運動の功績で賞を貰っている。また、HIVウィルスのおかげで多くの製薬会社が治療薬の開発で多大の儲けを得ている。また、彼は9.11事件以来、生物化学兵器テロ対策チームリーダを務め、如何にして感染が拡大した際に住民に恐怖が広がり感染が拡大されるかの研究を続けてきている。PCR検査で次々と新しいウィルスを発見して、感染症対策で治療薬やワクチンを開発。これに米諜報機関や軍が加わり、一気に社会改革、経済改革を成し遂げてしまおう。 マリス博士はどうもこの動向も敏感に感じ取っているようだね。

ワトソン: 新型コロナもそんな運動の一環かもね。マリス博士が不審な死を遂げた翌年から新型コロナの世界拡散が始まる。でも、そのもととなる新型コロナウィルスと言うのはどうも未だに得体が知れない。そもそも中国起源説。それと自然発生説と人為説の対立?

ホームズ: 最近のウィルス学や遺伝進化学、その他生命科学の分野でウィルスと普通の生物は発生の当初から、互いに遺伝子を交換しながら進化してきたものらしい。突然変異だけでは、今の生物の多様性を説明できない。キリンの首が長いのも、象の鼻が長いのも、ある種のウィルスの感染の結果で、彼等が適応に成功したのもたまたま環境の変化に対応できただけ。運が悪ければ絶滅だね。サバイバル オブ ラッキエストだね。

ワトソン: つまり、ヒトの場合も常にウィルスの感染に晒されている。ウィルスは環境の中、ヒトの体の中も含めて何処にでも存在する。そして、常に変異と拡散を繰返している。 コロナのウィルスも代表的な例で、武漢で最初の感染者が発見された時点では、既に世界各地で人知れず拡散していた。実際、欧米でも下水疫学調査で、かなり以前からサンプルの水がPCR検査陽性となっていたことが分かって来た。つまり、ウィルス自体は中国起源説に拘る必要は無いということ。既に世界各地で人知れず拡散していたウィルスをPCR検査で後追いして発見していたというのが本当だろう。だから検査をすればするだけ感染者が発見されるんだ。だからいくら頑張っても感染者数は下げ止まりし、いつでもリバウンドの恐怖がついて回るんだね。

ホームズ: ご名答だね。中国起源はPCR検査による感染者=陽性者発見の方法だね。だから米国は、「責任は中国にある」と言っているのか。PCR検査さえしなければ、感染の世界的拡散は無かった。でも、ウィルスの感染が広がれば、運の悪い人は重症化して死に至ることも無いわけではない。この点は風邪やインフルエンザも同じだけと。
マリス博士が「無自覚無症状の感染者はいるはずが無い。」と言っていたことはある程度、本当のことで、自然の法則に近いかも。ウィルスは拡散するけどこれは感染と呼ぶより、単なる伝搬と言う言葉に置き換えた方が良いかもね。
だから、各国政府は、本当は「感染するな」でなく、感染拡大は不可僻だから重症化のリスクを減らして治療技術の向上に専念すべきということになるね。

ワトソン: 世界的な状況から見て感染拡大は不可僻みたいだね。インドや南アフリカ、ブラジルなどでどんどん新たな変異株が発見され、感染者の数は一向に下げ止まる気配すらない。でも、今世界中の人にワクチンを打って貰おうとの動向も出て来たね。ワクチンは新型コロナ撲滅への決め手になるのかな?

ホームズ: 自然の法則から言って、コロナ・ウィルスを絶滅させるなんて言う考えは全くナンセンスだ。これ以上の経済崩壊や社会崩壊を延々と続けて行けば絶滅するのは人類の方だね。新型コロナとは共生の道を探る以外にはない。それには、PCR検査で陽性(ウィルスとの共生)となっても何ら心配のない世界としなければならない。

ワトソン: その通りだけど、何とかPCR検査が世界パンデミックの真のウィルスの本体ということは早く世界中に知らしめないといけないね。でテロリスト達の感染拡大を煽る本当の動機は何だったんだろう。

ホームズ: 私の見解だけど、本来は欧米の諜報機関による中国経済の崩壊が真の目的だった睨んでいる。今のグローバル経済では明らかに中国の一人勝ち、G7諸国の地盤沈下だ。G7の覇権は明かにG20に。欧米諜報機関の一部にはこの流れを逆転したいとの陰謀はズットあるはずだ。日本はバブル崩壊して自ら一人勝ちを止めたけど、まだ発展途上の中国ではそれもできない。武漢市で発生した新型の感染症は中国全土に広がり中国経済バブルを崩壊させるはずだった。PCR検査を行えばいくらでも感染者は増やせるし、都市ロックダウンを続けることで経済は破綻する。PCR検査を中国に勧めたのは明かに米諜報機関だね。ファウチさんがとこまで噛んでいるかは知らないけど、武漢の研究所に多額に資金提供をしている。

ワトソン: でも、中国政府はこの陰謀を察知した。と言うより欧米側の反対勢力がリークした。感染拡大は武漢市内だけで食い止められた。だけど欧米に飛び火した感染拡大はPCR検査のおかげで指数関数的に増大した。PCR検査も都市ロックダウンももともと感染を拡大して恐怖を増幅するために編み出された戦略だ。感染の拡大もメディアを通じて大幅に誇張され、人々が自らロックダウンや自粛へと向かわせることに大成功。
このプロバガンダ政策は、中国の陰謀と言うよりも欧米諜報機関の政策なんだろうね。WHOもいわゆる中国式マニュアルを感染対策として世界中に奨励してコロナ拡散に大成功。そもそもPCR検査がフェイクの産物とは今さら口が裂けても言えない。
いわゆる中国式マニュアルとは、武漢市封鎖の段階で世界に発信された対策で、この通り実施すれば感染は確実に拡大することが可能な対策だ。

ホームズ: つまり、欧米の感染拡大は自作自演ということか。確かに仏マクロンや独メルケルのやり方は非常に強権的で法規制で警察力までフル活動。米バイデンはそれ以上みたいだね。ワクチンの強制接種やPCR検査の陰性証明書の持参義務とか。どう見ても自作自演のにおいが濃厚だ。その結果、感染者は爆発的に増えた。
でも、一方に日本、安倍さんはお願いベース自粛で、実際の対策はなるべく自治体の判断。かなり民主的な方法を取っていた。緊急事態宣言も仕方なしに実施した恰好を取った。確かにその結果、感染者は極めて少ない状態を維持。でも、自粛による経済的ダメージは、都市ロックダウンをした国ほどではないにしても相当あったようだ。

ワトソン: でも、中国はどうして感染者が出ないのか。出ても本当に数えるほどだ。WHOの言う通りなら中国だけが少ないのは何故。また。ファクターXか。感染者追跡システム等を開発して感染者を一網打尽にしているとされるが。

ホームズ: そこがポイントだ。感染者が少ない。つまりPCR検査が少ない。中国でPCR検査の列が放映されるのはあくまでも海外メディア向けだよ。PCR検査では誰でも陽性になり得る。陽性でも感染者出なければ追跡はそこでお終い。日本も病床確保が困難とのことで自宅待機や経過観察が増えている。何とかPCR検査を減らせ。そうしないと感染拡大は終わらない。

ワトソン: PCR検査が感染ウィルスの真の犯人といこと、おそらく多くに国の指導者達は既に気がついている思う。ただ、ここまで国際政治の問題となってしまっては、なかなか本当のことを自分から言い出せなくなっている。例えば、英国のジョンソン首相。Covit-19の新株の出所は殆どが英国から。感染対策いくらやってももう無駄だ。今後いくらでも新株は作り出せるからね。ワクチン打ってもどうせ新株が次々でてくるさ。つまり、もう愚劣なコロナ対策を止めようのメッセージ。ドイツはメルケルが引退。日本も安倍、菅、岸田とバトンタッチ。バイデン氏の過激な感染対策もその愚劣さを暴露して国民を覚醒させるのが真の目的かもしれない。
 

SF小説の世界
ファクターX
新型コロナの歴史的考察

ファクターX 続6

ファクターX 続6
2022年が始まった。2月には待望の北京の冬五輪。でも、世界の情勢大きく変わりりつつある。もう感染はお終い?いえ、いえ、まだまだ続きます?

ワトソン: ファクターXの話は、どうもPCR検査を沢山やれば感染者が多いというはもう誰もが認めるところだ。でも、今オミクロン株なんて正体不明のものが流行り出し世界中大慌て。米国は感染者100万人以上。英仏も20万に越え。

ホームズ: 日本もやっと10万人に近づいた。ようやく先進国の仲間入りか。韓国もタイもベトナムも皆大変だ大変だ。それと今まで大人しかったオーストラリアがえらく厳しい感染対策を打ち出したね。 しかし、マスコミの報道も変だね。PCR検査を沢山やれば感染者増える。でも、マスコミは感染者の数だけを感染拡大の根拠として大騒ぎする。感染者が増えたから検査を増やした。論理学的に完全に偽だね。感染の拡大というニュース自体がフェイクと言うことだ。原因と結果が入れ替わっている。PCR自体もフェイクだし、だとすればワクチンもとんでもなく危険なものかも知れない。

ホームズ: 確かに日本の対策は怪しいぞ。東京オリンピックが終わって感染者が1/100以下まで減ったのにまた増やし始めた。PCR検査を沢山やれば感染者が多いということを証明したかったのか。在宅療法とか抗原検査とか明らかに感染者を減らす方向へ舵を切っていたはずだが。しかも老人たちはワクチンを打ち終わって安心してPCR検査も受けないので高齢者の感染者は減って当然だ。
しかし、今は若者や子供の感染が急拡大だとか。陰性証明書を得るため検査を受ける者が増えたようだ。つまりPCR検査の数を大幅に増やした。大学受験にも陰性証明書の提出が求められる。PCR検査の数を大幅に増やせば感染者が増えるのは当然に帰結だろう。オミクロン株は感染拡大が速くかかっても軽症だとか。普通の風邪と同じになったか。でも、テレビでも中には重症化する者もあるから十分に気を付けて感染しないようにだとか。当たり前だ、普通の風邪でも大勢の人が亡くなっているだろうに。オミクロン株も本当は存在しないフェィクなのかな。

ワトソン: 中国もオリンピックを前に感染対策を強化している。でも、統計見ると感染者はほとんどいない。零コロナ対策だとか。コロナウィルスを地上から消し去れるとでも思っているんだろうか。他国、特に欧米に厳しい感染対策を要請しているみたいだ。

ホームズ: ところで、前回PCR検査自体がフェィク技術だという話が出たね。生化学の本でポリメラーゼ連鎖反応について読み返してみたけど、確かにPCR検査でウィルスを発見できるなんてどこにも書いて無いね。一体、誰が言いだしたんだろう。そもそもPCR検査で陽性と何だろう。

ワトソン: 基本的にPCR検査で陽性とは感染者ということだ。法律だから例外は許されない。でも、これが感染者かと言うと科学の世界では感染者では無いはずだ。PCR検査で分かるのは検体の中に核酸物質が含まれているかどうかだけだ。だから、検査したらマンゴーの実や魚の体液だって陽性になるのは至極当然のことでしょう。実際、香港での感染者の追跡調査をして感染源はペットショップのハムスターだったことが突き止められたそうだ。その結果多くのハムスターが殺処分されているという。追跡調査をすれば感染者を突き止められるとの仮定も可笑しいかもしれないが、法的適切な処置としては殺処分もやむを得ないことか。でも、ハムスターが感染者だったとすれば、もっと普通なペット、犬や猫は大丈夫なのかね。僕の家にも3匹も犬がいるし、猫もいるぞ。他にも亀や熱帯魚もかっている。

ホームズ: 今まで、ペットから人への感染は無いと思われて来た。誰も調べたものはいないようだ。だからハムスターが感染源でないとは証明できない。そもそも人から人への感染だって科学的には調査されてないだろう。でも、動物達は大変だね。PCRで陽性になったら、直ちに殺処分でその場で焼却。

ワトソン: そんな馬鹿な。僕の愛犬も感染したらそうなるのか。人権侵害だ。犬だから人権は無い? そういえば、日本の宮崎県で大量に牛が口蹄疫で殺されて焼却処分されたね。牛にも人権は無いか。だから殺しても平気?
  でも、確か武漢でも感染症の発生時には、人から人への感染すら否定されていたんだね。でも、どうやって人~人の感染が分かっただろう。ほとんどの人が無自覚無症状。誰と誰が接触したかなんて分からないよね。PCR検査で追跡調査か。でも、本当はPCR検査で感染者の発見が不可能なら人~人の感染すら証明不可能だ。つまり単なる当て推量か。

ホームズ: 人から人への感染なんて本当は簡単に分かるわけがない。ある程度感染が広がって来て疫学的調査から多数のデータで統計的に結論付ける場合が多いのだろうね。勿論実際に感染させて試して見る動物実験が最も確実だ。大抵は類人猿なの人に近い動物が用いられている。でも、動物保護の観点から実験は難しいかも。犬猫でもいいけど果たして発症してくれるかな。ハムスターが重症化して肺炎で亡くなったとか。

ワトソン: つまり、武漢政府或いは中国政府は、始めは本気でヒトからヒトへの感染は無いとしていたんでしょう。意図的に隠蔽するはずはない。でも、海外のメディアがこれを許さない。WHOはPCR検査の積極検査を勧める。既に水際対策を取っている。PCR検査を始めたら。さあ、大変だ。やたらと感染者が出て来る。収拾がつかなくなる。

ホームズ: PCR検査がフェイクかも知れないことは中国政府も知っていたはずだ。勿論欧米の政府も、日本も例外ではないだろう。感染拡大は止められない。感染は中国全土に広がるのは時間の問題だ。もし、中国政府がPCR検査はフェイク技術だから心配ないといっても海外のメディアは、そんな情報は無視して感染拡大を書き立てるであろうことは目に見えている。或いはPCR検査がフェイクだなんて言おうものなら米国は本気で戦争を仕掛けてくるかも知れない。

ワトソン: だから、武漢をロックダウンして非常に厳しい感染対策を行うことに。180度の方針転換したんだね。恐ろしい感染症が発生したから世界の皆さん気を付けて下さい。2~3カ月かけて武漢の感染は収束する。

ホームズ: 本当に武漢市の市民達は大変だっただろうね。一方、厳重な水際対策を取っていたはずの欧米諸国は、多くの市民達がPCR検査の行列に。感染したくないから検査を受ける。多数の感染者を発生。みるみるうちの本家の中国を抜く大感染。当たり前だね。PCR検査をすれば一定の感染者が発生することは必然だ。原因は中国には無い。PCR検査自体が感染ウィルスということだ。でもそのことは誰も口に出して言えない。

ワトソン: 多分中国政府は、この新型コロナ(covit-19)をバイオテロ、或いは経済テロと見抜いていたんだろう。感染拡大で中国経済はバブル崩壊で大幅にダウンする。PCR検査は覇権国米国が紡ぎ出した公然の虚構。ある程度の対米従属策を取っている中国、ロシアも自らは嘘とは言わない。完全対米従属のEU、日本はなおさらだ。米国自身が認めない限り虚構は続く。

ホームズ: でも、中国の演出は真に迫っていたね。市民にはマスクをかけさせ、しかもstay home。なんせ家から一歩も出れない。防護服の消毒隊も映像も衝撃的だ。PCR検査を沢山行い感染者は隔離、多くの者は帰ってこない。
PCRの予防検査は、家畜では既に使われていたようだ。大抵は集団的に隔離処理するが密な状態で相互感染の為、多くが無くなる。牛などの大型の家畜は即座に殺処分、焼却。さすがに人では殺処分とはいかないけど、強制隔離で帰らぬ人となる。全く感染者は社会のゴミだ。欧米人の誇大妄想かも知れないが。

ワトソン: 欧米の市民達はパニックに陥り、政府に強い措置を求める。だから大きな反対も無くロックダウンが可能になる。でも、PCR検査を多数実施すれば、そういうシナリオになることは欧米のリーダ達、例えばメルケルさんやマクロンさんは重々知っていいたはずだが。つまり都市ロックダウンは自作自演とも言える。

ホームズ: でも、PCRがフェイクの可能性は市民の誰も気がつかなかったのかな。こんなに感染者が多いはずが無い。しかも9割以上は無自覚無症状だ。

ワトソン: 検査を行って、例えば100人中90人が感染となれば誰も心配しない。ウィルスとの共生完了だ。陽性率と言ったね。陽性率が5~20%程度で毎日検査数を増やしていけば、メディアは感染拡大と大騒ぎになる。検査ではCt値と言うものが設定でき、陽性率はある程度操作できるという。だとすれば都市ロックダウンを実施した欧米諸国はある程度感染者の数をコントロールできたはずである。だから、意図的感染拡大→都市ロックダウンの可能性は十分考えられそうだ。

ホームズ: 米国も初めはトランプさんだったけど、相当強い措置を取ったはずだ。それでも感染は拡大を続ける。結局もっと強硬な措置を主張するバイデンさんに政権を取られてしまった。感染拡大のおかげで郵便投票、新型コロナ様様だね。

ワトソン: でも、G7国としては日本だけが異常に感染者が少ない。アジアの国は総じて少ない。更に中国はもう感染が終了したみたい。零コロナを目指してまだまだ感染対策を頑張るとは言っているが。 最初日本は水際対策を取っていたが、PCR検査は自覚症状のある者に限定して実施していた。当然感染者少ない。医療崩壊を防ぐためとしていたが、感染者をわざわざ増やしたくはない。でも東京オリンピックを1年先送りした。1年先送りは欧米諸国からの要請だろう。そのため小池都知事等の知事たちがPCR検査を増やして、感染者を急遽増やして緊急事態宣言を要請。安倍さんは仕方なく(本当はお願いした)緊急事態宣言。アベノマスクを全国に配った。ちょうどエイプリルフールの日だったか。冗談でしょう安倍さん。でも、今ではマクロンやバイデンさんなどマスク信者は増えて来たね。

ホームズ: 東京オリンピックは1年後には無観客とは言え成功里の終わったようだね。国内には開催反対派もいたらしいけど。1年先送りしたこと自体失敗だったようだ。でも、日本は感染対策の達人みたいだ。安倍さんは緊急事態宣言出したけど、医療崩壊を名目にPCR検査を控え身にして感染者をきちんと減らして来たのか。菅さんも遅きに失したと非難された緊急事態宣言だけど、実際は適切で感染拡大を止めることに寄与した。欧米のリーダ達とは一線を画しているね。

ワトソン: 北京の冬季オリンピックに向けて、日本は急に感染者を増やしているね。何故なんでしょう。オミクロン株とか言うけど、PCR検査で見つけるとの意味では今までのものと何ら変わりないはずなのに。PCR検査を増やせば感染者は当然増える。感染者が増えたからPCR検査が増えた。そんな馬鹿な理屈は成り立たない。岸田さんもそんなこと重々承知だろうに。北京オリンピック後が見ものだね。

ホームズ: 多分、中国の感染は終了しているだろう。日本もPCR検査を止めて5類感染とすれば感染は終了だ。インド、ロシア、ブラジルも自然減の段階。もう感染は事実上は全く亡くなっている。 でも、日本を含め欧米諸国では話はそんなに簡単でもない。どこの政府、特に行政サイドはPCR検査を今までに積極的に進めてきた経緯がある。今さら口が裂けてもPCR検査を止めなさいとは言えない。各方面で既得権益とした残ってしまっている事情も。本当はこれを言うのは科学者の役割だけど、行政や政治の世界と全く無縁でおられるものはそんなに多くは無いだろう。マリス博士の様な自由人の科学者は寧ろ例外かも。口にマスクで何も発信しない。

だから、ワクチンを打ってPCR検査を止めてくれ。でも、ワクチンの効果があるのはPCR検査を全くやらないことが前提。しかし、PCR検査の陰性証明書は検査数を促進するだけ。ならば、ワクチン接種証明書があればPCR検査は免除。でも、ワクチン打って人もPCR検査では陽性になるし重症化するリスクも同じ。それではワクチンの効果は死ぬまで分からない。

ワトソン: それではワクチンも全くのフェィク? 確かにmRNAワクチンは全く新しい概念で造られた画期的なものとされているが、実際には何の実証もされていないね。中国やロシアやインドでもワクチンは開発されているのそれらとの比較はどうなんだろう。

ホームズ: これに関しては以前どこかの国のリーダが言っていたことを思い出す。ワクチン何てなまじ効かない方が副作用も無く安心だ。水みたいのものがベストだ。要はPCR検査を止めることが主目的だから。トランプさんもどこかでこう漏らしたかも。ワクチンを打てばみんなが安心してPCR検査を受けなくなる。感染は自然に消滅する。ずいぶんの暴論と見えるが今となっては正論かも知れないね。

ワトソン: 要するに、PCR検査の結果に本当に意味があるかだね? そんな疑問も最近多く出されているようだけど。米国でもアーミシュという人達(人口は20万以上とか)は、宗教的な理由でPCR検査もワクチンも一切信じないが、実質的に一人の感染者も出ていないという。また、世界各地の少数民族達も感染とは全く無縁だね。そもそも多くの文明人から隔絶されているため自然免疫が出来ていなくて、感染症が流行ると最も危険に陥る人達だ。でも、感染拡大を大騒ぎしてPCR検査やワクチン接種を騒ぐのは、今や米国、英国、フランスやその同盟国ばかり。あれだけ感染者増えたインドもブラジルも全く静かだ。この欧米3国はどれも感染者数が20万人程度まで増えたのに、一方の日本は全国でも100人以下だ。いや、今はまた第六次ピークと騒いでいるけど。検査数を減らせば感染者が激減はどうも統計的にも事実になったようだね。
やはりPCR検査そのものに問題があるというのが事実のようだね。

ホームズ: そうなんだ。ところでPCR検査とはどんなものかについては前回もやったね。ワトソン君の方が詳しいだろうけど。なんせノーベル賞貰った?

ワトソン: それは、別のワトソンだ。DNA二重螺旋モデルの提唱者ワトソンとクリックさん。ノーベル賞学者キャリー・マリス博士の発明はそれをも凌ぐ大偉業だね。PCRとはポリメラーゼ連鎖反応の省略形。DNA遺伝子の断片のコピーを大量生産できるんだ。だから遺伝子工学の研究には無くてはならない技術なのだ。ゲノム情報は、4つの異なった塩基A(U)、T、C、Gが連なったもので、AとT、CとGが互いに対になって2重らせんを造る。対になるテンプレートの間に特殊な酵素ポリメラーゼを作用させて、それを膨大な数に増幅することが出来る。酵素化学の発展に大きな業績を残した大発明だ。生命科学の教科書ではもう常識だ。

ホームズ: だからと言って、これで検体中の特殊なDNA遺伝子の断片を発見できる? 与えられたテンプレートのコピーを造るだけだよね。 PCR検査すれば、魚や植物でも陽性になるという話は本当だろう。考えて見れば当然と言えば当然だ。でも、この事実は認める以前に無視。つまり思考停止の段階。

ワトソン: となるとPCR検査しても何も分からないはずだ。テンプレートにウィルスゲノムの断片らしきものを入れておいで、それが増幅したら「あった。あった。」。 でも検体は全く無罪ではないか。日本であった旧石器捏造事件と同じ構造だね。でも、こういう意図的なフェィクは誰かが発見して見つけない限り、いつまでも捏造は続けられてしまうね。特に政府内に諜報機関等が関与していれば関係者に口止めしておけば絶対にバレない。

ホームズ:実はマリス博士もPCR検査を感染症の発見に使わないように警告していたらしい。感染者の発見だけでなく、新しいウィルスの発見にも使えないはずだ。発見すべきウィルスのゲノム解析を予めしておいて、その断片をテンプレート入れておいて、「あった。あった。」では、ウィルスの発見すらフェイクだね。
これが、エイズ~HIVウィルス否認説の根幹だ。HIVウィルス発見者はPCR検査で見つけた功績でノーベル賞を貰っている。ノーベル賞のお墨付きでPCR検査の欺瞞性を隠蔽している訳だね。

ワトソン: だから、現実にはPCR検査を用いて新しいウィルスが次々と発見され、また犯罪捜査にもPCR検査が使われて何となく正当化されている。ひょっとしたら、PCR検査と言うものは今世紀最大級のフェイクなのか。やっぱり、新型コロナそのものが虚構な産物?

ホームズ: だとしたら、新型コロナウィルスは人為説が正しいことになるか。しかも計画は相当以前から練られていた。でも人為説ならその犯人は中国かな。WHOは中国流を世界に普及させているらしいが。だからトランプさんはチャイナウィルスと呼んだ。バイデンさんも同じくチャイナウィルスとしている。米国は反中国感情が非常に高まっている。中国は覇権国となって世界支配を企んでいる?

ワトソン: やっぱり無理だね。PCR検査が真の犯人ならウィルスは米国発だね。バイデンさんは中国やロシアを人権だの覇権主義だのと批判を繰り返しているけど、新型コロナを世界に広めたのはどう考えても米国だ。大統領まで関与しているかどうかは不明でも、諜報機関、軍、一部のシンクタンクや影の組織、IT企業そのようなグループがかなり前から周到に準備していたようだ。

ホームズ: 例えば、CDCを仕切っていたファウチ博士は、ブッシュ大統領のテロ対策委員で政権交代に関わらずズット今の地位にとどまっている。テロ対策には当然バイオテロも含まれる。欧米で行われた都市ロックダウンの感染対策などテロ実施側の意向通り実施されているみたいだね。マスコミを使って感染の危機を大いに煽る。ある意味過大広告だ。死者の数は大目に見積もる。余病があって亡くなっても死因はコロナだ。また、感染者数だけ発表して検査数は伏せる。検査数を指数関数的に増やして、感染爆発を煽る。テロリストなら大成功だね。

ワトソン: 感染対策もえらく非科学的だね。人との距離、ソーシャルディスタンス。Stay home、マスクの着用、子供達の学級閉鎖、飲食店のアルコール禁止。そもそも誰がこんな変な規則を次々と出して来るんだ。このアイデアもファウチ博士かな。人々を感染が流行っていると感じさせるには最適な手法だね。さすがテロ防止対策委員会だ。

ホームズ: 日本の場合は、戦前の大政翼賛会みたいな組織が自然発生的に生じているみたいだ。商店街なんかが自主的にマスクの着用キャンペーンなんかやったり、店の入り口に消毒剤を置いていたり。自主的に皆さんマスクをしっかりしましょう。なんて呼びかける。いかにも日本独自のやり方だ。だから、基本的に日本ではマスクの義務化もワクチン証明書も陰性証明書も全く不要だね。お巡りさん使って法律で縛るなんて成功するわけないしね。

ワトソン: 欧米も日本の庶民に見習うべきか。そうすれば感染者20万人超なんておこり得ない。

ホームズ: 私の見解だけど、本来は欧米の諜報機関による中国経済の崩壊が真の目的だった睨んでいる。今のグローバル経済では明らかに中国の一人勝ち、G7諸国の地盤沈下だ。 日本はバブル崩壊して自ら一人勝ちを止めたけど、まだ発展途上の中国ではそれもできない。当時は日本バッシングで、トヨタの車なんかが道路の人前でぶち壊されていたね。当時の日本も今の中国も対米従属で構わないけど、それでは米国がもたない。ドルをどんどん刷ってドル基軸を守ろうとするけどみんな中国の持っていかれてしまう。
PCRを使った経済テロは、米国の諜報機関つまり官僚機構の単独の仕業かも。でも、PCRのフェイクはある程度は欧米諸国或いは中国も周知の事実だろう。

ワトソン: 中国はそれを察知して、欧米に逆輸出か。今さらPCRがフェイクとは言えない。だから無理繰り感染を造らないといけないか。でも、権力機構にとって、緊急事態は甘い蜜でもあるね。強権的な政策が可能になる。メディアも協力してくれる。

ホームズ: つまり、新型コロナ現象は人為的に作られた恐怖だった可能性が極めて大きいということさ。有るか無いか不明のウィルスをあたかも存在するかのようにメディアを使ってあたかも存在する危険なものと既成事実化させて都市ロックダウンやらワクチンやら強権的な政策をどんどん作り出している。

ワトソン: それでは都市ロックダウンは全くの無駄。感染防止対策も無意味。ソーシャルディスタンス何て初めから必要なし。マスクなんて全く無意味。感染拡大を印象付ける印象操作か。ホームズさん。あなたそんなこと初めから分かっていたの。

ホームズ: 武漢の都市ロックダウンは元々怪しいとは感じていたけど、2年間の世界の情勢の観察からそう結論せざるを得なくなったのが現実だ。ファクターXの謎の解明からね。新型コロナの拡散は、やはりバイオテロ組織が長い年月をかけて周到に準備して実施したようだ。既に世界中の政府や市民達をテロリスト側の味方につけている。自然発生的に起こったにしては念が入り過ぎているしね。

ワトソン: 確かに都市ロックダウンは市民を苦しめた割にあまり効果が無かったようだ。或いは逆に感染を増やした可能性も。大勢の人がPCR検査に行列を作ったから。でも、PCR検査自体がフェィクなら、誰が何時何処で感染となっても可笑しくない。運悪くポリメラーゼ連鎖反応が生じてしまった。つまり、核酸物質があった。それはウィルスかもしてないが、別の原因かもしれない。コロナとは別のウィルスや細菌かも。つまり検査なんてするだけ無駄。勿論マスクも無駄。ソーシャルディスタンスやマスクなんてテロリストが恐怖を煽る目的で生み出したルールか。

ホームズ: もし、それが本当ならとてもハッピーな話だね。特に子供や若者たちにとっては。でも2年余り感染対策として我慢してマスクや緊急事態対応に追われて来た大人たちは何か不満な様だ。信じられないより信じたくない。

ワトソン: 確かに、市民達や政権野党、マスコミは総て新型コロナ拡散派の味方となっている。政府は手ぬるい。感染増えたロックダウンだ。緊急事態だ。マスクをかけろ、ワクチン打て、総てバイオテロ組織の思うままだね。自分達は感染拡大やコロナとの共存に積極的に加担していることに気がつかない。被害者と騒いでいるものが実は加害者だったということか。

ホームズ: でも、PCR検査が「ポリメラーゼ連鎖反応」のことだと分かれば、これが感染症発見に使えるはずが無いことはすぐに分かる。明かにフェーク技術だ。高校程度の生物の知識があればネットなどで調べると誰でもすぐに分かる。「PCR検査」で検索すると、PCR検査は遺伝子工学の粋でこの発見はノーベル賞で保証済み何て言う論調しかないだろうが。

ワトソン: 今の世の中、遺伝子とかノーベル賞とか言うとそれだけで皆信用してしまう。科学リテラシーの著しい退化だね。ネット情報なんかが氾濫していると自分の頭で考えることが出来なくなるのかな。こういうの科学文明下の自己家畜化現象とでも言うのかな。

ホームズ: しかし、今の世界リーダ達の多くは「PCR検査」が感染拡大の最大の原因であることは既に気がついている。でも、PCR検査を隠密裏に止めたいということだ。ワクチンを打ってPCR検査を止めさせたい。PCR検査を止めない限り感染は収まらない。それまでは何時までもワクチンを打ち続けよう。国民全員にワクチン証明書を持たせて感染対策はお終いに出来るかな。

ワトソン: それば絶対無理だ。ワクチンを拒否した人はPCR検査陰性の証明書を求めて検査を受ける。となると一定の陽性率で感染者が発生する。当然ワクチン接種者にもPCR検査を求める。当然陽性者がガバガバ出る。ワクチンは打ち続けないといけない。未来永劫。

ホームズ: ワクチンは効いているのかな。ファクターXに新たにワクチンという要素が加わったね。今日はもう遅くなったね。次回はワクチンについてゆっくり話をしよう。

ワトソン: 賛成だ。今PCRの正当性は話題にならないね。世間は専らワクチンだ。そもそもワクチンとは何だ。そんなもので感染が防げるのかね。

ホームズ: そうだね。これもファクターXと大いに関係があるね。何故かワクチン接種者が多い国は感染者も多い国だから。何故なのでしょうね。

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ファクターX
新型コロナの歴史的考察

ファクターX 続7

ファクターXの怪 続7 ワトソン: ところでホームズさん。ワクチンはもう打たれました。

ホームズ: そういうことを聞くことは巷ではタブーだよ。まるで、ワクチンを打つことが正義で打たないのは非国民みたいな空気が醸し出されているから。だから皆、特に医療関係者達は「できれば打った方が良い。」としか言えない。

ワトソン: でも、本来ワクチンと言うものは感染が心配の人が自分で判断して打つ物で決して強制されるものではなかったはずだ。特に新しいワクチンは副作用などのリスクもある。場合によってはリスクの方が遥かに大きい。そう言う意味では保険みたいなものだね。だから昔から接種は個人の判断で行うべきだよね。天然痘のワクチンなども根付くまでにとても時間がかかっている。効果の程が社会的に認知されるまでは国も義務化できる筈もない。

ホームズ: ところが、そんな考えは米国を中心に過去のものとされている。予防医学という観点らしい。感染が拡大する前に先手を打って政府が旗を振って義務化する。新しく流行(はや)る可能性のある感染症は非常に危険で、流行ってからでは手遅れだ。

ワトソン: 米国人はどうしてそんな考えに変わったんだろうね。そうか、テロ対策だね。テロは未然に防がないといけない。テロ容疑者は未然に発見して隔離せよ。疑わしきは罰せよ。だから感染者は社会のゴミとして隔離されないといけないのか。

ホームズ: PCR検査が犯人捜査で多用される理由も分かっただろう。「遺伝子鑑定で君の関与は明かだ。弁解は無用だ。」でも、PCR検査では検体の中身は分からない。テンプレートを決めたら決まってしまうものだから。つまり何を検査しているのかは分からない。でも、テロの抑止力にはなるかもね。

ワトソン: では、今世界中で大流行の新型コロナ、covit-19に対するワクチンは何なんだ。ここまで感染が拡大している中、今更ワクチン何て必要ないだろうに。

ホームズ: ワクチンの方も、今多くの国で既に接種済みだ。それでその検証はどうなっている。実際は、ワクチン接種の多い国の方が感染者も多い。また、新たなファクターXが増えてしまった。何故、ワクチンを打てば打つほど、感染者が増えるのか。
ブースター接種とか言って、何回も重ね打ちすれば効果が得られる。 製薬会社の専門家達がそう言っている。だから、信じなさい。

ワトソン: いやだよ。そんなの。だって、ワクチン打ってもPCR検査すれば陽性になることは打ってない人と一緒だし、人にも感染させることは事実だろ。重症化のリスクすらある。死亡率は著しく減るとは言われいるけど。それ、必ず感染しますよと言う意味だね。

ホームズ: 確かに。今、日本では子供や若いものの感染が増えている。重症化のリスクは持病持ちの老人よりは遥かに小さい。でも、万が一高齢者にも感染を移したら今度は高齢者も感染が増える可能性がある。だから、今のうちに学校の感染対策を強化しろと。子供こそワクチンが必要。保育園の子供にマスクをかけろと。

ワトソン: 何故、子供や若い人に感染の中心が移って来たの。オミクロン株の特性だとか言うけど、そこまで研究は進んでいるのかな。単なる当て推量にしか見えないけど。

ホームズ: もう一度、原点に戻ってごらん。PCR検査数が増えると感染者増える。感染者が増えたからPCR検査数が増えた。そんな馬鹿なことはない。ワクチンパッケージという政策がある。社会の中のあちこちで、陰性証明書の提示を義務付けられることになる。例えば大学受験だの、小中学校の集団宿泊だの。つまり、PCR検査が義務付けられることになる。感染者が増えるのは当然だね。PCR検査の回数が多い医療関係者の感染者が多いのも当たり前だ。彼等は毎日検査が義務付けられている。

************ ワクチン・検査パッケージ制度の定義・要件 (1)飲食店やイベント主催者等の事業者(以下「事業者」)が、入店者・入場者等の 利用者(以下「利用者」)のワクチン接種歴又は検査結果の陰性のいずれかを確認することにより、感染リスクを低減させ、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置等において課される行動制限を緩和する。
  ************


ワトソン: PCR検査数を増やすということは感染リスクを増大することはあっても低減することなど絶対にありえない。行動を制限されたくないからPCR検査で陰性証明書。でも、PCR検査は必ず一定の確率で陽性になる。つまり、検査数の多い人達に感染が多い。だから医療関係者に感染者が多いのか。だって、彼等は毎日検査を受けないといけない。でも、ワクチンの接種は陰性証明書とは一切関係がないね。

ホームズ: 幼児や児童に感染対策をすることはある意味犯罪だね。子供は母親の体内の無菌状態に近い状態で生まれ出て、多くの人と出会い接触を重ねることで無数の細菌やウィルスに感染することで成長する。子供は容易に感染することが自然だ。感染はウィルスや細菌以外にも他の人の物の考え方や学習もある。マスクをかけさせたり、行動制限を加えることは著しく成長の阻害要因になる。特に脳の発達に。
子供を感染から防ぐのは大人が自分自身感染対策する以外にない。子供から大人への感染なんて考えてはならないものだね。

ワトソン: ワクチン接種は免罪符にはならない。ワクチン・検査パッケージ制度は百害あって一利なしの超愚策では。ワクチンを打てば行動制限を解除。これ、ワクチンが理想的に効く場合にしか成り立たない論理だね。でも、実際には何度ワクチン打ったってPCR検査で陽性になるリスクは減らないね。

ホームズ: ところで、北京のオリンピックが開催されたね。参加選手は当然、PCR検査を受けなければ。ワクチンを何度打ったってそんなものは検査免除の言い訳にはならないことは至極当然。また、ワクチンが打てる富裕国だけを優遇する差別行為にもなってしまう。当然、先進国(欧米の意味)での感染者はほとんどがワクチン接種済み。これには異存は無いだろう。

ワトソン: ワクチンは、中国でもインドでもロシアでもとっくに開発されている。中国製のワクチンならPCR検査免除とすることもできた。

ホームズ: もし、君がワクチンを打たねばならないなら、どのワクチンを選ぶ。中国製やインド性は安いし何時でも打てるのでは。

ワトソン: 別に打ちたいとも思わないけど、多くの人達はファイザー社のものか、ダメならモデルナ社かな。何故なんだろう。そうか、この二つは遺伝子工学を使った最新鋭のワクチンと宣伝しているからかな。

ホームズ: 逆に言えば、最も危険なものか。まだ、ワクチンとしての実績に著しく乏しい。でも、多くの人達は遺伝子工学の粋を集めたと言うだけで信用してしまうらしい。PCR検査も遺伝子工学の粋を集めた最新技術。ノーベル賞のお墨付きまで。でもマリス博士本人も疑っている曰(いわく)つきの技術であることは極秘にされている。
mRNAワクチンも、同じ構図だね。原理は数年前に分かっている。カリコ博士の研究だ。大変立派な研究らしく、ノーベル賞学者の山中博士も絶賛だ。

ワトソン: 細胞の核内のDNAは、mRNA→tRNA→リボソーム(細胞内小工場)→アミノ酸→タンパク質 となって、生体に必要な色々なものが造られる。ウィルスなどの外部から入ったRNAは生体では異物として排除される。遺伝子操作でmRNAを改造して騙すことでタンパク質をつくらせるスゴーイ技術だね。当然ノーベル賞候補だね。

ホームズ: そのとおりだ。mRNAはワクチンも可能性として将来はあり得るかも。でも、これはノーベル賞の研究とは別の話だ。これからの研究だろう。リボソーム(細胞内小工場)で作るのは抗体(これもタンパク質)に限ったものではない。体の中の総てのタンパク質に当てはまる。

ワトソン: 実際にはノーベル賞はもう少し地味な研究に与えられた。カリコワクチンは期待に反してノーベル賞を貰えなかった。米国は怒って彼女に代わりにラスカー賞を授与したけど。mRNAワクチンが有効かどうかはノーベル賞とは関係が無いはずだけど、ノーベル賞をお墨付きとして利用しようとしていることは確かだね。多くの人達がファイザー社のワクチンを希望するのはファイザー社の専門家達の言うことを信じたいからだね。

ホームズ: では、何故各国(欧米だけか)の政府はそんなにまでしてワクチンを打たせたいのかな。ワクチン・検査パッケージ制度は無理やりワクチンを打たせようとする制度だね。ワクチンを打てば行動の自由が許される。ワクチンを打たなければ、その都度、検査を受けて陰性証明書を出してもらわないと。でも、検査を受ければ陽性になるリスクはかなりある。
だから若者たちは競ってワクチンを打ちたがる。でも、本当はワクチン打っても検査すれば陽性、人にも感染を移す(感染症がフェィクでなければ)。

ワトソン: ワクチン打てばご褒美上げるという制度だね。米国では一人100ドルの報奨金。でも打たないと違法で罰金。

ホームズ: 分断の進んだ米国ではワクチンを拒否する者は共和党支持者と見なされ、解雇されたり、刑事罰を受ける段階まで来ている。差別の構造だ。ワクチンを拒否することが犯罪なのかね。でも、米国でも宗教的理由から拒否する者も多いはず。

ワトソン: 米国では、医師や看護師、警察関係の人はワクチン拒否者が多い。正義感の強い人達だね。お金貰っても打たない。だから今米国は社会的な混乱を招いているらしい。警察官が3割減少すれば、暴動や打ち壊しが起こっても止めることは困難になる。黒人差別、黒人への選択的暴力との理由でただでさえ警察予算は削られている。また、感染してもまともな治療が受けられない。だから感染するなワクチン打てとなるらしいが。
どうも、米国の分断は進んでいたかもしれないが、新型コロナ感染で一機に拡大したようだね。やはり、新型コロナはバイオテロとして初めから計画されていたと考えた方が正しいのかも。PCR検査が感染拡大のための陰謀なら、ワクチンは社会分断を目的とした陰謀なのか。つまりバイオテロ。

ホームズ: ワクチンの計画は、感染拡大の最初から考慮されていた。都市ロックダウン時はいずれワクチンが開発されるのでそれまで自粛せよ。そもそもワクチン何て開発に時間がかかるもの。そんなもの待っていられるはずはない。まずは中国やロシアに開発させて、効果が無いと分かるのを待って、mRNAが登場する。人々は最後の願い藁をもつかむ思いで飛びついた。科学的根拠なんか不要。でもそれしかない。でも、それで効果があるかどうか全く不明のはずだ。

ワトソン: でも、北京オリンピックでの選手の感染見て誰もが気がついた。mRNAワクチンなんか打っても感染は予防できない。ワクチン証明書何て単なる紙屑だね。免罪符になるのかな。

ホームズ: mRNAで出来ることは抗体と称するタンパク質を体の細胞に無理くり作らせるものだったね。では、抗体とは何だ。風邪ひいても抗体は出来ない。新型コロナも大多数のものは抗体が出来ないことも抗体検査の結果分かって来た。重症化して何とか助かった人からは抗体が発見されることもあるらしい。だから、抗体を持てば重症化を防げる? 本当は重症化した結果抗体が出来たのかも。結果と原因を混同してはいけないね。だから、感染症予防のために事前に抗体を作って待っているということは本当に意味があることかどうかはまだよく分かっていないらしい。寧ろ他の自然免疫の正常な作用に悪影響を与えるかも。

ワトソン: そんなことは無いと専門家は言っているではないか。で、専門家の言うこと信じる。高名な科学者もはっきり異を唱えているものも多数あるようだ。口封じされているようだけど。例えば、ネット社会のファクト・チェックなんていうサイトで。
人造抗体が免疫系を破壊し、免疫不全症候群、つまりエイズのような状態になって死に至る。とても恐ろしい話だ。しかも、最近はエイズ自体の正体も疑われている。

ホームズ: ワクチンの義務化。今これをまじめに実施しているのは、米国とフランスだけか。でも、この両国では多数の反対派が抗議デモを行っている。政権は持つのか。他の国はメディアを通して実施の方向を仄めかしているが、どこまで真意なのか。新型コロナがPCR検査で造られたウィルスなら、それをもとにしたワクチンは更なるフェイクだ。しかも、多くの国のリーダ達はそのことも熟知して対策をしているはずだ。だからこの問題は簡単に解決しない。

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ファクターX
新型コロナの歴史的考察

最終回 続8

ワトソン: ずい分長いことファクターX探しして来たけど、そろそろまとめに入りませんか。データからはっきり言えることは、PCR検査を増やせば感染者が増える。他のファクターはどれも雲をつかむ話のようで曖昧なことは分かった。つまり、PCR検査を止めれば感染は収束するの?

ホームズ: ご名答だ。PCR検査を止めれば確かに新型コロナの感染者は零になる。もし、何らかの症状を発しても原因を特定できないから。それで皆がハッピーになれるかどうかだね。確かに世界の中にはPCR検査なんて全く無関係で平穏に暮らしている人達も少数派かも知れないけど明らかに存在している。

ワトソン: そういえば、以前PCRの発明者のマリス博士自身が「PCR検査を感染症ウィルスに使うことは出来ない。」ましてや、「感染者発見に使うことはできない。」と言っていたとの話は聞いたことがあったね。

ホームズ: その通りだ。マリス博士はおしゃべりで有名でCDCや学界にとって都合の悪い本当の事もどんどんマスメディアに話してしまうんだ。なんせ、大手医療会社が特許を取って新薬を開発したら、それに対するゼネリック薬を簡単に発明して他者に売りつけて楽しんでいた嫌われ者だ。ネットを検索すると彼がそう話している画像を発見できる可能性はある。勿論マリスとかPCR何て言う語で検索してもダメだ。全部削除されているはずだから。

ワトソン: 確かに僕も見た。「そんなことしたら、訳の分からないウィルスや無実の感染者がどんどん作られて大変なことになる。」確かに声を荒げて訴えていたね。

ホームズ: でも、ネット上では彼がそう主張したというのは事実無根でそんな発言は無かったことになっている。それどころが、マリス博士は「PCR検査を感染症ウィルスに使う方法。」や「PCRによる感染者発見法。」に関して特許を取っていたらしい。その特許は、シータス社かなんかに売却したらしい。

ワトソン: では、マリス博士は大嘘付きか。違法行為にならないのか?

ホームズ: いや、現行の特許制度は科学的に証明されてなくても、新規性のある方法を申請すれば、特許は取得可能だ。悪戯(いたずら)好きのマリス博士なら、不可能と知りつつ特許を取得した可能性は高い。つまり、PCR法では「新しい感染症ウィルスの発見」も「PCR検査による感染者の発見」も全く無理ということさ。PCR法でこんなことが可能であるとは科学的には全く証明されていない。マリス博士も将来の夢の技術としてこんなこと考えていたかもしれないが、確かにそれが出来れば本当にノーベル賞もんだね。

ワトソン: 確かに、ポリメラーゼ連鎖反応で遺伝子断片のコピーを大量に作ることと、未知のウィルスを見つけ出すことや感染者を同定することは全く別のアルゴリズムが必要だね。そんなこと遺伝子の専門家でなくたって誰でも分かることではないか。コナンドイル先生の造り出した探偵は、自分の専門でないことでもきちんと論理を組み立てて是非を判断しないといけない。遺伝子工学だからと言ってごまかしは効かないね。
でも、マリスの特許を買った会社は、何とかPCR器を商品化した大儲けしたい。沢山論文発表して、数の力で正当化しようと試みた。政府機関も一緒だろう。嘘でもいい、何度も発信していればいづれ本当の事にされる。

ホームズ: 遺伝子鑑定によって犯人を特定したと主張すれば、裁判官や弁護士を騙すことは簡単らしい。マリス博士が被告側の証人として出廷しただけで、検察側は遺伝子鑑定結果を取り下げたというエピソードも。つまり、検察側もインチキであることを知りつつ証拠として挙げていたということ。確かに便利な技術だね。遺伝子鑑定と言えば疑わしい容疑者を皆犯人に仕立て上げられる。特にテロ対策に頻繁に適用されたようだ。

ワトソン: それと、PCR検査による家畜の感染対策。これにもPCR検査が使われていたようだね。日本では宮崎県での口蹄疫が有名だね。PCR陽性の牛は全く症状がないにもかかわらず、直ちに殺処分、焼却処理だね。役所はそれでハッピーだろうが、畜産農家の心の痛みは大変なものだったろうね。

ホームズ: マリス博士が腰を上げたのは、HIVウィルスの発見からだね。HIVウィルスによる感染症のエイズは無自覚無症状での潜伏期間が5~10年と著しく長い。HIVウィルスの抗体所有者は例外なく感染者と見なされ差別されるというのが米国CDCの基準だった。何故、抗体所有者は感染者? しかも治療法も無く、感染者は人にも移す者として隔離生活を強制される。あまりにも不条理な世界だね。マリスは激怒した。(メロスは激怒したでは?)
しかも、HIVウィルスの発見がPCR法によるものとされた。HIVウィルスの発見については、マリス博士以外にも世界的にも多くの疑義があるが、最後は米レーガンと仏シラクの談合で、フランスのモンターニュらがノーベル賞をもらい、それがPCR法による成果と発表されている。モンターニュ等はこれについて何もコメントを出していない。マリス博士はこの点に大いに疑問を発している。ノーベル賞はフェイクか? さらに、今でも多くの科学者がHIVウィルスを疑問視している。彼等は一括してエイズ否認論者としてネット社会では陰謀論者扱いを受けているようだ。エイズ否認論者は、HIVウィルスを否定している訳ではない。まだ、HIVウィルスがエイズ感染症の原因と言える証拠が無いと言っているだけだ。我々探偵の理屈と同じだ。証拠不十分なら推定無罪とする以外の結論は無い。

ホームズ: でも、これには多くの国(G7諸国)の協力もある。日本で起こった薬害エイズ訴訟が有名だね。日本の政府は、HIVウィルスの発見を不作為の瑕疵として遡って適用し、推定の患者に和解金を支払っている。PCR法によるHIVウィルスの発見を正当化した訳だ。ノーベル賞が科学的な実証の代替として用いられたようだ。

ワトソン: マリス博士は2019年に不審な死を遂げ、2020年に新型コロナでPCR検査法が大ブレークすることに。

ホームズ: PCR検査が、患者の発見には使えないことは事実らしいが、中国武漢での最初に発見されたというcovit-19 ウィルスも相当怪しい。PCR検査で発見したらしいが。誰か別の第三者が追試をしたという話は聞かないし、一般の感染症細菌で検証されるべきコッホの原則とやらも何ら実施されていないらしい。日本の大橋眞教授の指摘の通りだね。何故か彼のように誠実な学者が陰謀論者扱いされている日本の現状もとても怪しい。

ワトソン: 武漢市でエピデミックとして得体の知れない風土病が蔓延しているというニュースが世界に広まった時期には、中国政府は人から人への感染さえ否定的だった。無自覚無症状の者が95%以上だったらしいので、PCR検査でも行わない限り人~人感染を発見することも難しかったのかもしれないね。

ホームズ: 誰が中国政府にPCR検査を勧めたんだろうね。米CDCかWHOか?  ただ、検査をして見れば陽性者数の余りの多さに驚いたことは間違いない。でも、今更PCRがフェイク技術とは言えない。感染拡大と武漢市内だけに限定してしまうのはいいアイデアだ。でも、PCR検査が感染者をいい加減に造り出すものなら、諸外国が水際対策取っても全く意味がない。 ワトソン: 本当だ。水際対策は全く役に立ってないね。欧米諸国では武漢市よりもはるかに多くの感染者を生み出してしまった。ウィルス株も中国とはまったく別種のより強力なものらしい。

ホームズ: 中国政府は、PCR検査とはどんなものかを十分熟知していたはずだ。つまり、PCR検査が感染拡大を助長する生物兵器だということも。つまり、新しい感染症を中国全体にばら撒き、経済崩壊をもたらす。いわばG7諸国の諜報機関が連帯して行っている陰謀と察知したようだ。でも、PCR検査がフェイクだ何て言おうものなら、さらなる経済制裁の可能性も大だ。ここは、ここはいったん折れて武漢市だけに感染拡大を限定し、返す刀で欧米にも同じ感染症を流行らせてしまった方が手っ取り早い。PCR検査は所詮フェイクだから、水際対策をしようがしまいがしっかり陽性者を大量増産してくれる。

ワトソン: なるほど。でも、武漢の人達は本当に気の毒だったね。武漢のロックダウンは欧米人に新型コロナの恐ろしさを印象付けるには非常に効果を発したね。マスメディアの力がいかに大きいかをいかんなく発揮した。

ホームズ: 感染者を強制隔離するという強硬策が欧米住民に著しい不安感を与えようだ。強制隔離の致死率が最初の頃は非常に高かったので、皆感染をしていないことを確かめたくPCR検査のための行列が出来た。感染だけはするなと言って、PCR検査を積極的に受けて感染の大拡大か。 ワトソン: 欧米の指導者達も、PCR検査がフェイクであることは重々熟知しているはずだ。つまり、欧米の感染拡大は意図的だったわけか。確かに都市ロックダウンの様な強権的な政策は欧米の指導者達にとっても蜜の味。諜報機関の一部は始めから、欧米社会の経済大崩壊を狙っていたのかも知れないね。いわゆるグレート・リセット。確かにドルを無尽蔵に刷りまくる今の世界経済が持続可能な道理は無いしね。

ホームズ: インドやブラジル、アフリカと言った世界中への感染の拡大時期も微妙だね。WHOが旗振りしてPCR検査を世界中に広めまくった。PCR検査がフェイクである限り、これを止めない限り感染拡大は収まらない筈なのに。特に米国が感染世界一に。 まさに、これが今のバイデン政権の生みの親だね。感染拡大の恐怖が無ければ彼は大統領にはなれなかった。トランプがPCR検査はフェイクだとばらしそうだったので、どうしても潰さないといけない。PCR検査は強権政治を続けるには絶対に必要だ。

ワトソン: 今進められているワクチンはどういう関係なんだろう。PCR検査使って発見されたウィルスが本当は無罪で感染症の犯人でない。更に、よく分かっていないウィルスの遺伝子を基に造られたというワクチンは本当に効くのか。

ホームズ: ワクチンを打ったらPCR検査を免除する。感染を終了させるにはそれしか方法ないよね。実はPCR検査したら犬でもネコでもバナナでもみんな感染者だ。マリス博士の言ったとおりだ。香港ではハムスターが感染者となり殺処分が実施されている。だから、PCR検査がフェィク技術であることは既に明確になっている。後はどうやってこれを上手く発信できるかどうかだけだ。
日本の東京都を見てごらん。東京オリンピック時の感染者の増減。世界中の誰が見ても感染者の増減は意図的な操作であることは自明だろう。そして、冬の北京五輪。感染は漸減だけどなかなか減らない。ワクチンを打ってくれ。

ワトソン: ワクチンは世界的にずいぶん普及したようだね。大多数はインド製。次が中国製。mRNAワクチンに拘っているのは日本ぐらいだね。ワクチン証明書さえもらえればどれも同じだ。ワクチン打たないでワクチン証明書貰えれば最高だね。つまり、ワクチンの開発はもう終わりだ。それでは儲からない。インド製なら200円程度で希望者は誰でも打てる。日本ではモデルナ製しか選択しないけど、これ廃棄物処理では。もう待ってもmRNAワクチンは手に入らない。今後は治療薬の開発が最優先だろうが。でも、PCR技術がフェイクなら、ワクチンも効果は疑問だし、治療薬だって信頼性が無い。

ホームズ: つまり、PCR検査はフェィク技術。だけど、それを暴露されたら大勢の人達が困る。欧米の政権は崩壊してしまうかも。2年以上も、架空の感染症につき合わされた多くの国民たちの反応はどうなる。散々感染拡大を煽り続けたメディアに対する信頼度はどうなる。ある意味社会革命だね。出来ればPCR検査はフェィク技術ということを隠蔽したまま感染を収束させたい。しかし、隠蔽したままでPCR検査継続すれば、次々と新しい変異種が出現し、感染は限りなく続く。その結果、世界はますます動乱が続き不安定な状態に。
今、問題となっているウクライナ内戦も、台湾独立問題もPCR検査のフェィク技術性隠蔽との関連もありそうだね。

SF小説の世界
ファクターX
新型コロナの歴史的考察

風の谷のナウシカ

オーム ナウシカ 「姫様マスクを!」「いらないわ!」
町の人達はマスクをかけて心配そうに見守る
ナウシカは路上の沢山の黒旗を1本ずつ抜き取る
黒旗にはPCRの文字が読み取れる
代りに赤い旗を立てる
赤旗には白でくっきり「M」の文字
空から一人の優しそうな老人がフワッと舞い降りて来る
「感染症対策にPCR検査を使ってはならないよ!」
「無自覚無症状の感染者なぞいないよ!」
「ウィルスなんてどこにでもいる!」
「もう、恐怖は終わった」

「あ。マリス博士」
皆のものは、マスクを外し黒旗を抜いて回る。
人々の顔からマスクが外れ笑顔が戻って来た。

SF小説の世界
新型コロナの歴史的考察

帰って来た毛沢東

毛沢東 帰って来た毛沢東(Mao Returns)
政治小話。少し前に中国のSNS微博(weibo)で拡散したものとか。今の中国を、いや今の米国を良く表していてとても面白い。

ある日、40年前に死んだ毛沢東が街に帰って来て、今の世界の様子を知りたがった。
毛: 「人民には食べ物があるか?」
答: 「食べ過ぎで減量が必要です。」
毛: 「まだ中国に資本主義の奴ら(毛が敵視した)が残っているか?」
答: 「彼等は世界で事業展開するために海外に出て行ってしまいました。」
毛: 「中国は、英国よりも多くの鉄鋼を生産できるようになったか?」
答: 「中国最大の唐山製鉄所だけでも、英国どころか米国全体よりも多くの鉄鋼を生産しております。」
毛: 「中国は社会帝国主義(=ソ連)を打ち負かしたか?」
答: 「彼等は自滅してしまいました。」
毛: 「中国は帝国主義を打ち負かしたか?」
答: 「今や中国自身が帝国主義者です。」
毛: 「私がやった文化大革命はどうなった?」
答: 「今では米国がやっております。」

SF小説の世界
新型コロナの歴史的考察

華氏451度

NHK100分で名著から

「人間にとって本とは何か?」「思考や記憶のかけがえなさとは?」「権力者の論理とは?」
「反知性主義」という思潮が猛威を振るう中、SFという手法を使って、私たちにとって「思考する力」や「記録することの大切さ」などを深く考えさせてくれる文学作品がある。レイ・ブラッドベリ「華氏451度」。名匠トリュフォー監督による映画化、オマージュ作品として映画「華氏911」が撮られるなど、今も世界中で読み継がれている作品です。全体主義的な風潮がじわじわと世を侵食する現代に通じるテーマを、この作品をから読み解きます。

主人公は本を燃やす「ファイヤマン」という仕事に従事するガイ・モンターグ。舞台の近未来では、本が有害な情報を市民にもたらすものとされ、所有が禁止。本が発見されると直ちにファイアマンが出動し全ての本を焼却、所有者も逮捕されます。代わりに人々の思考を支配しているのは、参加型のテレビスクリーンとラジオ。彼の妻も中毒患者のようにその快楽に溺れています。最初は模範的な隊員だったモンターグでしたが、自由な思考をもつ女性クラリスや本と共に焼死することを選ぶ老女らとの出会いによって少しずつ自らの仕事に疑問を持ち始めます。やがて密かに本を読み始めるモンターグが、最後に選んだ選択とは?

この作品は、本を焼却し去り、人間の思考力を奪う全体主義社会の恐怖が描かれているだけではありません。効率化の果てに人々が自発的に思考能力を放棄してしまう皮肉や、「記憶」や「記録」をないがしろにする社会がいかに貧しい社会なのかも、逆説的に教えてくれます。そこで描かれている人々の姿は、GAFAやSNSに踊らされ、思考し何かを問い続けることをないがしろにしがちな私たち現代人をも鋭く刺し貫いていると、哲学者の戸田山和久さんはいいます。

さまざまな意味を凝縮した「華氏451度」の物語を【本を読むことの深い意味】【思考することで得られる真の自由】【権力にからめとられないための叡知】など多角的な視点から読み解き、混迷する現代社会を問い直す普遍的なメッセージを引き出します。

本を燃やす「ファイアマン」という仕事に従事するガイ・モンターグ。この時代、本は有害な情報を市民にもたらすものとされ、所有が禁止。本が発見されると直ちにファイアマンが出動し全ての本を焼却、所有者も逮捕される。代わりに人々の思考を支配しているのは、参加型のテレビスクリーンとラジオ。彼の妻も中毒患者のようにその快楽に溺れている。人類の記憶ともいうべき本を焼却し去り人間の思考力を奪う社会の恐怖。そこにはブラッドベリが同時代のアメリカで直面した「赤狩り」が影を落としているといわれる。第一回は、本が燃やされる究極のディストピアを通して、全体主義的な支配の怖ろしさに迫っていく。

クラリスという女性と出会ったモンターグは、17歳の彼女が、30歳の妻よりも知性や感性がはるかに豊かだと知り愕然とする。そして次の出動の際、本とともに焼死することを選んだ老女の姿をみて動揺したモンターグは、密かに本を盗み出し隠れて読み始めるのだった。作品に描かれる、本を読み続けることの豊かさやその大切さを命をもって守り抜く人々の姿は、私たちが効率化の果てに失いがちな「思考すること」の大切さを教えてくれる。第二回は、「知」や「思考する力」を決して手放さなず、命がけでそれを守ろうとする人たちの姿を通して、人間にとって「本」がいかにかけがえのないものかを考察する。

焼死した老女の姿に衝撃を受けたモンターグは、発熱し仕事を休んでしまう。ところが隊長ベイティ―は自宅を訪ねてきて「考えて苦しむくらいなら本など読まない方がまし。私たちは幸福な生活を守っているのだ」とはっぱをかける。その後モンターグは、密かに本を愛し続けるフェイバー教授と会い「人々が自発的に本を読むことをやめ権力がそこにつけこんだ」という事実を知らされる。そこには、支配を自ら招いた人間たちの愚かさを鋭く告発するブラッドベリの思いがある。第三回は、登場人物たちの言葉を通して、人間が自発的に思考の自由を手放し、効率化・スピード化に身をまかせ権力に盲従していくことの怖ろしさを考える。

テレビスクリーンを観にやってきた近所の婦人たちに、思い立って朗読を聞かせるモンターグ。感動のあまり泣き出す婦人もいる中それが違法行為だと告発される。そしてついにモンターグは密告によって自宅の本の焼却にむかうことに。追い詰められるモンターグは最後の瞬間ベイティーに火炎放射器を向けるのだった。ついに逃亡犯と化すモンターグが最後に辿り着いた場所とは? そこで描かれるのは人類にとっての最後の希望「記憶」のかけがえなさだった。第四回は、「記録すること」と「記憶すること」が人間にとっていかに大切か、そして、それをないがしろにする社会がいかに貧しいのかをあらためて深く考える。

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ピラミッド

このホームページを作っているうちに考えた。
私は、ピラミッドを造っているのだ。
最初はまず簡単なものを
でも、気がついたらだんだんと巨大なものに膨らんでくる。
最初は、色々考えていても勝手に次々と新しい考えが浮かんできて
一体どこまで行くのか
ピラミッド 自分が死んだ後も残るかも
誰かが引き継いでくれるかも
ひたすら書く
今まで自分が見えていなかったことが見えてくる

吉村作治はピラミッドに魅了された
ピラミッドは奴隷の強制労働で造られたのではない
当時のエジプト人たちが作りたくて造りたくて仕方がなかったのだ
ピラミッドのパワーが人々を駆り立てた
当時最高の知恵と技術
みんなが協力して
造っている時が一番楽しくて充実している

何のために
では、人は何のために生きているのだ
自分が信じたものをやり遂げる
信じている物は虚構かも知れない、幻想かも知れない
人生所詮すべては夢
宇宙の歴史130億年
人間は長くて100年
1億3000万分の1
何が本物で何がニセモノ
我々はあまりにも無知

だから知ることは楽しい
アーそうだったのか
その感覚大切にしよう
2017.6.4追加
ピラミッド(Pyramid‎)は、エジプト・中南米などに見られる四角錐状の巨石建造物の総称であり、また同様の形状の物体を指す。なかでも最も有名なものはエジプトにあるギザの大ピラミッドをはじめとする真正ピラミッド群で、その形からかつては金字塔(きんじとう)という訳語が使われていた。エジプトのピラミッドは世界でもっとも有名な遺跡の一つ。現代においても「金字塔」は、ピラミッドのように雄大かつ揺るぎもしない後世に永く残る立派な業績(偉大な作品や事業)などを表す代名詞となっている。
上記のとおり、ピラミッドとして最も著名なギザの大ピラミッドが明確な四角錐の形状をしているために、ピラミッドは四角錐または三角形のものの代名詞となっているが、こうした形状のピラミッドが存在した場所は基本的に古代エジプトおよびその影響を受けたヌビア、そしてそれを模倣した後世の建築のみであり、メソポタミアのジッグラトやメソアメリカ各文明のピラミッドといった世界各地に存在するピラミッドの多くは、階段状に層を積み重ねていき上部のとがっていない、いわゆる階段ピラミッドが主流となっている。また古代エジプトにおいても、真正ピラミッドが出現するまでは過渡的な形態として階段ピラミッドが存在していた。

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北米のピラミッド

北米に巨大ピラミッド⁉ 失われた巨大都市の謎に迫る; The Lost City of St. Louis
2019年3月4日(月)11時25分; カシュミラ・ガンダー
<1000年前に繁栄し、世界遺産となっているイリノイ州の都市カホキア。10年間の発掘調査で先住民文明の謎が明らかになった>
北米ピラミッド 1000年ほど前、現在の米イリノイ州コリンズビル(ミズーリ州セントルイス郊外)に文明的な都市があったという。人口は推定1万〜3万。人々は草ぶきの家に暮らし、強い興奮剤を愛用し、女神たちを敬い、木製の天文台で星の動きを観測していたらしい。
その都市の中心には高さ30メートルほどのピラミッドがあったようだ。土で造った建造物としてはアメリカ大陸で最大の規模。その周りに広場があり、多くのモニュメントがあった。
繁栄は250年ほど続いた。しかし1300年頃、なぜかこつぜんと姿を消し、今は「カホキア墳丘群州立史跡」と呼ばれ、ユネスコの世界遺産に登録されている。その実態に迫る書籍『北米最古の先住民都市グレーター・カホキア』が先頃刊行された。
北米ピラミッド 考古学者のトーマス・エマーソンらが編纂したこの本は、この10年間の発掘調査を踏まえたもの。1500もの建築遺構と100万を超える石器や銅器などが見つかっていて、先住民の文化に関する従来の学説を覆すものと期待されている。
発掘調査の結果、当時の住民は狩猟採集を主としつつも農耕を行っていた可能性が高いとされる。トウモロコシの栽培を軸とする農業が都市の形成を支えていたのだろう。また茶わん状の粘土製の容器に付着していた植物の残りかすからは、彼らがヤポンノキ(モチノキ科)から採った覚醒作用のある飲み物を愛用していたことが分かる。
おそらく、この都市をまとめていたのは信仰だ。当初は世界の再生と豊穣を祈る信仰だったのだろうが、やがて象徴としての戦士と太陽神の信仰に変わっていったらしい。 「住民は遠くさまざまな場所から集まってきたようだ。この地が霊的な力によって祝福された場所と見なされたからだろう」と、著者の1人であるイリノイ大学のティモシー・パウケタット教授(人類学)は言う。
埋葬されていた数十人の遺体の歯を調べると、住民の少なくとも5分の1は外部からの移住者と分かった。また埋蔵物の多くはこの土地に存在しない材料で作られていた。つまり遠くからの移住者が贈り物を携えてやって来たということだ。海の貝殻やサメの歯も見つかっている。

都市は突然見捨てられた
「カホキアが存在できたのは、そこに300年にもわたり移住者を引き付ける何かがあったからだ」とエマーソンは考える。そういう求心力があってこそ文明は栄えるのだ。
カホキアの最盛期は1050年から1200年頃。当時は欧州の主要都市と同じくらいの人口があった。なぜ急に消滅したのかは分からない。経済が破綻したのか、洪水や干ばつのせいか、それとも資源を使い果たしたのか。
いや、社会的・政治的な亀裂が深刻化し、異なる民族の人たちが北米大陸の各地に散らばっていったのかもしれないとエマーソンは言う。
いずれにせよ、カホキアの遺跡は1000年前の(つまり白人が「発見」する前の)北米大陸に立派な都市文明があったことを教えてくれる。エマーソンが言うとおり、「この事実を軽くみてはいけない」。 <2019年3月5日号掲載>

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家畜人ヤプー

『家畜人ヤプー』は、1956年から『奇譚クラブ』に連載され、その後断続的に多誌に発表された沼正三の長編SF・SM小説。なお、本作品はマゾヒズムや汚物愛好、人体改造を含むグロテスクな描写を含むとても気味悪い小説。

【沼 正三】
沼 正三(ぬま しょうぞう)は、主に、1956年から『奇譚クラブ』に連載された小説『家畜人ヤプー』により知られる。覆面作家。覆面であるため外国人説含めその正体には諸説ある。これまでに沼正三の正体と見なされた人物は、三島由紀夫、奥野健男、武田泰淳、澁澤龍彦、会田雄次、遠藤周作、倉田卓次、そして沼正三の代理人と称する天野哲夫等。
ストーリー
婚約中のカップルである日本人青年留学生麟一郎とドイツ人女性クララは、ドイツの山中で未来帝国EHS人ポーリーンが乗った未来世界の円盤の墜落事故に巻きこまれ、それがきっかけで未来世界へ招待される。 未来帝国EHS(The Empire of Hundred Suns イース = 百太陽帝国、またの名を大英宇宙帝国)は、白色人種(特にアングロ・サクソン系のイギリス人)の「人間」を頂点とし、白人に隷属する黒色人種の半人間「黒奴」と、旧日本人の家畜「ヤプー」(日本人以外の黄色人種は核兵器と細菌兵器によりほぼ絶滅している)の3色によって構成される、厳然たる差別の帝国。

ヤプーに対しては、EHSの支配機構は抵抗するものを屈服させるのではなく、あらかじめ白人を神として崇拝させ「奉仕する喜び」を教えこみ、喜びのうちに服従させるしくみである。黒奴に対しては、巧妙な支配機構により大規模な抵抗運動は行えないようになっており、小規模の散発的抵抗がまれにあるだけである。ささいな過失などでも死刑に処されるなど酷使されるため、黒奴の寿命は30年ほどで、白人の200年より短い。

EHSは「女権革命」以降、女が男を支配し、男女の役割が逆転した女権主義の帝国である。EHSの帝位は女系の女子により引き継がれ、平民でも結婚すると男性が女性の家に入り、その姓を名乗る。男性は私有財産を持つことすら禁止され、政治や軍事は女性のすることで、男性は化粧に何時間も費やし、学問や芸術に携わる。SEXにおいても、騎乗位が正常位とされるほど女性上位が徹底している。

そして、家畜である日本人「ヤプー」たちは家畜であるがゆえに、品種改良のための近親交配や、肉体改造などを受けており、「ヤプー」は知性ある動物・家畜として飼育され、肉便器「セッチン」など様々な用途の道具(生体家具)や畜人馬などの家畜、その他数限りない方法により、食用から愛玩動物に至るまで便利に用いられている。白人女性の出産も、受精卵の移植によって子宮畜(ヤプム)が代行する。

さらに、日本民族が元々EHS貴族であるアンナ・テラスにより、タイムマシンの利用によって日本列島に放たれた「ヤプー」の末裔であること、日本神話の家畜人ヤプーの世界における物語を暴露し、これに基づく日本の各種古典の解釈が行われる。

日本人青年の麟一郎と、ドイツ人女性のクララのカップルは空飛ぶ円盤(タイムマシン)の事故に巻き込まれたことから、このような未来世界へいざなわれる。二人は未来世界で、様々な体験をする。白人女性で元貴族の生まれであるクララはEHSの貴族たちに同胞として迎えられ、EHSの事物を満喫する。麟一郎は心身を改造され、凄まじい葛藤を経て、自らクララの家畜として生まれ変わる。その間、わずか三日であった。

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天空の城ラピュタ

『天空の城ラピュタ』は、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画作品。スタジオジブリ初制作作品。監督は宮崎駿。

天空の城ラピュタ 監督である宮崎の小学校時代に考えていた架空の作品が骨子となっており、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品。製作は徳間書店。高畑勲の映画『柳川堀割物語』の製作遅延により資金調達に追われた宮崎が、徳間書店の鈴木敏夫に相談したことから企画が立ち上げられ、この映画をきっかけに設立されたスタジオジブリ制作映画の1作品目となった。

次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった。音楽は冒険活劇ということから宇崎竜童に決定していたが、プロデューサーの高畑勲の再考により、『風の谷のナウシカ』の久石譲が続投し、アイルランドやスコットランドの民謡をベースにしたフルオーケストラによる音楽を手掛けた。

興行こそ数字的には振るわなかったものの(後述)、配給した東映による観客満足度調査は97.7%と非常に高く、物語は幅広い年齢層に支持され、ビデオソフト化による販売は好調であった。2020年に行われた「一番好きな宮崎駿監督作品」の人気ランキングにおいても、3位の『ルパン三世 カリオストロの城』、2位の『風の谷のナウシカ』を押さえて、圧倒的得票数により1位となっている。

「ラピュタ」という名称は、スウィフトの『ガリヴァー旅行記』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国(en:Laputa)」からとったもの。劇中に空飛ぶ島の物語を空想した人物としてスウィフトの名前も出てくるが、名前の借用以外は『ガリヴァー旅行記』との関連はない。19世紀後半、産業革命期のヨーロッパを元にした架空世界での冒険を描く。

あらすじ
少女シータは、政府の特務機関に捕らえられ飛行船に乗せられていた。彼らの狙いはシータが亡き母から受け継いだ、謎の青い石のペンダントだった。そこへその石を同じく狙う空中海賊ドーラ一家の襲撃があり、逃げようとしたシータは誤って飛行船から転落してしまう。シータは石が放つ不思議な光に包まれて気を失いながらゆっくりと落ちて行き、鉱山で働く少年パズーに助けられる。

パズーはシータが追われていることを知り、彼女を守って共に逃げる。ドーラ一家に追われた二人は谷の廃坑に落ちるが、石の力によって再び救われる。石に詳しい老人ポムによれば、それは昔ラピュタで作られた飛行石だという。ラピュタは空に浮かぶという伝説の城だが、今は亡きパズーの父は生涯で一度だけラピュタをその目で目撃しており、詐欺師扱いされた父の汚名を晴らすべくラピュタへ行くことがパズーの夢だった。地上に戻った後、実在を確信してラピュタ探索への意欲を燃やすパズーに、シータは愁いを帯びた表情で古くから伝えられてきたという秘密の名前を打ち明け、その名前の中に「ラピュタ」という単語が含まれていることにパズーは驚く。

その直後、二人は特務機関に捕まり、軍の要塞へと連行される。そこでシータは特務機関を指揮するムスカ大佐から、以前ラピュタから落ちてきた壊れたロボット兵を見せられる。ラピュタは遠い昔に滅びたが、かつて高度な科学力で天空から世界を支配した強大な帝国であり、今も空のどこかに浮いているという。飛行石はラピュタの王族が、いつかラピュタに帰る日のために代々受け継いできた物だった。ムスカはシータの受け継いだ秘密の名がラピュタ王家の血族であることを示すものであり、彼女こそがラピュタ王の末裔にして正当なる王位継承者だと指摘する。ムスカは紳士的な態度を装い「ラピュタが存在することが平和の脅威になりうる」というまっとうな理由を語りつつ、パズーの命を盾として突きつけて脅迫的に協力を迫り、シータはパズーの身を案じてやむなくそれを受け入れる。

牢屋から解放されたパズーと再会したシータはラピュタの探索をあきらめるようにパズーに告げ、失意と共に要塞を去っていくパズーを涙とともに見送った。その夜、愁然としていたシータは昔、亡き祖母に教わった"困った時のおまじない"を何げなく唱える。彼女は知らなかったが、それはラピュタの封印を解く言葉だった。その言葉によりロボット兵が突如目覚めて暴れ出し、飛行石は空に光を放ってラピュタの位置を指し示す。

一方、解放されたパズーは自宅に戻るも不在の間に入り込んでいたドーラ一家に捕まってしまう。シータに裏切られたと思い込みふさぎ込んでいたパズーは、ドーラの叱咤を受けて自分を突き放すような態度を取ったシータの真意に気づき、飛行石を奪うために要塞へ向かうドーラたちに自分も連れて行くように懇願する。ドーラも、その方がシータが言うことを聞くかもしれないと考えて同行を許し、ロボット兵の暴走によって混乱する要塞から協力してシータを救い出す。しかし、飛行石はムスカの手に渡り、彼はロボット兵を破壊した軍と共に先んじてラピュタに出発する。パズーとシータもドーラの飛行船に乗せてもらい、後を追う形でラピュタへと向かう。

だが、ドーラの飛行船は軍に発見され雲間に逃れるも、再び発見され執拗な攻撃を受ける。巨大な低気圧の中心「竜の巣」が迫る中、ドーラの命令で見張り台を切り離して偵察用のグライダーとして使用していたパズーとシータだったが、軍の攻撃により繋いでいたワイヤーが断ち切られ、飛行船とはぐれて「竜の巣」に飲み込まれてしまう。雷の嵐の中を彷徨うパズーは、目前に現れた青白い父の飛行船の幻影を目撃し、それに導かれるようにラピュタに辿り着く。目覚めた二人は園丁のロボット兵に城内を案内され、穏やかな庭園や水底に沈んだ町の風景を見て、恐怖の帝国と呼ばれたラピュタの平和的な一面を垣間見る。

その後、遠くから爆発音を聞いて外に出た二人は、城の下層で軍に捕まり縛り上げられたドーラ一家の姿を発見する。パズーは外壁をよじ登ってドーラを救うが、パズーを見つけたムスカの部下の銃撃から守ろうとしたシータがムスカに捕まってしまう。ムスカはシータを捕らえたままラピュタの中枢部に入る。ムスカの本当の狙いとは、ラピュタの力を手に入れて世界を支配することだった。ムスカはシータに自分もラピュタ王の末裔だと明かし、飛行石で城の力を操って軍の兵隊を皆殺しにする。

ムスカの非道な仕打ちに怒り心頭に発したシータはムスカから飛行石を奪って逃げ、助けに来たパズーと共に、昔教わった滅びの言葉「バルス」を唱える。すると飛行石が強力な光を発して城は崩壊し、ムスカは瓦礫と共に海へ落ちる。パズーとシータはグライダーで城から離れ、フラップターで脱出していたドーラ一家と空で再会して喜び合う。ラピュタを浮遊させていた巨大な飛行石の結晶は、ラピュタ全体を覆っていた大樹の根に囲まれて、城の上層部とともに更に高空へと飛び去っていった。そして二人はドーラ一家と別れ、帰途に着くのだった。

ラピュタの設定
ラピュタ帝国
約700年以上前に存在した古代国家。国章は「翼のある町」。ラピュタの民は飛行石の結晶化技術を有し、圧倒的な超科学技術で天空から全地上を支配していた恐怖の帝国であった。ラピュタ王は代々天帝と称され、王家に伝わる飛行石の結晶と「黒い石」と呼ばれる石版を用いてラピュタ城の機能を制御していた。贅沢の限りを尽くし、人類の夢を体現したラピュタ人だったが、約700年前にラピュタの科学力でも克服出来ない疫病に蝕まれ、止むを得ず地上へ降りることを決断した。
パンフレットでは上記とは異なる説明がなされており、空中都市の描写のあるジョナサン・スウィフトの著書『ガリヴァー旅行記 第三章 ラピュータ』のモデルは、プラトンの失われた地理誌『天空の書』に記された「ラピュタリチス」である。ラピュタリチスは、かつて地上で大技術文明が栄えた時に戦争を嫌い、天空へと逃れた一族によって築かれた広い領土を持つ浮島だったが、あまりに高度に発達した文明生活の末に、ラピュタ人は生命力を失い、人口は減少し、紀元前500年頃に突如発生した奇病により、その後滅亡した。一部の人々は地上へ降り、姿を隠しながら生き延びたと伝えられているが詳細は不明。
オープニング映像では無数の都市や町を空に浮かべた帝国の興廃が描かれるが、ひときわ巨大なラピュタと思しき城砦の下部にプロペラがついている等、作中の様相とは異なる点もある。

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賢者は歴史に学ぶ

賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ、
マスクかけてstay homeでは何も学べない。
思考停止は愚者にも劣る。

マスクの歴史
1. 習主席は、国民にマスク着用を勧めた。
2. 忠実な国民はこれを守り、外出禁止を守った。
3. 武漢市では感染者はいなくなった。
4. 習主席を尊敬する阿部首相は、同じく国民にマスクを勧めた。
5. 国民はマスクして安心して買い物やゴルフや会食を行った。
6. 欧米人はマスクしているアジア人を馬鹿にした。全く非科学的な連中だ。
7. 欧米は感染者が増えた。日本は余り増えなかった(マスクのおかげ?)。
8. 欧米リーダ達は考えを変えた(歴史に学んだ?)。
9. マスクの効果は科学的に証明されている。マスクを義務化せよ!
10. 欧米でもマスクは法律で義務化、しないと逮捕、罰金だ。皆マスクを。
11. 欧米では、感染は減らなかった。でも義務化は止めない。(経験に学ばない)
ますます、法を強化するだけ。
12. 日本人はマスク信仰を止めない。メディアも勧める。(欧米の歴史を学ばない)
まだまだしっかりマスクして、感染予防しながら人込みに行こう。
13. 欧米人もまだまだマスク規制を強化していくらしい。では中国人は?

① 中国人のマスクはシンボル、マスクしても安全でない。
② 日本のマスクは免罪符。マスクしてればどこでも行ける。確かに非科学的だ。
③ 日本の感染者が少ないのはマスクのせい? もともと感染者が少ない。だからマスクしても安全だった。
④ 欧米の場合は、感染者多かったのでマスクしても人込みに出れば感染が増える。
⑤ で、科学的に証明されたというのはホント?
⑥ マスクはフィルターとしての物理的効果は、間違いない。(昔から証明済み)
⑦ 疫学的効果は? 2つの集団に分けた比較実験。マスク組と非マスク組。どちらが感染者多いか統計的に比較する。こんな実験参加者いるかな?
⑧ 実験結果? 欧米では何回か実験があったらしい。実験によっては若干の差はあることも(1~2%)。要は統計的に有意の差がない。せいぜい気休め程度か。
⑨ 非マスク組は、マスクがないことを気にして人との面会を控え目に、マスク組は安心して人込みの繰出した? つまり心理的な効果は無視できない。
⑩ 以上から、中国人、日本人、欧米人の誰が最も科学的合理的に考えているのだろうか。この3者の中でマスクしなくてもいいものは誰だろうか?

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ウクライナの茶番劇場

ウクライナの茶番劇場
日本のメディアでも、毎日ウクライナ紛争のニュースが出ない日は無い。元コメディアン大統領のSNS発信に日本のメディアは追従して一喜一憂。正規の情報は全く不明だ。ここでまた、名探偵ホームズさんのご登場をお願いしたい。

ワトソン: メディアはロシアのプーチン悪者論で一色だけど。例えば、プーチンさんが大統領止めればロシアのウクライナ進攻は終わるの?

ホームズ: 物事、単純にメディアを妄信するのではなく、今まで過去に起こった歴史的事実を整理して見よう。今ウクライナ国民は、皆ロシアを敵だと思っている?

ワトソン: それはあり得ない。ウクライナ西部の極一部の地域を除けば、ロシア人とウクライナ人は混在している。ソビエト連邦だって幹部にはウクライナ人も沢山いた。かの大物フルシチョフだってウクライナ人だ。たまたま国が二分されたけど、人と人の交流はズット繋がっているさ。

ホームズ: 今のゼレンの政権が成立した過程を見てごらん。オレンジ革命、マイダン革命。この過程で今のゼレンの政権が国民の多数派だと考えられるかな。マイダン革命はデモ隊が武力で現職大統領を追い出したんだから。ゼレンの政権は、ウクライナ西部の極一部の地域の意向だけを踏まえて、ロシア語の禁止等の民族浄化戦略を強硬に進めて来た。

ワトソン: 海外のゲリラ部隊が協力したんだね。だから、プーチンがゼレン政権をナチスと呼ぶわけだ。ユダヤ人排斥とよく似ているということか。当然、ロシア側としては、ゼレン政権は米諜報機関の傀儡政権と認識しており、ウクライナの解放を目指していたはずだ。ただ、当時はまだ米国の覇権力が強く、軍事的行動はとれなかった。つまり、ロシア人はズット我慢して来たということだね。

ホームズ: その通りだね。つまり、事件の本質はウクライナ国民の間の内戦ということだろう。例えば、ウクライナの国軍は、歴史的に見れば当然ロシア派だよね。人的な交流が昔から続いている。だから、ウクライナの国軍(法的には出来ないだろうが)からの強い要請があれば、プーチンさんでなくても何とかしないとなるだろう。プーチンさんは寧ろ穏健派で控え目な行動をしている可能性も。

ワトソン: 確かにニュースの画面見ていても、ウクライナ国軍らしき軍隊の動きは全く映っていないね。抵抗しているのはゼレン子飼いの民兵団。或いは新たに徴兵された素人軍人ばかり。となると、ウクライナ国軍は既に存在しておらず、ロシア軍を構成しているのはウクライナ人がほとんどということになりそうだ。

ホームズ: 戦闘は都市を中心にした市街地ばかりだね。民兵団が市民を盾にしてゲリラ戦をしているからだろうね。ロシア軍が占領した地区は、例えば赤色で示されているけど、残りの緑色の大きな部分はどうなっているんだろうね。何も起こっていないということだろうね。

ワトソン: 確かに、ロシア軍は米軍がやるような大規模な空爆はほとんど実施していない。だから民間人の死傷者は著しく少ない。つまり、ロシアの侵攻は著しくスローで、極力被害を小さくしているようだ。要は、ロシアはウクライナ解放のために戦っている。だから、G7諸国に期待に反して、プーチンさんの支持率は上がることはあっても、下がる可能性はなさそうだね。

ホームズ: 軍人なら味方の民間人の犠牲者を極力減らす責任がある。例えば殺されたくなければ武器を捨てて降伏するように教育しておくのが国際ルール。ゲリラ民兵団は市民を盾にして市民に紛れ込むので犠牲者が多くなる。難民の数が多いのもこういった理由かも。

ワトソン: 確かに、ウクライナ難民は、今までの中東シリア何かの難民とは全く性格が異なるね。戦禍を逃れてと言うより事前の避難。整然と隊列組んで避難。誰が指導しているんだろうね。

ホームズ:  プーチンさん悪者論は、要するにマスメディアによる陰謀論だね。それでは、もう一つのゼレンスキー英雄論はどうだろう。彼は世界からの支援に値する人物なんだろうか。ネットでの建築物の破壊はどうも、ゼレンスキーの自撮りみたいだし。事態がここまで進んでいるのに未だ戦うというのはウクライナ国民にとっても甚だ迷惑な話だね。国民を犠牲にしても政権を維持したい?

ワトソン:  ゼレンスキーが反撃に転じて、勝者となる可能性は零だね。 マスメディアによる陰謀論では、ロシア軍が疲弊して厭戦気分が濃厚となっているけどどうなんだろうね。両者の発表する数値に著しい相違がある。しかも、キエフ市の地下壕に閉じ込められた形のゼレンスキー側が正確な情報を出せる道理もなさそうだ。ロシア軍の大部分が本当はウクライナ軍だったら、寧ろ戦意は向上しているのでは。だから、停戦協定何て初めから無い物ねだり。

ホームズ: つまり、ゼレンスキーが政権を放棄する以外に停戦の可能性は零だということだね。でも、これではロシアが正義で勝者、米国の傀儡が崩壊しただけで、もともと米国の自作自演だったという結末になってしまう。ゼレンスキー政権の崩壊だけはG7諸国は望んでいないということになる。勿論これが本音かどうかは分からないが。

ワトソン:  でも、何故ゼレンスキーが敗北寸前の状態になってから、NOTO軍の軍事支援の話が出て来るんだろう。ロシアに対する経済制裁はどんな意味があるだ。

ホームズ: 米国の軍事侵攻は100%あり得ない。また、核使用の可能性については米国自身がはっきりと否定している。世界大戦になる危険もある。NATO 諸国に武器援助を依頼しているが、国境は封鎖され、防空権も完全に握られている。この状態で武器援助なんか試みたらそれこそ戦争になる。米国が核兵器の使用を仄めかさない限り、NATO諸国が軍を派遣しても勝てる相手ではない。

ワトソン: 米国の戦略は、もっぱら経済封鎖とITの活用みたいだ。ゼレンスキー情報を毎日流し続ければ世論を洗脳できる。でも、経済封鎖は両刃の剣で果たして有効に機能するかどうか。米国の覇権が強力でドルが強くG7が世界を牛耳っていた時代には、経済封鎖は米国好みの政策として頻繁に使われたね。イラン、ミャンマー、アフガニスタンなんか。
でも、今回はG20の大国、ロシアで、更にその後ろには中国に支援もある。インドやブラジルだって賛成するはずない。イランもミャンマーも。中国は、経済封鎖ははっきりと超愚策だと警告している。

ホームズ: つまり、経済封鎖は百害あって一利なし。G7諸国が経済崩壊し、BRICS諸国だけが発展する構図だね。これでは、ロシアをますます元気づけることに。このままではいずれ中国に対しても経済制裁を発動するね。台湾が第二のウクライナになりそうだ。

ワトソン: なんか米国は意図的にロシアに負けようとしているんではないの。米国の奥の院たちの大富豪達、例えばロックフェラー見たいな勢力が、意図的に米国の覇権放棄を企んでいる気がするけど。本来の米国は孤立主義が理想だ。対米従属でぶら下がっているG7の国を切り離したい。でも、もしゼレンスキーが敗北すれば、ウクライナには親ロ政権が復活することは確実だ。親米ウクライナ政権が崩壊すれば、バイデンさんの人気は大幅に低下してしまうね。ウクライナ解放のプーチンが英雄になってしまう。G7諸国は米国の核の傘の下を離れる。

ホームズ: 確かに、経済面での交流は日本では既に中国の方が米国を上回っている。EU諸国もそうだ。今後経済成長が見込まれるアフリカや中央アジアは既に中国の経済圏。
バイデン流に、中国を取るか米国を取るか? 白か黒か? 両方にいい顔は許さない。国益を考えれば、中国を取らざるを得ない。

ワトソン: それでも、対米従属派が強いのは、核の傘の魅力があったからだね。でも、核を使うことが許されない世界なら? もし、日本に中国や北朝鮮の軍隊が攻めて来ても米国は何もしてくれない。自衛隊をしっかり増強しなさいか。でも、自分も核を持つという選択肢あるのかな?

ホームズ: では、ウクライナからロシア軍は何時引き上げるのか? 結局、鍵を握るのはゼレンスキーの判断だけだね。政権の禅譲の時期とタイミング。どうも、米国から(あるいはロシアから)の指示が無ければ自身では判断がつかないようだね。

ワトソン: ロシアだって、兄弟国のウクライナを占領した形にはしたくない。ゼレンスキーを元首として残してやって、閣僚だけでも親ロ派にしてしまえば解決。その後は国民の総選挙で新しい大統領を決めれば良い。ゼレンスキーも何時までもゴネていたら、本人も訴えている通り命の危険もあるだろう。自らの周囲にも隠れ親ロ派が大勢いる中で誰を信用すれば良いか分からないくなっているようだね。(2022.3.23)

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新型コロナの歴史的考察

ハートの女王

ハートの女王(Queen of Hearts)は、ルイス・キャロルの児童小説『不思議の国のアリス』(1865年)に登場する人物。トランプの「ハートの女王」をモチーフにしたキャラクターであり、ハートの王や他のトランプのカード達を引き連れて物語の後半に登場する。NHKでは「 赤の女王」とか紹介されていた。

極度の癇癪(かんしゃく)持ちとして描かれており、些細なことで激昂して口癖のように「首を刎ねろ!」という台詞を頻発する。しかし、作中で実際にその要求が遂行されることはない。また、『不思議の国のアリス』では物語に関連して「ハートの女王」と呼ばれる詩が引用されており、これは現在マザー・グースの一つとして親しまれている。

ハートの女王の存在は公爵夫人(第6章)や帽子屋(第7章)などによってあらかじめ言及されるが、初登場は第8章「女王のクロッケー場」である。金の鍵を使って扉をくぐり花園に出たアリスは、そこでトランプの庭師たちと出会い、続いてハートの女王が、王や兵士、賓客(白ウサギも混じっている)などを伴ってアリスのそばにやってくる。女王は庭師やアリスを詰問してろくに会話もせずに首をはねさせようとするが、王のとりなしなどによってうやむやになり、女王はアリスをクロッケー大会に参加するように促す。

しかしそのクロッケーは、槌はフラミンゴ、球はハリネズミ、ゲートは生きたトランプであるうえ、女王がひっきりなしに参加者に死刑宣告を行うのでたちまち成り立たなくなる。そこにチェシャ猫が空中に現れ、女王はその首をはねるよう要求するが、チェシャ猫は首だけを現しているため処刑人は困惑する。アリスの助言によって、女王はチェシャ猫の飼い主である公爵夫人を連れてこさせるが、公爵夫人がやってくるころにはチェシャ猫は姿を消している。その後女王は、アリスに「代用ウミガメ」の身の上話を聞いてくるようにと促し、グリフォンに道案内をさせる。

第11章および第12章では、ハートの女王の作ったタルトを盗んだという疑いで、ハートのジャックの裁判が行われる。裁判官役はハートの王で、女王も傍に臨席する。また布告役を白ウサギが務めており、白ウサギはハートのジャックの罪状として後述の詩(「ハートの女王」)を読み上げる。アリスはこの裁判で証人として発言を求められるが、「刑が先、判決は後」などといったハートの女王らの不条理な裁判の進め方に憤慨し、「あんたたちなんか、ただのトランプのくせに!」と叫ぶ。このアリス自身の台詞が、不思議の国から現実の世界へ呼び覚まされるきっかけとなる。

ティム・バートン監督の映画『アリス・イン・ワンダーランド』では、「赤の女王」にその性格や言動が継承されており、この映画では赤の女王は原作の「ハートの女王」「赤の女王」の組み合わせであるのに加えて、公爵夫人(『不思議の国のアリス』)の外見をもとにした巨大な頭部を持つキャラクターとなっている。この赤の女王を演じているのはヘレナ・ボナム=カーターである。

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実は、調べて見ると『不思議の国のアリス』の続編として『鏡の国のアリス』が出せれていた。ルイス・キャロルの児童小説『鏡の国のアリス』(1871年)には、前作『不思議の国のアリス』に引き続き様々なキャラクターが登場する。物語はチェスのルールに沿って進行するため、主要なキャラクターのいくつか、例えば白の女王や赤の女王、白の騎士などは、チェスの駒をそのまま擬人化したものである。一方ハンプティ・ダンプティやトゥイードルダムとトゥイードルディー、ライオンとユニコーンは、いずれも当時すでに知られていたマザー・グースをもとにしたキャラクターである。彼らは童謡に歌われているままの姿をしていたり、あるいは童謡の内容そのままの行動を起したりし、作中ではアリス自身もそのことに気づく。以下ではこれらを中心に、本作品の特徴的なキャラクターたちを解説する。
不思議の国のアリス 鏡の国のアリス
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童話の話はここまで、実は生物、進化生物学の世界で、「赤の女王仮説」と言うものが真剣に議論されている。
赤の女王仮説(あかのじょおうかせつ、英: Red Queen's Hypothesis)は、進化に関する仮説の一つ。敵対的な関係にある種間での進化的軍拡競走と、生殖における有性生殖の利点という2つの異なる現象に関する説明である。「赤の女王競争」や「赤の女王効果」などとも呼ばれる。リー・ヴァン・ヴェーレンによって1973年に提唱された。

「赤の女王」とはルイス・キャロルの小説『鏡の国のアリス』に登場する人物であることは前述の通り。彼女が作中で発した「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない(It takes all the running you can do, to keep in the same place.)」という台詞から、種・個体・遺伝子が生き残るためには進化し続けなければならないことの比喩として用いられている。
軍拡競争
生物学的な過程と国家間の軍拡競争の類似から着想された進化的な軍拡競走(もしくは軍拡競争)という表現は、リー・ヴァン・ヴェーレンによって初めて発表された(1973年)。ヴァン・ヴェーレンは生物の分類の単位である科の平均絶滅率を地質学的期間にわたって調査し、そこから得られた絶滅の法則(1973年)を説明するために赤の女王仮説を提案した。
ヴァン・ヴェーレンは、科の生き残る可能性はその経過時間に関係なく、どんな科も絶滅する可能性はランダムであることを発見した。例えば、ある種における改善は、それがどのようなものであってもその種に対する有利な選択を導くので、時間経過に従ってますます多くの有利な適応を身に付けるようになる。それは、ある種における改善が、その種が多くの資源を獲得し、競争関係にある他種との生存競争での生き残りに、有利になることを示唆している。そして同時に、他種との競争で有利であり続けるための唯一の方法は、デザインの継続的な改善だけであることを示している(Heylighen, 2000)。

この効果のもっとも明白な一例は、捕食者と被食者の間の軍拡競走である(例えばVermeij, 1987)。捕食者はよりよい攻撃方法(例えば、キツネがより速く走る)を開発することで、獲物をより多く獲得できる。同時に獲物はよりよい防御方法(例えば、ウサギが敏感な耳を持つ)を開発することで、より生き残りやすくなる。生存競争に生き残るためには常に進化し続けることが必要であり、立ち止まるものは絶滅するという点で、赤の女王の台詞の通りなのである。

有性生殖は効率的か
性の二倍のコスト
オスとメスはつがうためにお互いを見つける必要があるが、これは性成熟した個体と出会っても半数とは交配できないことをしめす。あるいは全ての個体がメスの場合よりも、繁殖効率は半分に低下する。無性生殖で増える生物と比べて、有性生殖は非効率的に見える。これをメイナード=スミスは性の二倍のコストと呼んだ。雄が雌の子育てを手伝い、より多くの子を残せるならこの問題は解決する(あるいは二倍以下に軽減される)。しかし多くの動物ではオスは子育てをせず、資源を性選択へ振り分けることがある。したがって雄の二倍のコストと呼ばれることもある。

ほぼすべての脊椎動物が有性生殖を行うという事実は、組み替えが何らかの有利さをもたらしていると考えられる。従来は三つの説があった。
一つは、無性生殖ではある系列で有利な突然変異が起こったとしても、必ずしもそれを持った個体が生き延びるとは限らない。有性生殖であれば有利な変異を取り込むことができる。ここから、同じ種に属する生物が共同で利用可能な遺伝子プールと言う概念が生まれる。

二つ目は、ある種の遺伝子は別の遺伝子とペアを形成することで有利さを発揮することがあるが、有性生殖は遺伝子の混ぜ合わせ作業なので、そのような有利な遺伝子のペアが出現する可能性を増加させる。ただしその組み合わせは一代限りで、次の世代には失われてしまう。またどちらの説も有利な遺伝子だけでなく、不利な遺伝子を集める効果もあり、単純に利点と見なすことはできない。

第三に、多様な遺伝子のセットを持つ子孫を作り出すことは子孫の適応力を高めることができる。しかし安定した環境では遺伝的多様性が必ずしも高い適応度をもたらすとは限らない。仮に、遠い子孫にとっては(環境の激変などで)遺伝的多様性が有利になるとしても、短期的な利益がないのならそのような形質は進化しないはずである。

有性生殖における赤の女王
W.D.ハミルトンは1980年から90年にかけて、M・ズック、I・イーシェル、J・シーゲル、R・アクセルロッドらと共に、遺伝的多様性が適応や進化の速度を向上させるという従来の説を種の利益論法だと批判し、多くの生物で遺伝的多型が保持されているのは多型を支持するような選択圧が常に働いているためで、その選択圧をもたらす者は寄生者であると主張した。種やその他の集団レベルにおける進化を認めてきた古典的な理論とは対照的に、赤の女王効果は遺伝子レベルでの有性生殖の利点を説明することが可能である。

サイエンスライターのマット・リドレーは、1995年の著書『赤の女王』の中で、有性生殖の適応的な利点についてのこれらの議論をまとめ、ヴァン・ヴェーレンから借用した「赤の女王」の名を当てた。有性生殖の有利さは、常に変化するような環境に棲む生物で発揮される。有性生殖する生物にそのような環境の変化をもたらす者は寄生者(寄生虫、ウイルス、細菌など)と考えられる。寄生者と宿主の間での恒常的な軍拡競争において、この具体例が確認できる。一般に寄生者はその寿命の短さにより、より速く進化する。そのような寄生者の進化は、宿主に対する攻撃方法の多様化を招く(つまり、宿主にとって環境が変化する)。このような場合、有性生殖による組み替えで常に遺伝子を混ぜ合わせ短期間で集団の遺伝的多様性を増加させ続けることは、寄生者の大規模な侵略を止める効果を果たすと考えられる。実際、ボトルネック効果などによって遺伝的多様性が失われた個体群は感染症に弱いことがわかっている。通常分裂(無性生殖の一つ)を行う生物(ゾウリムシや大腸菌など)でも環境によっては接合(有性生殖の一つ)によって遺伝子を混ぜ合わせることは可能である。すなわち寄生者との間で周期的な軍拡競争を行っている生物では、性が寄生者に対する抵抗性を維持するための仕組みであると考えられる。赤の女王仮説は性の起源を説明する理論ではなく、性が維持されるメリットの一つを説明する理論である。

ただし、よく見逃されるが、この理論は「性(遺伝子の定期的な交換)」の存在はよく説明しているものの、雌雄の存在は説明していないことに注意を払う必要がある。上記の性の2倍のコスト、つまり繁殖に限定的な関与しかない「雄」の存在を説明するものではない。ちなみに、雌雄別が主流となっている生物群は動物のみであり、他の生物群では雌雄同体(同一個体が大小2種類の配偶子をつくる)ないしは性差がない(配偶子の大きさがほとんど変わらない)が主流である。

「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない(It takes all the running you can do, to keep in the same place.)」。これは生物の個体についての仮説ではない。常に遺伝子を組み替えて、多様な選択肢を残し続けないと絶滅するということ。ヒトの社会も新しい多様な考えを生み続けないと組織は崩壊する。良く似ている。

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モナリザ盗難事件

世界各地で美術館の展示品が損壊の憂き目に遭っているとか。日本でも、修学旅行中の中学生が美術作品を破壊したと報じられたことも。中でも、5月末にルーブル美術館で《モナリザ》にケーキがこすりつけられた事件は世界に衝撃を与えた。しかし、この名画の受難は初めてではない。これまでに起きた盗難や損壊事件を振り返ってみよう。
残念ながら、私自身この種の事件についてあまり関心を持ったことが無かったのであまり調べたことも無かったが、ある英語の教育テキストの上記の話があったので興味を持って調べてみた。

モナリザ 【1911年:イタリア人に盗まれる】
《モナリザ》が世界中で知られるようになったきっかけの1つは、1911年の盗難事件だった。この年、イタリア人のビンセンツォ・ペルージャ(Vincenzo Perggia)が、2人の仲間とルーブル美術館のクローゼットに身を隠し、閉館を待ってからこの絵を持ち出して列車でパリを後にした。当時《モナリザ》は、レオナルド作品(Leonardo da Vinci)のなかでさほど重要なものとされていなかった。彼の目的は、イタリアが失った宝を取り戻すことだったのだ。

フランスの内外でこの事件が知れ渡るようになる中、ペルージャは作品を持ち続け、一時は自分が住んでいたパリのアパートの床板の下に隠していたという。盗難から2年余り経った頃、ペルージャは作品をフィレンツェの画商に売却しようとしたが、この行動が裏目に出てしまう。画商はウフィツィ美術館の館長に知らせ、作品を手に入れた館長は警察に通報。ペルージャは刑務所で6カ月間服役することになり、《モナリザ》はルーブル美術館に返還された。

ビンセンツォ・ペルージャ 彼の主張は、レオナルド・ダ・ビンチは正真正銘のイタリア人、その彼の描いた作品の所有権はイタリアに属するもので、フランスが所有していることは可笑しいと言うものだ。彼の犯行はモナリザの絵を世界的に有名にしたし、イタリアの人々には自信も植え付けたとういうことで、彼を英雄視する声もあるとか。

確かに植民地時代の英、仏或いは米国も含まれるか?の美術館・博物館には植民地国から強奪したと考えられるものも沢山陳列されている。今後元被植民地諸国から返還要求が多発することは予想される。

しかし、レオナルド・ダ・ビンチの作品については1500年代に既にフランスのルイ王朝の所有物になっていたことが確認されている。ルネッサンス期の芸術家は皆、どこかの大富裕層の庇護下で活動して費用を負担してもらっているのだから、当然その作品の所有権はそのスポンサーに属すると考えることが妥当でしょう。では、もしレオナルド・ダ・ビンチの作品がフィレンツェのメジチ家か何かのもので戦争かなんかで負けてフランスの取られた。こんな話が明かになったらどうする?でも、そもそもこれらの財産は人類共通のもので、誰かの所有とするのは適切でないと考えるべきか?

この話の続き
【1956年:ナイフと石で襲われる】
1956年、《モナリザ》は1度ならず2度も破壊行為に遭った。1度目の犯人は、カミソリの刃を突き立てようとしたが、絵を損傷させるには至らなかった。2度目は、ボリビア人のウーゴ・ウンハガ・ビジェガスが石を投げつけた事件だ。「ポケットに石が入っていた。突然それを投げようと思った」と、ビジェガスは供述している。幸いなことに、すでにこの時点で絵はガラスで守られていたため、大きなダメージを被ることはなかった。1カ所だけ、わずかに絵の具が剥がれ落ちたが、専門家によってすぐに修復され、事件の数日後には再び公開されている。
**でこの場合の犯人の動機は?

【1974年:東京国立博物館でスプレーを吹き付けられる】
《モナリザ》がルーブル美術館を離れたことは、ほとんどない。そのため、東京国立博物館に貸し出された時には150万人もの人々が押し寄せた。そのうちの1人が、展示初日に赤いスプレーを吹きつけようとした当時25歳の米津知子だ。同博物館はモナリザ展の混雑を少しでも緩和しようと、介助を必要とする人の入館を禁止していた。この措置が障害者差別だとして、開催前から障害者運動の活動家を中心に議論を呼んでいたが、米津は抗議行動に移したのだ。しかし、20〜30滴のスプレー塗料が展示ケースにかかったものの、レオナルドの絵は無事だった。米津はその後勾留され、裁判が行われた。美術史家のペネロペ・ジャクソンによると、訴訟手続きに性差別的な点があったとする女性権利擁護団体が、裁判所の外で抗議活動を展開していたという。米津は1975年に、軽犯罪法違反で罰金3000円の判決を受けている。
**この場合は何か差別抗議の一環らしいが、その犯行と思想に関連性がない。ただ、絵画は当然ガラスケースで保護されているから、始めから作品を損傷する意図は無いようだ。単に目立ちたいということか?

【2009年:ロシア人の女にティーカップを投げつけられる】
【2022年:環境保護を主張する男にケーキをこすりつけられる】

どうも、1911年の事件が最も大きなもので犯人にも幾分の同情の余地ありだろうが、それ以降は単なる独りよがりの目立ちたいだけの犯行のようで、この絵画が損傷を受ける可能性は全くなかったようだ。

実は、この話まだ終わらなかった。モナリザのあの有名な絵のオリジナルはフランスではなく、スペインのプラド美術館が所蔵しているというのだ(Wikipedia)。こちらの方の真相はどうなっているのでしょうか?

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不都合な真実

アル・ゴア アル・ゴア アル・ゴア
『不都合な真実』(ふつごうなしんじつ、原題: An Inconvenient Truth)は、2006年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。確か著作もあった。アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が主演。また続編も存在。本作で環境問題啓発に貢献したとしてゴアがノーベル平和賞を授与されている。
アメリカではブッシュ政権が「地球温暖化など単なる学問上の仮説で、温暖化現象は現実に確認できていない」とする公式見解で温暖化を否定。ほとんどのメディア報道も追従しており、地球環境の温暖化問題について本作で初めて知ったアメリカ人もおり国内で強い影響を与えたとする評も。

他方で、内容が事実誤認やデータ誇大化などにより「センセーショナリズムが勝る」等の批判もある。イギリスでは学校での公開は政治的活動であると保護者らから提訴され、英高等法院は「9ヶ所事実誤認している場所がある」として「是正措置を取るように」と判決した。しかし、地球温暖化の問題提起は妥当として、保護者らの「上映差し止め」請求は退けている。

本作は多数の論者らが話題にしている。一例をあげると、上記英高等法院は「西南極とグリーンランド氷床の融解により、近い将来海水準が最大20フィート上昇する可能性がある」とするゴアの主張を「これは明らかに人騒がせで、グリーンランド氷床の融解では相当量の水が放出されるが、それは1000年以上先のことである。」と判断している。しかしながら、「前回に当たる約12万年前の間氷期に、氷床崩壊により数十年間で海面が3メートル程度上昇した。」とする研究結果が、2009年4月16日発売の英科学誌ネイチャーに掲載されている。
日本では、本作公開時に、国会質疑において、「環境大臣はこの映画を観ているのか?」との質疑などがなされた。また、チェイニー副大統領の来日に際して、安倍晋三首相が本作に掛けて、「日米で協力して地球温暖化対策を進めよう」と持ちかけたところ、「あの映画はアル・ゴアのプロパガンダだ」と不快感が示された旨が、『報道ステーション』などで報道された。

アル・ゴア アルゴアと言えば、ブッシュ(2世)と大統領の座を争ったことが思い出される。ブッシュのおひざ元のフロリダ州の投票数が不正に操作されているとのことで、何度も手作業で票の数え直し。多数決原理の米国で、投票数が不正に操作されるのは特に珍しいことではないようだ。最終的には共和党と民主党の談合で、ブッシュが勝利したが、その見返りとしてゴアさんはノーベル賞を受賞。しかし、どう見てもゴア氏がノーベル平和賞に値するとは思えないね。
「不都合な真実」では、極地の氷山の崩壊とか。ヒマラヤの氷河湖が決壊して洪水が発生とか。そのような自然災害のオンパレード。地球温暖化は進んでいないとは言い切れない。
ただ、これ等のデータを収集して各地の映像を撮りまくっているNGO達の中には、わざわざ氷山に爆薬仕掛けての演出等、かなり自作自演的な要素もありそうだ。現地の人達は「環境テロリスト」と見る者もいるが、これ等のNGO達は称賛されて多大な寄付を受けることはあっても、批判の対象とはされない。

しかし、科学者達の研究で確かに極地の氷は減少しており、ホッキョクグマやトナカイ及びトナカイ遊牧民達の生活が既に脅威にさらされていることは判明。何とか手を打たないと極地の生態系は失われてしまう。しかし、これは地球規模の気候変動で人類誕生以来何度も温暖化寒冷化を繰返している現象と何も矛盾しない。20フィートの海面上昇は、日本の縄文時代の縄文海侵に相当するもので、1万年~5000年くらい前の地球(日本だけ?)は相当温暖だったことも証明されている。

「あの映画はアル・ゴアのプロパガンダだ」と言う主張は一理ある。広い地球には温暖化している場所もあれば、寒冷化している場所もある。乾燥化している場所もあれば洪水の多発で困っている場所もある。自分に都合の良いデータばかり並べて、不都合と言うのは無理がある。ただ、地球の温暖化が地球の活動のダイナミックな変化なら人為的に変えることは全く不都合で、単に人類はそれに合わせて生活スタイルを変える以外に手は無い。「日米で協力して地球温暖化対策を進めよう」とはどういう意味か? 自然改造計画でも。

トリックは、地球温暖化の原因。「人類が排出した二酸化炭素が温室効果を引き起こしている」。この説は数十年前から提案はあったが誰も受け入れないトンデモ論であった。あまりにも根拠が薄弱だから。ところが権力のある政治家が言えば、権威のある科学者達も理屈抜きに賛同する。所詮科学的に証明するなんて絶対に不可能な技。逆に反論すれば嫌がらせを受け職を失う可能性も。大きな政府では研究予算すら政府に握られている。今では日本以外の政府も脱炭素社会実現しましょう。まるで二酸化炭素が温暖化の原因のようだ。だから狡猾な政治家は言う。「科学を信頼せよ」。

産業革命以来、100年程地球の平均気温は上昇を続けているという。平均気温と言ってもどうやって定義するのか。英国ではクライメート疑惑なんてあって本当に上昇がどうかは疑惑がある。ただ東京やロンドンなどの市民にとっては、庶民の体感として納得は出来そうだ。
では、二酸化炭素はどうか。確かに0.03%から0.04%近くに増加している。33%の増加。大抵の人はこの数値を見て??となる。環境が専門の若手の研究者も同じ反応。大気中の重要な成分と思われていた二酸化炭素がたったの0.04%しかない。希ガスのアルゴンよりも少ない。普通の学問なら無視できるほど微量。4%ではない。その1/100。このガスが温暖化を引き起こす主要因? 環境が専門の若手の研究者も当然ノーコメント。

過去地球は2~3回、全休凍結と言う事態に陥ったことがあるという。地球が永遠の氷の惑星になること防いだのがCO2だったらしい。でも、その頃の地球は濃密な大気(10気圧)に覆われていて、CO2濃度も20%以上はあったらしい。 当時の地球は分厚い防寒衣を着ている状態。今は薄手のシャツだけで寒冷化を防いでいるのが実態らしい。大気はどんどん地球から宇宙空間に拡散していく。それを防ぐのは地球内部から放出されるガス。CO2が増えたから温暖化したのではないことは自明だ。寧ろ温暖化したことでCO2が増えている。シベリアの凍土崩壊で大量のメタンガスとCO2が放出されている。凍土に埋もれていた生物の遺骸が分解するため。二酸化炭素が温暖化の原因はどう見てもインチキとしか言えないだろう。

どうも、ゴア氏がノーベル賞を受賞した理由は、「二酸化炭素が温室効果の原因と言うこと」を科学的既成事実としたいという意図があったことは丸見えだ。誰が彼にノーベル賞を取らせたのか。何の目的で。温暖化以外に脱炭素運動を推進したいという目標があるからだ。 「脱炭素は化石燃料を使うな!!が本来の狙いだろう。」だったら焼き畑農業で森林を燃やすことは除外されるべき。化石燃料はいずれ使えば無くなる。枯渇資源。ところが石炭→石油→LNGと利用可能な資源は枯渇しそうにない。だから、最も枯渇しそうもない豊富な資源量がある石炭は率先して優先的に利用するのがベストなはずだ。

答は原子力の利用促進。地上の太陽と絶賛された原子力発電。実は核兵器産業と双子の兄弟。ウランは、自然界では希薄にしか存在していないので高度に濃縮しないと使い物にならない。原子力発電の濃縮ウランや周辺技術は、既存の核保有国の独壇場となる。つまり米国やEUは、原子力発電を利用して世界の経済を牛耳ることが出来るということだ。

だから、欧米の環境団体は、原子力発電の対抗馬になりそうなエネルギー資源を環境に悪い者として総て排除したい。世界の水力発電所建設をダムは環境破壊と言って大騒ぎして建設計画を禁止させたり。多くの途上国が主力に使っている火力発電を脱炭素を名目で止めさせようとしたり。石炭や火力をLNGに変えさせようとしたり。牛は、食事の際にゲップをしてメタンガスを排出するので、ビーフを食べるのやめて、昆虫食に変えるべきとか。確かにブラジルなどでは熱帯雨林が燃やされ放牧地になればCO2の放出も増える。メタンガスはCO2の20倍の温室効果があるとされる。

それでは、原子力発電はクリーンなエネルギーかと言えばとてつもなくダーティなエネルギー。放射能汚染もあれば、メルトダウンによる最悪の災害も起こりうる。核廃棄物は廃棄することもできず、数千年隔離保存が必要。そんな場所確保できるか。

また、CO2を減らして薄着して熱くなるの防ぐ?のはいいとしても、カイロを抱いていれば結局はより熱くなるだけ。原発起源の温排水問題やヒートアイランド現象には対処しようも無い。原発によるエネルギーの半分は利用される廃熱として捨てられるだけ。発電の原理は石炭火力と何ら変わらない。
温暖化対策で上げられる水素は確かに軽くて宇宙空間に逃げ去るかも知れないが、発生する水蒸気はCO2と同程度の温室効果ガスだ。

以上が、ゴア氏の主張している「不都合な真実」の実体。一体全体どこが不都合なのかしら。エジプトが議長国のCOP27は、大成功だった。多くの非先進国が協力することに。先進国は積極的に脱炭素を進め、途上国にもそのための資金を協力しなさい。原発推進は勿論議題にもならない。資源価格は大幅に値上がり、ロシアへの経済制裁?のためドイツ等はLNGも調達できない。石炭燃すのもダメ。脱原発のドイツが原発容認に舵を切る。日本も原発再稼働の話が出て来た。でも、日本は水資源の豊富な国。原発稼働を止めればその膨大なコストを水力発電開発に回せる。

実は、アル・ゴアの地球温暖化を支援するため沢山の環境保護単体が世界中で証拠集めに動いている。その一部は南極やヒマラヤの氷山に爆薬を仕掛けて洪水を起こさせ写真を撮ったり、いわゆる環境テロリストと言うグループだ。これらのNGOには多大の資金が原子力産業界からねん出されていることは想像がつく。

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デフ・ヴォイス

デフ・ヴォイス 『デフ・ヴォイス』は、作家・丸山正樹による日本の長編ミステリー小説。2011年7月25日に文藝春秋から刊行。刑事事件に問われたろう者の法廷通訳を担う手話通訳士の物語を描く。2015年8月4日には文春文庫から『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』として文庫化。東京創元社より続編が刊行されシリーズ化。

文庫本名である『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』と題し、NHKによりテレビドラマ化され、NHK総合テレビ(NHK G)およびNHK BSプレミアム4K(NHK BSP4K)の土曜ドラマ枠にて2023年12月16日及び12月23日に全2回で放送された。
本作の主人公を草彅剛君が演じる。手話を使ったことも無い者が聾者(ろうしゃ)の両親の間に生まれた耳の聞こえる子ども=コーダ(CODA)の役に手話を学んでの挑戦である。手話通訳士。実は出演者も多くは実際に聾唖者で話し言葉の日本語が分からない人達である。

仕事と結婚に失敗した荒井尚人。家族や恋人に心を開けないでいるのだが、生活のため唯一の技能を活かして就職活動をはじめる。その技能とは“手話”。彼は耳が聞こえない両親をもつコーダ(Children of Deaf Adults)だったのだ。そして彼は手話通訳士として働くことに。
やがて仕事にも慣れ、新たな生活を送りはじめた尚人のもとに届いた依頼は法廷でのろう者の通訳。この仕事をきっかけに、尚人は自身が関わった過去のある事件と対峙することに。現在と過去、二つの事件の謎が複雑に絡みはじめる…

CODA(Children of Deaf Adults)、すなわちコーダと呼ばれる人達の家族は手話が中心の音の無い生活の子供時代を強いられてきた過去を持っている。手話の出来る人は沢山いるが、普通は外国語として手話を習得している。

手話とはある意味特異な言語だ。英語でも中国語でも音声という媒体を使って習得が可能であるが、手話は動作や表情などの手段も含めた複雑な一つの体系で、手話通訳士を通しても互いに翻訳不能な側面も沢山ある。

主人公が警察の依頼で聾者の容疑者の通訳を頼まれる。その際、警察から容疑者に黙秘権があることを説明するように頼まれ、手話での説明。ところが突然彼は切れて大騒ぎ。黙秘権の意味が通じなかった? 確かに聾者に対して黙秘権の存在を確認させること自体がある意味差別とも。後年主人公は警察の詳細な調書が実は彼の供述に基づかない杜撰(ずさん)なもので、実は冤罪だった可能性があることに気づく。

手話通訳士技能認定試験の会場外で、同じ受験者から話しかけられた主人公尚人は手話で「(合格率1割の試験は)難しくて当然ですよ。手話は流行のおもちゃじゃありませんから。正確な通訳ができなければ、かえって聾者の負担になります」と返した。

手話の世界の住民はある意味、音声の世界の住民と別の世界観の別の世界に住んでいる人達でもある。こういうとこれが差別と思われるが、これが現実ならこの違いを正しく認めてあげることも必要である。CODAと呼ばれる人達は、2つの世界を行き来することで、どちら側の人達からもよそ者扱いを受ける苦しみを抱えて生きている。
では、どうすればよいのか?難しいテーマでもある。

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透明人間

透明人間(Invisible Man)とはフィクションに登場する、肉体が透明で、姿を見ることができない人間のこと。
Invisible Man→Hombre invisible→隐形人(Yǐnxíng rén)→Человек невидимка
いたづらにWikipediaを見ていら、チャンと項目があった。 透明人間は体が全く見えず、その体を透かして向こう側の景色を見ることができる。そこにいてもわからないが、感触では確認できる。
SFや怪奇小説などで繰り返し用いられているテーマ。その特殊性から悪役として登場する事が多いが、主人公や正義の味方として活躍する作品もある。透明であることを隠すため、包帯で顔をぐるぐる巻きにし、しばしば目にはサングラスをかけているというのが、もっとも典型的な姿。
H.G.ウエルズの透明人間は、薬を飲んで透明になった。また、タバコを吸えば、煙が気管を通るのが見えたという。これは、どうやら肉体が変化して空気と屈折率が等しくなった状態であると推測される。また、作品によっては光を回折させて透明になる、背景に合わせて服などが変色し、カメレオンのように周囲に溶け込こむ、という設定のものもある。
もっとも、可視波長で透明であっても、体温がある限り熱の輻射があるため、赤外線で観測すれば透明人間というより、「人型の発光体」として写ることになる。

透明人間ではないにせよ、それに類するものは伝承にも見られ、古くからのあこがれであり得たことがわかる。神や物の怪は往々にして目に見えない存在として描かれるが、それが手を触れられない物ならばそれも当然である。しかし、よりしっかりとした実体を持つものでありながら姿が見えない場合、それは透明になれるから、と言う説明がある。たとえば、コロポックルや天狗は目に見えなくなることが出来て、それは隠れ蓑というものを利用している。天狗の隠れ蓑。したがって、これを奪えば姿が現れるし、人間がこれをかぶればまさしく透明人間になれる。
プラトンは、『国家』の中で、「正義の他律性」を表現するための思考実験として、「ギュゲスの指輪」という透明人間になれる装置に言及している。透明人間になれば見つからずに好きなことができる。それでもその人は正義を貫けるかと言うものらしい。

【実現性】
不可視化する技法として現実に研究されているのは、体表面での反射を工夫し存在感を隠す光学迷彩という手法である。つまり実際に透明になった訳ではない。
体自体を透明化させようとすると人間の場合、血液を透明にすることはできずヘモグロビンから鉄を除去して透明にすると酸素が送られなくなり窒息死してしまう。血管だけが見えるのは透明人間とはいえないだろう。透明化ができたとして、光の屈折によりその人がいる場所の向こうの背景が歪み、屈折による反射で体周辺が光ってしまう。体が健康のまま光の屈折もなく透明化すると眼球に入った光が屈折して網膜に映し出されていたのが起こらず、何も見えなくなってしまい、目に入った光は屈折させて網膜を不透明にするとその部分だけ実体化して浮くため、目立ってしまい実現できない。

光学迷彩の技術を応用してぴったりしたスーツに超小型カメラとディスプレイを投影させる装置をモザイク状に体に身に着け、背後のカメラで撮った風景を前面のディスプレイに映し出すとうまくいきそうだ。しかし、体の厚みで地面や壁が盛り上がり、周囲の人との距離を考えて投影する映像の大小を調節しなくてはならない。これならAI技術を応用して将来可能かもしれない。爬虫類のカメレオンなどの生物ははある意味、透明化を応用しているとも言えるかも。
【比喩】
英語の「Invisible Man」や「透明人間」は、転じて比喩的に影の薄い人を指す言葉として用いられることもある。ラルフ・エリソン作『見えない人間』(Invisible Man)などの文学では、白人から存在を無視され続けるアメリカ黒人青年のアイデンティティーを扱っている。
透明人間をテーマとした主な作品は非常に多い。

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