英語の部屋

英語は作文--プログラミングと同じ

                         管理人の所在地;埼玉県志木市館志木ニュータウン内

 
  

英語の部屋へようこそ

英語を使うためには作文する力が一番大事だ。英語が書ければ話すことは容易だし、ネットで外国人の友達をつくることもできるぞ。それにはいつも日本語でいいから、英語が使われている場面を想像しておくことだ。
【目次】
まずは言葉の決まりを覚えよう
日本語と違う英語表現

まずは言葉の決まりを覚えよう

言葉のきまりとは、難しく言うと「文法」だ。でも、日本語だって君たちはちゃんと決まりに従って話しているでしょう。
「食べる」「私」「あなた」では、何を言いたいか分からないでしょう。「あなたは私を食べる」のか「私があなたを食べるのか」。単語と単語を適切につないで文にする。その規則が文法だ。小さい子が「昨日(きのう)動物園に行く。」といったら、「行った。」でしょうと直されるよね。君たちだって日本語ならいろいろなことを言ったり書いたりできるでしょう。日本語で言えることを片っ端から英語に直して書いてみよう。話し言葉は後には残らないけど、紙の上に書いたものは残る。自分で書いた英語を読み返してごらん。あなたが外国人だったとしたら本当に意味が通じるかな。相手に通じれば多少間違いがあっても気にしない。でも、変な英語書いて相手が怒り出したり、悲しんだりしたら大変だ。書いたものを先生に見てもらって、添削(てんさく)してもらえれば最高だ。あなたは、すぐに英語の達人になれるぞ。学校の英語では、教科書を読んだり、テープを聞いたりで、話をしたり書いたりすることはあまりしないでしょう。ということは、先生(日本人の先生)だって本当はあまり英語が得意じゃないんだ。だから、できるだけ外国人の先生と仲良くなって、話をしたり、書いたものを見せて直してもらったり、言葉の決まりをしっかり身に着けよう。この英語の部屋でもできるだけ君たちが、実際に遭遇(そうぐう)しそうな状況を設定してみた。自分がその現場にいて、話すつもりで、書く練習をして欲しい。英語は書ければ、話せる、書ければ読める、書ければ相手の話も分かるようになってくる。そして、正しく書くための規則が文法なのです。
目次 >
1.YesとNo;そんなに簡単でないぞ 2.【命令文】 3.【be動詞】 4.【人称代名詞】
5.【動詞の人称変化】 6.【一般動詞をどんどん使って見よう】 7.【否定文と疑問文】 8.【時制について】
9.【動詞の過去形】 10.【be動詞の過去】 11.【疑問詞】 12【助動詞】
13.【修飾語】 14.【前置詞】 15.【存在文】 16.【現在進行形】
17.【動名詞】 18.【不定詞】 19.【接続詞】 20.【現在完了もマスターしよう】
【英語のことわざ】
【英語のことわざ】

YesとNo;そんなに簡単でないぞ

アメリカの学校の教室です。先生が言います。「君たちの誰もいいアイデア無いんだろ。」、男の達、「はい、ありません。」、ケーシーちゃんが言います。「いいえ、あるわ。」
Teacher;      None of you in the class has a good idea, don’t you?
Boys;      No, I don’t.
KC;      Yes, I do.
     分かるかな。英語と日本語では、「はい」と「いいえ」が反対になっているだろう。日本では、先生の言ったことに対して 「はい」と「いいえ」を使い分けるのに対して、持っているがどうかでYesとNoを使い分けるのだ。気をつけないと間違えるね。
Yes & NoYesとNo
英語の疑問文の、Do you とかDon’t you(Do not you)は、疑問文を作るおまじないみたいなもの。肯定や否定されるのはyou like chocolate の部分だから、likeならyes、do not likeならnoとなる訳(わけ)さ。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【命令文】

一番簡単な文は、名詞1個で出来ているもの。これを名詞文とでも呼ぼう。例えば、
       Oh, birds.アッ、鳥だ。
       Tea, please.お茶をどうぞ。
      This one, please.これにして(レストランのメニューの絵を見て指さしていう時など)。Oh!は感嘆詞、日本語でもあるでしょう。「アッ」、「オット」、「エー」等々。簡単ですね。でも外国の友達と一緒(いっしょ)のとき、何もしゃべらないより名詞だけでも声に出せば違うでしょう。また、pleaseはていねいにお願いする時に使います。
     次に簡単のが、命令文。動詞だけの時もあるが、動詞に目的語や補語がつくこともあります。目的語や補語の説明は後でゆっくり説明することになるので今はあまり気にしないこと。
      Sit down.→すわれ。
      Stand up.→立て。
      Read the textbook, please.教科書を読んでください。
      Give me chocolate.→チョコちょうだい。
      Take this.→これあげるわ。
      Fasten your sheet belt, please.→シートベルトをおしめください。
      Look at the window.→窓を見ろ。
      Turn on the light, please.→明かりをつけて。
      Turn off the TV. →テレビを消して
いくらでも分が作れますね。なお、sit down, stand up, look at, turn on, turn offは組み合わせて一つの動詞と覚えた方がいいですね。例えば、座るという日本語はsitでなくてsit downだと。
命令文命令文
命令文なんていう名前がついているけれど、上から目線で命令するわけじゃないよ。日常会話でもふんだんに使えるんだ。「チョット立ってみて。」、「ほら、見てごらん。」なんて言う調子でね。決して人に命令する時だけ使うんじゃない。ところで、「これ、あげる。」なんて言いたい時、どういうのか。答えは、
Take this.これを持て。つまり、あげるということ。ちょと発想の転換が必要でしょう。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【be動詞】

日本語で「あれは本です。」「吾輩はねこである。」「わたしバカよね。」等の文で動詞は何でしょう。動詞と言っても動かないし、意味は「○○です」ですね。英語では、これも動詞でbe動詞という立派(りっぱ)な名前がついてます。上の日本語は英語では、
This is a book.      I am a cat.      I am fool, ain’t I?
be動詞の意味は「…です。」なのであまり動詞っぽくない。「私日本人。」「私悲しい。」なんて言っても意味通じるしね。be動詞に繋(つな)がる言葉は、補語と呼ばれていて名詞か形容詞です。一般動詞の場合は目的語。違いが分かりますか。
be動詞    be動詞
どうしてbe 動詞なんて呼ぶの。それは動詞の原型(辞書にのっているもともとの形)がbeだからです。be動詞でも立派(りっぱ)に命令文が作れますよ。
           Be quiet.→静かにしなさい。
           Be patient. →我慢(がまん)しなさい。
           Be honest.→正直になりなさい (ウソついたらだめよ)。
           Boys be ambitious.→少年よ大志を抱け。(Boysは主語というより呼びかけ)
           Be a lady. →女の子らしくしなさい。
           Be a gentleman→男らしくしなさい。
ピノキオピノキオ       クラーククラーク
           Be動詞は主語の人称よって形が変わる。原型はbeです。人称には、1(私)、2(あなた)、3(1,2以外)人称があり、それぞれ単数と複数があるので6通りの組合せがある。
           I am a cat. →吾輩(わがはい)は猫である。俺(おれ)は猫さ。私は猫よ。
           You are stupid.→君はバカだね。おまえはあほだ。
           He is a teacher.→あの人先生よ。
           She is a nurse.→あの女のひと看護婦さんよ。
           It is me.→それは私だ。
           A cat is cute.→猫ってかわいいね。
           We are Japanese.→おれたちは日本人だ。
           You are Americans.→君たちはアメリカ人です。
           They are solders.→彼らは戦士たちです。
           Indians are brave.→インディアンは勇敢だ。
          We are hungry.→ぼくたち腹ペコだ。
          Are you angry?→君怒(おこ)ってるの。
          No, I am hungry.→いいえ、おなかがすいているの。
          Isn’t she cute?→あの子、かわいくない?
          isn’tはis notの省略形。否定文の疑問文です。
          Are you sad?→あなた、悲しいよね。
これを見ると、単数1人称は、am, 単数3人称はis, 他はareだ。単数のyouがareとなるのは、昔you(2人称)を丁寧(ていねい)に言う時には複数を使ったのが起源(きげん)のようです。取りあえずyouは単数も複数も同じです。

まずは言葉の決まりを覚えよう
【be動詞の論理学】

be動詞を使った文は、A is B.という形になります。Aは主語、Bは主格補語と呼ばれます。「A is B.」という文は良く「A=B」という説明がされますがもちろんこれは大間違い。正確には「A⊆B」と書くべきです。つまりAはBに含まれるということです。ごくまれにA=Bとなる特別な場合があります。
     A penguin is a bird.→ペンギンは鳥です。
Aに相当するのがペンギン、Bに相当するのが鳥ですね。
Aは大抵名詞か代名詞、Bは名詞の他に形容詞が来ることがあります。
     The flower is beautiful.→その花は美しい。
これは、The flower is beautiful thing.→その花は美しいものだ。と同じことだから、「A⊆B」であることが分かります。
これから、Bには形容詞も補語に来ることが分かります。更に、
     He is running.→彼は走っている。
これも、runningをrunning thing→走っているものだ。と考えると、runningは形容詞です。だから「A⊆B」が成り立ってます。「run=走る」は動詞ですが「running」は形容詞。これは、学校では現在進行形として習うもの。多分教科書に出てくるのは後の方だろう。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【人称代名詞の格変化】

人称代名詞とは何ですか。私(I)、あなた(you)、彼(he)、私達(we)、あなた方課(you),彼ら(they)などです。日本では「て、に、を、は」を付けて文の中で人称代名詞の役割を示しますが、英語ではこれがないので、人称代名詞の方を変化させてこれを明確にするのです。数は少ないのでしっかり覚えて下さい。
人称変化
まずは、単数からI(私は)、my(私の)、me(私に、私を)
          I am a dog.→おら、犬だ。
          This is my dog.→これ、ぼくの犬だよ。
          Give me this turtle.→そのカメ僕(ぼく)にちょうだい。
you(あなたは)、 your(あなたの)、 you(あなたを、あなたに)
          You like chocolate.→あなたはチョコレートが好きだ。
          What is your name.→あなたの名前は?
          I love you.→あなたを愛します。
he(かれは)、 his(かれの)、 him(かれに、かれを)
she(彼女は)、 her(彼女の)、 her(彼女を、彼女に)
           He can writes English very well.→あの人英語が上手に書ける。
立派(りっぱ)に作文が出来るということ。お習字がうまいわけじゃないよ。
           I forgot his name.→あの人の名前忘(わす)れちゃったよ。
           Hanoko likes his voice very much.→花子ってあの人の声が大好きなんだって(歌手のうわさか)。
    【注】forget→ forgot→ forggoten 忘れるの現在、過去、過去分詞→後で動詞の変化でやるよ。
           She often writes him.→彼女しょっちゅう彼に手紙書いてるわ。
           She is a pianist.→彼女はピアノが弾ける。
           I know her name.→あの女の人の名前知ってるよ。
           I love her very much.→ぼく、あの人のこと大変あいしてるのだ。
it(それは)、its(それの)、 it(それを、それに)
          It is very interesting story.→それは大変面白い話だ。
          Its nose is very long.→それの鼻は大変長い。(象のことか)
          I love it very much.→それ大好き。
三人称はhe、she、itと三つあります。日本語なら彼、彼女、あの男の人、あの女の人、それ(猫だの犬だの)、その机など色々使い分けます。
複数に移ります。
we(我々は)、our(我々の)、 us(我々を、我々に)
          We can do it.→我々は(やれば)それをできる。
          We all like our teacher.→私達みんな、私達の先生が好きです。
          Please let us know it.→それを私たちに教えて下さい。
you(あなた方は)、 your(あなた方の)、 you(あなた方を、あなた方に)…これ単数の場合と同じだね。
they(彼らは)、 their(彼らの) 、them(彼らを、彼らに)
          They are my students.→彼らは私の生徒達だ。
          This land is their property.→この土地は彼らの財産だ。
全部でこれだけ。でも、これとても大事なのでもう一回表を出しておこう。
人称変化 最初にあげた表と同じものなのにこういう表にするととても見やすいでしょう。昔の生徒は、この表で暗記しました。「アイ、マイ、ミー」、「ユー、ユア、ユー」、「ヒー、ヒズ、ヒム」、「シー、ハー、ハー」、「イット、イッツ、イット」。上の緑の部分は単数と言って人は一人です。次のオレンジ色からは複数、つまり2人以上人がいる。「ウイ、アワ、アス」、「ユー、ユア、ユー」、「ゼイ、ゼア、ゼム」。英語の発音はカタカナではうまく表せないのでしっかり先生の発音をまねしてね。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【動詞の人称変化】

英語以外のヨーロパの言語、例えば、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、どれも主語の人称によって形が変化します。英語はその点では、人称変化は化石のごとく一部の動詞にだけ残っているのですが、それでも学習者を結構悩ましますね。多少の間違いは、意味が通じないことは無いので勇気をもってどんどん作文して行きましょう。
     一般動詞では、3人称単数だけが形が変わります。受験生たちは、これを3単現(さんたんげん)と称して忘れないようにしています。
           We do it.→私たちがそれやるの。
           He does it.→あの人がそれやるの。
           She has a pen.→あの子ペン持ってるよ。
           They have many books.→あいつら沢山本持ってるんだよな。
haveとdoの三単現がやや特殊でhas, doesになります
三人称単数三人称単数
昔、私が大学に学生だった頃、たまたまソ連(いまのロシア)から来た人(ロシア人ではなく違う言葉も使っていた)に日本語を教えたことがあります。その人のノートには、私は食べます。あなたは食べます。彼(彼女)は食べます。私たちは食べます。あなた方は、彼らは…。その都度(つど)動詞の形を変えます。「おい、日本語ってみんな同じじゃない。変なの。」。どちらが変なのでしょう。
英語の場合は簡単。write→writes(書く)、eat→eats(食べる)、 run→runs(走る)、see→sees(見る)、hear→hears(聞く) ただ”-s”をつければいいだけ。本当は”-s”も無ければもっといいのにね。 たまには、発音の都合で、”-s”の代わりに ”-es”になることもあります。go→goes(行く)、try→tries(試みる)。ついでにyもiに変わる。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【一般動詞をどんどん使って見よう】

一般動詞
英語をマスターするには、名詞ばかりでなく動詞も沢山おぼえましょう。三単現(三人称単数現在形のこと)は動詞に-s を付けるだけ(場合によっては発音の都合上 -esになることもあります)。
           He eats sandwiches.→彼はサンドイッチを食べる。
           He writes letters.→彼は字を書く。
letterには、手紙という意味と字という意味の両方があります。
           She runs very fast.→彼女は速く走る。
           She sees her mother.→彼女はお母さんを見る。

           I go to school every day.→私、毎日学校行ってるわ。
           Masaru goes to Gym every Sunday.→優君は日曜ごとにジムに通ってるよ。
           I see a bird on the roof.→屋根の上に鳥が見えるぞ。
           I swim in the swimming pool only.→僕はプールでしか泳がないんだ。
           Hanko sings very well.→花子は歌がうまいね。
           Yoshiko plays the piano skillfully.→良子のやつすごく上手にピアノ弾くんだ。
           I hear a strange noise.→変な音が聞こえるぞ。
作文して見ると分かるでしょう。どうしても過去の話もしたくなりますよね。将来の計画も話したいでしょう。現在形は習慣的な動作や事実の確認等限られた場面しかつかえないですね。
           I ate a delicious cake yesterday.→わたしね、昨日とってもおいしいケーキ食べたの。
           I went to school yesterday.→昨日学校へ行ったよ。
           I heard her cry when I turn on the TV. →テレビのスイッチを入れたときに彼女の叫び声が聞こえた。
     日常会話のほとんどは過去形でしょう。学校の英語では、1年間ほとんど現在形ばかりやらされます。でも、過去形は現在形よりもずっと簡単。出来るだけ早く使えるようにしないと使える英語は学べませんよ。
ところで、上の例文で「見える」「聞こえる」なんでいう動詞があったの覚えている。実は、英語には「見える」とか「聞こえる」なんて言う動詞は無いのです。「見る」と「聞く」はあります。だから英語では、これを使わざるを得ない訳(わけ)。
           変な音が聞こえるぞ。→I hear a strange noise.
           UFOが見えるぞ。→I see a UFO.
              UFO=unidentified flying obeject Iを主語にして、誰が見るのがはっきり言わなくてはいけません。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【否定文と疑問文】

まず、be動詞では動詞の後に否定のnotを入れるだけ。疑問文は主語と動詞を入れかえます(倒置という)。
           I am not a boy.→私、男の子じゃないわ。
           Are you a Japanese? →君、日本人?
           He is not a man you think.→あの人君が思っているような人じゃないわ。
           Is she your English teacher.? → あの女の人あなたの英語の先生?
否定文否定文
ほかの西欧の言語は、どの動詞もこのようにして否定、疑問を作っているようですが、英語の場合、一般動詞はもっと簡単(どっちが簡単かは人それぞれですが)な方法を使います。普通の文(平叙(へいじょ)文という)で全く語順を変えず、否定文は主語の後にdo not, 疑問文は先頭にDoをつけるだけです。三単現はdoes not, Doesです。ちなみに、このdoは否定、疑問をつくだけの役割で、本来の「する」という意味を失っています。そこでこのdoを代動詞と呼んだりします。
           He does not play the piano.→あの人ピアノ弾かないわ。
           Does she play the violin?→ 彼女バイオリン弾く?
           I do not know the name.→そんな名前知らないね。
           Do you speak Japanese?→日本語話せる?

まずは言葉の決まりを覚えよう

【時制について】

日本語でも、小さい子供と話をしていると分かるでしょう。「私ね、昨日先生からプレゼントもらうの。」。当然お母さんが修正しますね。「もらうのじゃあなくって、もらったのでしょう。」。過去のことは現在のこととは違った言い方をしますね。友達と話をしていると現在の話より過去のことを話す方が圧倒的に多いですね。英語でも当然同じです。過去のことが話せなければ会話なんて成り立ちませんね。学校の英語では、現在のことを完璧(かんぺき)に話せるようになってから過去のことを話せる方法を教えると言いますがそんなことしてたらいつまでたっても話せるようになりませんね。言いたいことがどんどん話せるようにならないとことばの学習は進歩がありません。
ところで、時制を考えるために、runという動詞を考えて見ましょう。runの意味は「走る」という意味。
run 私は、毎日1km走ります。I run one kilo meter every day.これが現在形です。
A cheetah runs very fast. チーターはとても速く走ります。
Zebras run very fast. シマウマはとても速く走ります。 一般的なことをいう場合は単数でも複数でもどっちでもいいんだ。
私は、昨日5km走った。
もう現在形ではできません。I ran five kilometers yesterday.

runの活用はrun、ran、runとなっています。辞書では現在、過去、過去分詞なんて書いてあります。過去分詞なんて名前も難しそうなのでもっと後で説明しましょう。でも、現在に対して過去の形があることは分かると思います。
I ran very hard, but I was the last in the class.
私、一生懸命走ったけど、クラスでビリだったんだ。
runは現在の形、ranは過去の形だ。
実際の会話では、過去を表す時はそれと分かるような言葉が一緒につくので現在形を使っても意味は通じるかも知れない。「昨日」「おととい」「去年の今頃」「一週間前」等。でも、「昨日、先生にこれもらうの。」では赤ちゃん言葉だね。やっぱり「もらったの。」と言って欲しいでしょう。だから動詞の過去形はしっかり覚えましょう。「食べる」「食べた」→eat、ate、「寝る」「寝た」→sleep、slept、「行く」「行った」→go、went
時制には過去の他、未来もある。未来は特別な形は無い。実際には未来を表す助動詞willなんてあるけど、tommorow(明日)なんて言う副詞を使えば、I go to school tomorrow.なんてやっても意味は通じそう。幼児なら「明日、学校行くの。」ていう感じ。
時制とは、基本的には現在、過去、未来の3つしかないはずだが、他に「現在進行形」だの「現在完了」なんて英語独特の考えもあって結構ややこしい。現在完了のときに使うのか過去分詞です。
「今、私は走っている。」。この、今○○しつつあるというのが進行形だ。I am running now.
「今、ご飯を食べているんだ。」I am eating lunch. 現在完了は、もう少しややこしい。あなたが腹いっぱい食事をして、もう何も食べたくない。I have eaten too much now.
メチャ走ったんでもう動けない。I have run too much now. I cannot move any more. 要するに過去のこととはいえ、今もその結果(後遺症)が残って状態なんです。「私、それ以前食べたことあるよ。」I have eaten it before.
だから、今でもその味記憶にあると言っている訳。こういう言い方日本語に無いので後程みっちり勉強しましょう。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【動詞の過去形】

動詞の過去は人称変化がないので簡単です。動詞に-edをつければ良い場合が多いですが、良く使う動詞はたいてい不規則変化するのでその都度辞書を引いて確かめないといけません。英語の辞典は最近はインターネットからでもアクセスできるので便利になっています。否定文、疑問文は、ともにdo(does)をdidに変えればOKです。
動詞の過去形      動詞の過去形
           I went Ueno zoo yesterday. (go→went) →昨日、上野動物園に行ったよ。
           He did not do homework on Sunday. →あの人日曜日に宿題しなかったのね。
           Did she ate sandwich yesterday? (eat→ate)→彼女昨日サンドウィッチ食べてた?
           I did not study English last week.→先週は英語勉強しなかったなあ。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【be動詞の過去】

be動詞にだって当然過去はある。○○でした。なんてね。
          去年、私は先生でした。→I was a teacher last year.
          吾輩は猫でした。→I was a cat.
          Were you a doctor.→あなた、医者だったの。今は何かね。
          I was not a fool then.→あのとき馬鹿ではなかった。ちゃんと考えたんだけどね。
be動詞の過去は、youと複数の主語ではwere、Iとhe、she、itではwasです。ワ―難しい。でもないですね。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【疑問詞】

疑問詞は、日本語の作文でも5W1Hをはっきりさせなさいと言われるように、誰が、何時、どこで、何を、どうした、それは何故、等の質問をするときに使います。でも、疑問詞が主語なのが修飾語なのか結構大変で難しい面もあるのです。だんだん慣(な)れて行きましょう。
疑問詞疑問詞
           Who is the new teacher in your class?→新しい先生はだれ。(whoは主語です。)
           Who is the next? →次は誰だ。(whoは主語です。)
           Who do you like? →あなた誰が好き。(who は目的語で元はwhomだった。)
whose(誰の)、 whom(誰に、誰を)と変化するのです。難しくいうと主格(主語になる)、所有格(だれの)、目的格(目的語になる)という名前がついてます。
           Whose eraser is it? →誰の消しゴム。(所有格だね)
           Who did it? →誰がやったんだ。(もちろん主格)
           Whom did you hit? →お前、誰をぶん殴(なぐ)ったんだい。(目的格です)
           When do you usually get up?→いつも何時に起きる?
           When is your birthday?→あんたの誕生日、いつ?
           Where is your house?→あんたんち、どこや。
           Where did you go on Wednesday?→おまえ、水曜日、どこ行ったんや?
           Why you did it?→お前、なんでそないことしたねん?
           How did you get it?→どうやって、それを手に入れたのだ?
疑問詞      疑問詞は、日本語でも作文を書く時、例えば絵日記を書く時なんか無茶苦茶(むちゃくちゃ)大事で、5W1Hをはっきりさせなさいとダメなどと注意されたこともあるでしょう。疑問詞は名詞のこともあれば、形容詞、副詞のこともあります。文中の役割で決まるのですね。2語以上で一つの疑問詞みたいなのもあります。
          What time do you usually get up? →ふつう何時に起きるの。
          How many books do you have? →君何冊本持ってるの。
つまり、what time→何時に、how many books→何冊の本

まずは言葉の決まりを覚えよう

【助動詞】

doを使った、否定文、疑問文やりましたね。
           I do not know English.→英語、分かりません。
           Do you speak Japanese? →日本語分かりますか。
           I did not understand fractions well.→分数良く分かんないんだ。
           Did you go to the Kumon yesterday?→きのう、公文いった?
     ここで、do の代わりにcan(できる),may(しても良い), must(しなければならない)などを入れれば色々な意味を付け加えることができます。これらを助動詞と言います。動詞に付け加えて意味を付け加えます。例えば、否定、疑問,可能、許可、禁止等。doも否定、疑問の助動詞です。
助動詞
           I cannot play the piano.→私、ピアノが弾(ひ)けません。
           Can you hear me? →聞こえますか?
           I can answer the question.→その質問、答えられるわ。
           May I use your pen? →あなたのペン使ってもいい?
           You may not go out today.→今日はお外に出てはだめよ。
           You must do your homework every day. →宿題毎日やりなさい。
なお、会話ではdo not →don’t, did not→didn’t, can not→can’t の短縮形を使うのが一般的です。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【修飾語】

難しい名前ですね。修飾(しゅうしょく)とは、飾る(かざる)という意味です。girl は女の子ですが、これにベタベタと飾り(かざり)をつけて見ますよ。いくらでも長くなりますね。
修飾語修飾語
           a girl→女の子
           a cute girl→かわいい女の子
           a cute beautiful girl→かわいくてきれいな女の子
           a beautiful girl in kimono→着物を着たきれいな女の子
           a cute girl whom I met yesterday→私が昨日会った女の子
           a cute girl whose mother I knew very well when I was a student→私が学生の時そのお母さんを良く知っていた女の子
      修飾には、名詞を飾る形容詞と動詞や形容詞や副詞を飾る副詞の2種類があります。名詞を飾る語が1語の時は普通の形容詞ですが、2語以上になると形容詞句、2語以上の文章の時は形容詞節と言います。長い形容詞(2語以上)は名詞の後ろにつきます。次は、副詞です。
           She plays the piano very well.→あの子ピアノうまいよ。
           Thank you very much.→大変ありがとう。very もmuchも副詞です。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【前置詞】

日本語の「て」「に」「を」「は」と良く似ています。
           The PC on the desk is mine.→机の上のパソコンはぼくのだ。(on)
           This present is for you.→このプレゼント、あなたのよ。(for)
           Hanako in kimono is cute.→着物着てる花子、かわいいよね(in)
      前置詞句は、文中では形容詞、副詞の働きをします。前置詞は、in(~の中)、on(~の上)、under(~の下)、for(~のために)、of(~の)等たくさんあるのでまたその都度覚えていきましょう。
前置詞前置詞
絵を見てください。onとかoverとかunderなどが前置詞です。
A lump is over the desk.→ライトは机の上にあります。
overは机に接してなくて上のほう。the とaの使い方の違(ちが)い分かりますか。机といえばどの机が分かりますね。そんな時はthe、新しく出た話題、ランプにはa(an)をつけるんだ。一つの文の中でa が二つ以上の単語につくことはありません。
           An apple is on the desk.→リンゴは机の上だぜ。
直接接しているのがonです。
           A cat is in the box.→猫は箱の中にいます。
中には「in」です。
          The dog is under the desk.→犬は机の下だぜ。
犬はどこだ。そら、机の下だ。どの犬か分かっているときはa dogでなく、the dogなんです。「under」は下にですね。
          There is a chair by the desk.→机のわきに椅子(いす)があります。
There is ~の形の文は次項で説明しますが、○○に△があります。なんてときに使える形だ。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【存在文】

There構文ともいわれ、「~があります。」
存在文存在文
           There is a man who sails to the sea.→海へ行く仕事の人がいた。(BeatlesのYellow Submarineの一節)
           There are many beautiful flowers on the table.→テーブルの上にきれいな花がいっぱいある。
           Once upon a time there lived a old man and old woman in a some place.→昔、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。
     thereは副詞なので本当の主語は動詞の後。倒置構文だね。
           Here we are.→さあ、ついたぞ。
           “Where is my pencil?” “Here it is.”→「わしの鉛筆は?」「ここだよ」

まずは言葉の決まりを覚えよう

【現在進行形】

私は毎日、パンを食べます。I eat bread everyday.
と「私は、今、朝ご飯を食べています。」とは文の形が違います。今まさに食べている最中という意味を表すには現在進行形という形を使います。
I am eating breakfast now.
現在形というのは結構使い勝手が悪いんですね。今実際に行われていることを表すには進行形が欠かせません。
おまえ、今何してんね。→What are you doing now?
居眠(いねむり)り中ですわ。→I am sleeping.
あの人今走っているよ。→He is running.
この形、(主語)+(be動詞)+(動詞ing).
この形、形容詞を使った文と似てるでしょう。
She is beautiful. →彼女きれいね。
beautifulの所をrunningにすれば、現在進行です。
疑問文も普通のbe動詞の文と同じ。
Is she studying English?→あの子英語勉強しているの。
今勉強してなくても、学習塾に通っていたり勉強を続けていれば進行形が使えます。
She is growing very fast now.→あの子いまドンドン大きくなってるね(成長しているね)。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【動名詞】

「食べること」、「走ること」、「勉強すること」は主語になれますね。動詞に~ingをつけると、動詞を名詞に変えることができます。でももともと動詞だから目的語や副詞等の修飾語をそのまま引っつけることもできるんです。
動名詞動名詞
           Running is fun. →走るのっておもろいね。
           Learning English is very useful.  →英語を学ぶことは大変役に立つよ。
           My hobby is collecting stamps.  →ぼくの趣味は切手集めです。
           I like skiing very much.  →私スキー大好き。
走ること(running)、英語を学ぶこと(learning English)、切手を集めること(collecting stamps)、スキー(skiing)、~ingで名詞になっちゃうんだね。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【不定詞】

「食べること」、「走ること」、「勉強すること」を表すのに不定詞を使うこともできます。不定詞は他に色々な働きがあるのですが、ここでは名詞的用法に慣れましょう。不定詞は、動詞の原型の前にtoをつけます。be動詞の原型がbeでしたね。
           I want to study English.  →英語勉強したいよ。
           I don’t want to go to school.  →学校行きたくないよ。
           She wants to be an animal doctor.→あの子獣医(じゅうい)さんになりたいんだって。
英語を勉強すること(to study English)、学校に行くこと(to go to school)、獣医さんになること(to be an animal doctor)、「○○すること」というのは名詞ですね。不定詞は名詞の代わりをすることができるのです。不定詞は、さらに形容詞や副詞にもなれるのですが、そのうちに学びましょう。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【接続詞】

日本語でも、2つの文をつないで、一つにすることあるでしょう。文をつなぐ言葉を接続詞と言います。
I went Ueno zoo yesterday and saw a lion. →昨日上野動物園へ行ってライオン見たよ。(go→went, see→saw)
She is cute but she is stupid. →あの子かわいいけど、バカよね。

「そして」「しかし」等で文をつなぎますね。
I didn’t know that she was my teacher. →あの人が私の先生だったなんて知らなかったよ。
I think (that) I can do it. →私、出来ると思うわ。
このthatは省略可能。そのまま引用するのも接続詞だ。
thatはその中に引用する文章をそのまま入れることができるので大変便利です。
I think that he thinks that I think that he is stupid.
私は、私が彼のことを馬鹿だと思っているんだと(彼が)考えていると思う。
I think that that that that that writer used is wrong.
私は、あの作家がもちいたあのthatは誤りだと思う。
thatは指示代名詞のthat(あれ)もありますね。接続詞のthatを使うと入れ小細工みたいなややこしい文も作れます。

We are talking about him when he came into the room.
→あの人のことについて話してたの、でその時あの人が部屋に入ってきたの。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【現在完了もマスターしよう】

三歳になるミッチャンが泣きながらお母さんに言います。
「おねえちゃんが私のケーキ食べちゃったの。」
これ、英語でどういうんでしょう。My sister ate my cake.→姉が私のケーキを食べた。
英語のsisterは姉でもあるし、妹でもあります。これ過去形で表しますか。
もちろん現在形ももっと変ですね。She eats my cake.→姉は、私のケーキを食べる。
いつも食べちゃうんですか。英語ではなるべく代名詞を使うんだ。現在進行形なら、
She is eating my cake.→姉は、私のケーキを(今)食べている。
英語では、こんな時独特の表現法があるんです。
          She has eaten my cake.→姉は、私のケーキを食べちゃった。
「食べちゃった。」の「ちゃった。」のところが大切なんですね。だから今ケーキはそこにない。だから泣きながらお母さんに訴(うった)えてるんですね。
もうひとつ、例を出しましょう。
小学生のサトル君にお母さんが言います。「サトル。もう宿題終わったの。」
「終わったよ。」「ほんと。じゃあ、見せてごらん。」
宿題を終わらしたのは過去かもしれないけど、今やり終わっているかどうかが問題なんです。過去のことでも問題は今どうなっているか、それが問題なんです。
          Have you finished your homework yet?
          Yes, I have.
          Now show me your homework.
現在完了は、日本語には対応するピッタリの表現法はないのですが、日本語をよく観察していると現在完了を使ったほうが良いなということが分かるようになってきます。学校では、多分中学校で教えてくれないかもね。高校生なら必須でしょうが。だけど、外国の子供たちなら幼児でも口にしないと生活が成り立ちませんね。だから、言葉の勉強は、1学期は進行形、2学期は過去なんて横割り方式の学習では習得できないんです。言葉の法則はできるだけ早くたくさん学んで、後はたくさん使ってなれることが大切です。
現在完了の文型(平叙文)は、下記のとおりです。
 主語+have(has)+動詞の過去分詞
過去分詞というのは、辞書にのっている動詞の変化で、例えば不規則動詞では
go→went→gone、eat→ate→eaten、do→did→done、have→had→had、hit→hit→hit
規則動詞では、過去形とまったく同じです。つまり、
finish→finished→finished、work→worked→worked
完了の助動詞としてhaveを使うところがチョットなれないと大変ですが、それより大切なことは、どんなときに現在完了形を使えばよいかを習得することです。
例えば、外国人をおすし屋さんに案内して「あなた寿司食べたことある。」と経験を聞くときも、あなたが知りたいのは、今この友人が寿司を知っているかどうか知りたいわけ。初めてなら口にするのも恐ろしいということになりかねませんからね。
Have you ever eaten Sushi before? →寿司って食べたことありますか。
Yes, I have. It was 10 years ago.→はい。10年前ですけどね。
現在完了現在完了
彼女は風邪とともに去った。→She has gone with the wind.
「風と共に去りぬ」は有名な昔の映画の題名です。今はもういないといこと。
同じく、私の友達のアッチャンはアメリカに行っちゃった。残念だが今はもういないよ。
→She has gone to US.   USはUnited State of Americaの省略です。
現在完了については、完了、結果、経験を表すとされていますが、どれも「だから今は○○だ。」と今のことが問題の場合に使われるんだと覚えておいてください。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【受身形】

受身とは何だろう。同じこというにも2通りの言い方がある。
「太郎は花子を愛している。」「花子は太郎に愛されている。」
Taro loves Hanako. →Hanako is loved by Taro.
動作の主体と動作を受ける客体を反対にする表現だね。
「恵は愛されている。」「彼は殴られた。」のように誰がやったか言わなくても良い利点もある。 日本語なら、「~られる」「~られた」で表現できるね。
英語の場合は、【be動詞】+【過去分詞】+by 【行為者】

そもそも過去分詞て何だ? 英語の辞書で動詞を見ると、3つの形が出ている。
そう、現在→過去→過去分詞。また、覚えることが増えた。
でも、多くの一般動詞は過去と過去分詞は同じだ。でも不規則動詞何て言うのも沢山あって、 大事な言葉に不規則が多いのは困ったもんだね。

  {be;am,is,are}→{was,were}→been
   {have,has}→had→had
   go→ went→ gone
   hit→hit→hit
それと、日本語では受身にならないのに、英語ではどうしても受身で表わす表現もあるんだ。 驚いた。喜んだ。疲れた。興味を持った。これは英語では、驚かされた。喜ばされた。疲れさせられた。興味を持たされた。と表現する。
  I was surprised at the news.→私はそのニュースに驚いた。
  I was interested in the story.→私はその話に興味を持った。
  I'm tired→疲れたよ。

まずは言葉の決まりを覚えよう

【英語のことわざ】

ことわざは日本語だけでなく英語にもあります。世界中の言葉はそれぞれ、ことわざを持っています。ことわざは、決まり文句でもありますが、過去の多くの人達の知恵が詰まっていて、とても便利に使えます。日々鍛錬、少しずつ覚えて行きましょう。人生が豊かになります。

●転がる石には苔が生えぬ→No moss grows on the rolling stones

●石の上にも三年→Three years on a stone

In Japan, we have an idiom that says that three years on a cold stone will make the stone warm. What it means is that you should not give up, and that perseverance and patience will bring good results. Don't give up!
訳:日本では、こういうことわざがあります。何かというと、3年経ったら、石の上が暖かくなります。これはどんな意味かというと、諦めずに辛抱強くすれば、いい事になります。諦めないで!)

要は、何事も辛抱が大事じゃ。でも、苔が必ずしも美しいと思わない人には、逆に人は引きこもっていて行動しないと苔が生えちゃうぜ。とりあえず行動だねとも。

●猿も木から落ちる→Even monkeys fall from trees
●弘法も筆の誤り
誰にでも失敗はあるさ。

●犬も歩けば棒にあたる
→The dog that walks finds the bone
→Nothing will change if you do nothing.

●情けは人の為ならず
→Compassion is not for people
→Charity is a good investment. 慈善は良い投資だ。
→Kindness is not merely for the sake of others. 親切は自分にも跳ね返って来る。
結構、日本のことわざ翻訳すれば、そのまま向こうでも通じそうだね。どんな場面で使うかは言葉のセンスが大切だね。答えは大抵は一つではないね。どれを選ぶかだ。

まずは言葉の決まりを覚えよう

日本語と違う英語表現

目次
「これあげる」 「ごめんなさい」 「こんにちは」 「いただきます」「ごちそうさま」 動物の鳴き声

「これあげる」

これあげる お友達(多分アメリカ人)の女の子があなたにお菓子をくれる時。
          Take this.
          Here, take this.
この場合、give(あげる、与える)は使ってないね。これを持て→つまりあげるということ
Hereはほら、ここにぐらい意味。軽く付け加えた感じか。「ほら」みたいな。
          I will give this Sachhan. → 私、サッチャンにこれあげる(つもり)
もちろん、giveを使って、I will give you this. でもいいんだけどチョット押しつけがましい感じかな。willは自分の意思を表す助動詞です。
友達のお母さんがあなたも含めた何人かに順番にお菓子を渡すとき、
          This is for you. This for you.-----
これ、あなたに。これはあなたに。------
だから、"For you."言って誰かにプレゼント渡すのもいいね。「あなたに」を強調する。
          I want you to have this. → あなたに食べて欲しいの。
          "You like it? You can keep the CD if you want." → あなた、それ好き。もし好きならあげるよ。keepは保(たも)つ、つまり返さなくてもいい。あげるということ。
また、プレゼントなら
          This is my present for you. → これ私からのプレゼント。まあ、プレゼントならあげるということだね。単に
          I hope you like it. → 気に入ってくれたらうれしいわ。当然くれるのでしょうね。
このように、日本語で「これあげる。」という場合も状況によっていろいろな英語が使われるのです。ロボットが人工頭脳で翻訳(ほんやく)するってとても難しいことですね。

日本語と違う英語表現

「ごめんなさい」

「ごめんなさい」という日本語はとても便利でいろんな場合に使われていますね。
エレベータに乗るとき、チョット詰めて下さい。「チョトごめんなさい。」「チョット失礼」なんでいうとき、
          Excuse me.
ここで、excuseは本来は許す、言い訳する、名詞としては言い訳。
エレベータに乗っていたら、ドアーが開いて外からユニフォームを着た人たちがドカドカ乗り込んできました。そのリーダらしき人がいうのは、
          Excuse us.
私たちを許して。ということだ。短いけどちゃんとした命令文で、usは目的語だね。いつもmeとは限らない。
でも、excuseするのはチョト迷惑だけど、自分が悪いことしたわけでないね。

          A:“Happy birthday!”-------------- A:「誕生日おめでとう!」
          B:“It's not my birthday.”--------- B:「誕生日じゃないけど」
          C:“Oh, my bad. Sorry!”-----------C:「あ、わりぃ。ごめん」
my badは、非を認めている。Sorryはよく使う。だけど、気をつけて、excuseは動詞だけど、sorryは形容詞だ。だからbe動詞と一緒(いっしょ)に使う。
“I am sorry for lying to you.”
“I am sorry (that) I lied to you.”
「嘘をついてごめんなさい」
ごめんなさいごめんなさい
謝(あやま)る以上は、何を謝っているのかはっきり言わないと、気持ちが伝わらない。だから、簡単でも
          I am sorry for that.
「そのことについてはごめん。」。前置詞forを使って、はっきりさせよう。
          You are sorry for what? (What are you sorry for?)
君、何を謝っているんだ。なんかやったの。
very やreallyといった副詞を付け加えて、
          I am really (very) sorry for that. 本当にごめんなさい。謝っている気持ちが相手に良く伝わるよ。
約束の時間におくれてしまった場合にも使えます。
          I am sorry (that) I am late. ---遅れてごめんね。
          Sorry for my late reply.---- 返事が遅(おそ)くなってごめんね。
          Sorry for my being late.-----遅れてごめんね。being lateは動名詞だね。
「返事が遅くなって」を「遅い返事」とするあたりいかにも英語らしい表現でしょう。
“apologize” は「謝罪(しゃざい)する」を意味する、仕事の場面でも使えるフォーマルな単語です。君たちも遊んでいた野球やサッカーのボールがよその家の窓ガラスを割ってしまった場合など、本気で謝らないと許してくれないかもしれないでしょ。
          I really apologize for that.
          I apologize for what I said to you yesterday.
「昨日君に言ったことを謝ります」
          I want to apologize for what I've done. I can't tell you how sorry I am.
「僕がしたことを謝りたいんだ。言葉では言い表せないぐらい申し訳ないと思ってる」
apologizeする内容は、どうしても長くなって文章になってしまうので、しっかり英作文を勉強して書く力を身に着ける必要があります。
次は、聞き返す場合。
          Sorry, what did you say?---「ごめん、なんて言ったの?」
これは別に謝っているわけではないね。“Pardon?”でもOK。「えー、何」という感じ。相手が話していることを聞き取れなかったときに使える便利な言葉だ。pardonももともとは許すという意味があるのですが、この場合は、「ハー?」という感じの間投詞です。

日本語と違う英語表現

「こんにちは」

誰かにあってあいさつする。日本語なら、「こんにちは」だけ知っていればOKかな。でも、これってそのまま英語にはならないですね。「今日は、○○です。」の後ろの部分を省略しただけですから。What is today? 今日は何ですか。→あなたの誕生日、遠足の日、何もない日、いろいろありますけど。そもそもあいさつの言葉、もともとは色々と意味があってのでしょうが、ほとんど考えないで使ってますね。
          “How are you?”
「あなたの状態はどうですか。」という意味。「お元気」「どう」ぐらい。親しいともだちならよく使う。日本語の「こんにちは」の代わりに使えるね。
“Hi. How are you?”, “Fine, thank you. And you?” HiだけでもOKだ。How are you?は一応は疑問文だから、相手も対応してくれる。Howは疑問詞だから、疑問文でも答えはYesやNoはおかしい。「元気だよ。ありがとう。君は?」。
元気かと、一応気を使ってくれたんだから、thank you.というのは、礼儀だ。And you?は、And how are you?の省略だね。
でも、「こんにちは」でも、初めてあった人の場合はどうだろう。「こんにちは。初めまして」となるでしょう。
           Hi. Nice to meet you.→「お会いできてうれしいです。」
to meetは会うこと、これは不定詞、It is nice to meet you.が正式の言い方だ。           How do you do? 日本語にすれば「あなたは、いかにやってますか。」。でもこれは、要するにあいさつの決まり文句だから、単にこちらもHow do you do?と繰り返せばこと足りる。tooをつければ完璧(かんぺき)です。
“How do you do?  Nice to meet you.”
“How do you do? Nice to meet you, too” 他、しょっちゅう会う友達なら、Hi.以外にもその場、その場でいろいろな言い方をすることができる。これは、実践(じっせん)を通して覚えていくといい。会話が楽しくなること請(う)け合いだ。
What’s up?(おう)、How is it going?、How’s life?、

日本語と違う英語表現

「いただきます」「ごちそうさま」

外国人(英語をはなす)と一緒に食事する。食事しながらいろんなこと話せたら最高ですね。でも、最初と最後、何も言わずにパクパクと食べ始めて、食べ終わってからもダラダラでは格好がつかないですよね。
「いただきます」そのまま日本語にすれば、I will have these.となりますか。「さあ、食べるぞ」てな感じ。
           Let’s eat. →「さあ、食べましょう。」
I’m starving(腹ペコや)」とか「It/That looks delicious(うまそう)」なんて言って、みんなの食欲をそそるの盛り上げるコツだね。
           Did everyone get their food? OK, let’s eat!(みんなの食べ物は揃いましたか?それでは、食べましょう!)
大家准备好了吗。一起吃吧。 (なんでここで中国語なんや)
           The food is ready. Dig in.(ご飯ができましたよ。召し上がれ。)
           Let’s dig in.(食べましょう!)
           Let’s dig in before it gets cold.(冷める前に食べましょう!)
digは「掘る」という意味。チャーハンとかグラタンならみながスプーンで堀回すからね。
「ご馳走(ちそう)様」
日本語の「ごちそうさま」は、もともとおもてなしをしてくれた人に感謝する意味だね。
Thank you for your delicious food.「おいしい料理をありがとう」
でも、ちょっと待って。Youて誰(だれ)。一緒に食事してあなたが感謝される筋合いはないね。
           That was delicious!(美味しかった!)
           That was pretty good. The pasta was a bit bland.(まぁまぁ美味しかったね。パスタの味は薄かったけど。)blandは味気ない、水っぽいといった意味の形容詞。
           That was awful. I'm never coming back.(まずかった。絶対にもう来ない。)
まずけりゃ、まずいってはっきり言うのがアメリカ人。正直なのかね。他の国はどうか、いろいろだね。
I’m full、I’m stuffed→どちらも「腹いっぱいや」「もう満腹(まんぷく)」
fullは、いっぱいに意味。反対語はempty.
           My stomach is empty.→「私の胃はカラだ。」→「腹減った。」
           May I leave the table?→「テーブルから離れていい?」
日本の子供たちだって、食べ終わって勝手に席を立ったら怒(おこ)られるね。この時「ご馳走様ていうんだね。」May I leave the table?はこんな時に使う。
mayは許可を求めるときに使う助動詞だね。leaveは離れて立ち去るという動詞。大人が Yes, you may.と言えばようやく立ち上がることができる。
mayは「しても良い」という許可を表す助動詞だ。だから、その否定のmay notは「しなくても良い」。だから、「してはいけない」はmust notとする。mustは「しなくてはいけない。」という強い命令、must notは「してはだめだ」と禁止の意味になる。ただ、must not は強い禁止なので使うときには注意が必要なのです。 “May I smoke here?”, “No, you must not.  Absolutely not.”  「ここで、たばこ吸(す)ってもいい?」「いけません。絶対だめです。」 “May I leave the table?” , “No, you must stay here.” 「席外してもいい?」「ダメ、ここにいなさい。」

日本語と違う英語表現

動物の鳴き声

英語で動物の鳴き声どういえばいいんでしょう。 犬はワンワン、猫はニャー、ニャー、こういえば外国の子供達にも伝わるのでしょうか。 アメリカの動物たちは英語で鳴く。そんなことあるはずもないですね。

こういう言葉を擬音(ぎおん)表現(onomatopoeia)といいます。ある程度決まった言い方があるかもしれませんが、その場その場で工夫して自分で造りだした表現も通じるかもね。日本の犬だって、「クー、クー」だったり、「キャン、キャン」だったり。

英語の「ワンワン」は、bow wow (バウワウ)が標準です。ネコはmeow(ミュー)です。言われてみればそうとも聞こえますね。話す時は日本語のように言っても通じるけど書くときはキチンと書かないと意味不明になってしまいますよ。
こういう時に迷ったら、パソコンでGoogle翻訳を利用しましょう。日本語→英語で色々な言い方が学べます。ついでに発音もしっかり確認して下さい。

〇子犬がワンワン鳴いています。→Puppy is crying.
〇恐(こわ)そうな犬がワンワン吠えている。→A terrible dog is barking.
〇捨てられた子猫が悲しそうにミャーミャーと鳴いています。→The abandoned kitten is crying sadly.
子犬、子猫は、puppy、kittenなんていう言い方をします。もちろんdog、catでもまちがいではありません。なお、上の三つの文はみな現在進行形を使っています。間違えても“A dog barks.”とはやらないように。これでは、意味は「犬とはワンワン吠えるものだ。」になってしまいます。「be動詞(is、are)+動詞(+-ing)」は、会話の基本だね。

〇二匹の豚がブーブー鳴いている。→Two pigs are booming. 「ブーブー鳴く」という動詞がboomなんです。「ワンワン鳴く」という動詞がbarkです。どちらもcryですむはなし。だから、英語は日本語と比べると擬音(ぎおん)表現が少ないということだ。
〇白い牡馬がヒヒーンと鳴いた。→A white stallion crowed. 「ヒヒーンと鳴く」という動詞がcrowみたいだ。stallionはオスの馬。male horseとした方がいいかもね。英語では動物のオスとメスで呼び方が違う。性別で差別することは良くないことなので将来はこんな言い方は消えて行くかもね。
〇黒いメス馬がヒヒーンと鳴いた。→A black female horse crowed.

〇雄鶏がコケコッコーと朝を告げた。→The rooster told the moss Kokkokko in the morning. 雄鶏(オンドリ)はroosterだ。では牝鶏(メンドリ)はhenです。変な話だね。この英語の文はGoogle翻訳の失敗例です。「コケコッコー」を見たとたんAIの頭脳(ずのう)は思考停止状態。the mossは植物の苔(コケ)です。toldはtell(告げる)の過去。告(つ)げるという動詞(行為)は「誰が誰に何を告げる」のかを示さないと不完全。そこでAIは鳥さんが苔(こけ)さんに何か(Kokkokko)を告げたと考えたんだ。in the morningは「朝に」だけど、本当は朝だよと告げたんでしょう。

Google翻訳は一見便利だけど、英語の癖(くせ)を知らないと使いこなせない。そのためには英語の勉強が必要なわけ。次のように日本語を変えるとうまく行くよ。

〇雄鶏が朝を告げ、彼は目を覚ました。→The cock told the morning and he woke up. 今回はroosterがcockに変わってしまった。鶏(にわとり)は chickenが一般の名詞だね。でも、英語は性差別が強い言語だ。家畜の場合、オスとメスの役割分担が決まっている動物はそれを表す言葉も複雑。鶏(ニワトリ)のオスは卵を産まない。牛のオスは乳を出さない。朝鳴くのは必ずオンドリか。このあたりは英語の専門家でも頭を悩ませる問題かもしれないね。

日本語と違う英語表現
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